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年積月(としみつき=師走の別名)のカレンダー(2017.12.03 SUN.)


師走に入り、あちらこちらから来年のカレンダーを戴くようになりました。

ということは、言わずもがな2017年(平成29年)の暦が名残惜しくなったということです。
たかがカレンダーと言いましても、一年365日身近に置くものです。宣伝効果があるものですから、各社様々な趣向を凝らした芸術的な価値のあるカレンダーを作っています。

落ち着いてじっくりカレンダーの絵を眺める場所には、観て飽きないもの眺めて楽しいものをかけることになります。
河鍋暁翠 筆 による「百福図」は、ある広告代理店の2017カレンダーの最後の月を飾る面白い趣向です。

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鼓で舞を舞う女、囲碁将棋に夢中になる女、百人一首に興じる女、睨めっこをしたり愛玩動物を抱く女。琴、三味線、横笛で演奏を楽しむ女。罰ゲームなのか顔に墨を塗られるのを嫌がる女。新生児を湯浴みさせる女たちもいます。
いずれも福福とした豊かな体躯で、楽しいことに興じて笑顔を振りまいています。
後ろ向きや重なり合っている女性を含め、本当に百人いるのだろうか?
カレンダーを壁から外し、眼鏡を掛け直してじっくり観察し数えてみましたが‥‥、97人しか認識できませんでした。犬猫たちも笑い顔ですので、そこらへんも含めて約100人の福と言うことにしておきましょう。なんとも微笑ましい百人の女たちです。

ところで何十年と続けてきた当店の日はぎカレンダーは、紆余曲折あって、ついに終わりとなりました。
時代遅れの「日はぎカレンダー」を必要と思ってくださるお年寄りたちもいらっしゃったのですが、ここ何年かは数十部単位で配り残りが出るようになりました。アナログカレンダーの宿命でしょうか?
そんなわけで、百部単位での注文が負担に思えておりました。多分、当店創業以来から続いたお歳暮だったのだろうと思いますが、長く続いた習慣にピリオドを打つ決断をしたのでした。待っていてくださった方たちにごめんなさい!

同じ広告代理店から、来年用にはどんなカレンダーが送られてくるのでしょう。
勝手ながら、工夫のある楽しいアナログカレンダーを待っている古い人間の私です。
それともまだ届いていないカレンダー、もしかして今年で終わりになるのかな?


# by hanatabi-haruko | 2017-12-03 14:28 | 雑事

小春日和(2017.11.27 MON.)


雨雪(あめゆき=霙・みぞれ)混じりの寒い日が続いていましたが、今日は久しぶりの小春日和でした。

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二日後にはまた雨雪そして雪になるようですから、青空を目の奥のフィルムに焼き付けておかなければ‥‥

b0226219_16340970.jpg毎年今頃、約束していたように咲いてくれる「ジャコバサボテン」も満開になりました。

  
曇天続きの日にはどうするか?
撮りためた写真の中からお気に入りの花を引き出しては眺めています。

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東博で観た秋の花の絵。


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b0226219_16343085.jpg先日東京で出会った秋の花たち。「フジバカマ」「シュウメイギク」「シャリンバイ」


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今週末にはもう「師走」に突入です。
慌ただしい日々がやってきます。


# by hanatabi-haruko | 2017-11-27 16:44 | 雑事

美味しい東京見〜つけた!(2017.11.22 WED.)


連休二日目の月曜日。10時頃までホテルでゆっくり休んでからのチェックアウトです。
なんせ前日の早朝雪の秋田を発ち、万難を排して「運慶展」に臨んだのですから‥‥老体には応えます。

b0226219_16561378.jpg19日、前夜からの雪で朝7時台のフライトが危ぶまれましたが、無事出発できました。

 
b0226219_17000097.jpg東京駅  

この日の東京は気温10℃以下の冷え込みでした。


b0226219_16563044.jpg新しくなった東京駅、丸の内北口で息子と待ち合わせて


b0226219_16571611.jpg東京ステーションギャラリーで「シャガール展」を観ました。


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無理をせず近場で。全てを「運慶展」に向けて、控えめに行動する慎重さでした。

目的の「運慶展」、満足のゆく拝観をした日曜日のホテルは

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水道橋・後楽園の真ん前です。
 



明くる二日目は、例によって休館日の美術館の多い中、

b0226219_16573071.jpgパナソニック 汐留ミュージアムで
「カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち」を観ました。


農民や貧しい人たちに寄り添う生き方を選んだルオーの絵は、印象深いものが多くありました。

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人が人を裁く裁判の場面。
花形である弁護士は右手前の眼鏡の男性、自信有り気です。
どんな罪を問われているのか?被告人は右奥に伏し目がちに佇み、傍聴席には町の有力者なのか、席に踏ん反り返っています。正面に居並ぶ裁判官の顔は、黒く太い線で描かれてはいますが、よ~く見ると目は描かれていません。人格がないと言いたいからなのでしょうか?



遅めの昼食は山手線お茶の水駅からぶらぶら歩いて、神田の蕎麦屋「まつや」に行ってみました。

b0226219_16575330.jpgこの辺りは蕎麦屋の激戦区です。


午後1時を過ぎていましたが、60席ほどの店内は満席。しばらく待ちますと、幸いにもそば打ち室の前、店内を一望できる隅っこの席に案内されました。背もたれのない椅子、小さめのテーブルには当然相席です。
注文をして待つ間店内を見回しますと、開店早々にいつもの席に陣取っているのだろうか、つまみに燗酒の徳利を立てて呑んでいるご常連らしき老年のグループが3,4組みおられます。また観光客でしょうか、アジア系ヨーロッパ系の若者が数組。老若男女がぎっしり座って賑わっています。
当然ですがスマホに夢中になって席に居座る若者は見当たりません。無心で味わう、そんな雰囲気がそうさせているのだろうかと思います。

注文した「わさび生湯葉」と「焼き鳥」をつまみにぬる燗1本が運ばれてきましたので、「お蕎麦、注文しておいたほうがいいでしょうか?」と尋ねますと、「すぐできますので大丈夫です」とのこと。
菊正宗のぬる燗お銚子1本が空き、「カボスおろし蕎麦」を注文すると間もなく蕎麦が運ばれてきました。
ちょうど20日から新蕎麦だそうで、これも運の良いこと。
メニューを見ますと、バラエティ豊かリーズナブルの下町の食堂風です。
飲み物もビールは大手銘柄三社のそれぞれ大中小瓶があります。食べ手飲み手の都合が大切にされていることがよくわかります。多分口うるさいご常連の希望が反映されているのかもしれませんね。嬉しいことです。

混雑していてもお客が殺伐としていないのは、美味しいものをいただいている満足感と、店員さんの丁寧で静かな接客のせいなのかもしれません。

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美味しい「江戸の蕎麦」を体験させていただきました。


気温は上がらず日陰はひんやりしますので、羽田空港までの便のよい「旧芝離宮恩賜庭園」をゆっくり散策。
超高層ビル群に囲まれた空間で時間を潰しました。

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念願の仏像に会え、美味しいものを食べ、余裕のある日程で体力的にも楽な良い旅でした。
(ゲッ、これって完全に老人の旅の楽しみ。冥土の土産ですよね!)



# by hanatabi-haruko | 2017-11-22 17:12 | | Comments(1)

東博・運慶展(2017.11.21 TUE.)


私の事務机の横には、「大日如来坐像」の横顔の大きな写真があります。


b0226219_15400751.jpgずいぶん前に旅友のSさんが送ってくれたカレンダー写真のうちの一枚です。
言わずもがな、作者は運慶、国宝です。

奈良は忍辱山円成寺の仏像、運慶25才、現存する運慶最も若い頃の作だそうです。




初めてポスターを見た時から、生身の人間をイメージできる、穏やかで凛々しい人間的な(?)面立ちに惹かれていました。
仏像に人間的魅力を感ずるのは許されるのか?鎌倉の大仏さまを詠んだ与謝野晶子の短歌に

『鎌倉や 御仏なれど釈迦牟尼は 美男におわす 夏木立かな』というのがあります。

私の場合は、信仰心があるわけでもなく、仏教に帰依しているわけでもないのに、このイケメン仏画を眺めるだけで、荒れた気持ちが癒されてゆく‥‥ありがたい存在?でした。

b0226219_15401169.jpg東博の「運慶展」に出品されているこの仏様を観てみたい!長蛇の列に並ぶのも厭わない。
それが今回の旅の最大の目的でした。



そして同じく運慶作の興福寺の「無著菩薩立像」と「世親菩薩立像」にも会って観たいと思っていました。

b0226219_15401403.jpg長谷川宏著「日本精神史」上 第16章 仏師・運慶 その新しい造形意識で紹介されて以来気になっていました。
(大日如来の正面写真、菩薩立像の写真はいずれもAERA2017.11.6号より) 


b0226219_15401868.jpg忍辱山円成寺の「大日如来坐像」。想像以上に凛とした美しさに心打たれました。



悟りを得た如来といいながら、宝冠や瓔珞に飾られた「大日如来」。
修行中の菩薩といいながら、質素な衣を纏った修行僧のような「無著・世親両菩薩像」。
貴族社会から武士社会へ、時代が必要とした仏像も定朝~慶派へと飛躍的に変わりました。
運慶が活躍した時代の生き生きとした表情、力強い体躯の仏像に魅せられました。

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八大童子立像。今回は運慶作といわれる6体が勢揃いするという迫力です。


b0226219_15402856.jpg高山寺の子犬。



b0226219_15403166.jpgこちらは根付の戯れる子犬。
運慶展の待ち時間を考慮して、本館の収蔵品も見て回りました。
来年の干支は『戌』ですね。



会期は11月26日まで、運慶展は大人気。上野公園入り口のチケット売り場では「午後1時現在の待ち時間は40分』と言われました。

b0226219_15403993.jpg東博敷地内のレストラン「ゆりの木」でゆっくりお茶をして


b0226219_15404369.jpg東博本館玄関前、ゆりの木の大木は葉を落としていました。


東博本館の中で得た情報では「午後3時現在の待ち時間は30分』とのこと。幾分空いてきたかな?

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意を決して会場の平成館前に並んだのは3時半。初冬の太陽は早々と傾き始めていました。
待ち時間は20分程で入場できましたが‥‥館内は大混雑。
隙間を縫って前に進んでの鑑賞。ショップコーナーも休憩所も人と人とが肩をぶつける混雑ぶりです。

ずっと立ち止まっているわけにはいきませんので、流れに沿って 展示室を3周りほどしました。
閉館が近づいた4時半頃には流石に空いてきましたので、しばらく「大日如来」さんの前に佇むことができました。
「閉館間際が空いていていいよ!」とのナビゲーターの忠告があればこそでした。
いや〜、満足です。今回の旅の大きな目的は果たせました。



# by hanatabi-haruko | 2017-11-21 15:51 |

霜月のころ(2017.11.14 TUE.)


日曜日、大森山から望む海(濵田あたり)は荒れていました。
天気予報では、ここ一週間ほど晴れの日は望めないようで、西高東低、日本海側の典型的な冬の天気です。

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天気を気にしながらの「吊るし柿」のお世話も先週で終わりました。
この秋に収穫したお米に引き続き、果物たちもやってきました。贅沢なことです。ご馳走さまです。

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b0226219_13163257.jpg庄内柿(渋抜きした)をいただきました。


b0226219_13163621.jpg王林かな?ふじ全盛ですが、硬め黄色の王林もいいですね。


b0226219_13164007.jpg秋の果物の王者「ラ・フランス」。
香りと食感が魅力的!
山形から送られてきたとか。お裾分けです。


b0226219_13164645.jpg干し終えて、冷蔵庫で眠らせている「干し柿」も出してみました。

白い粉がふいて、美味しそうになりました。
出来栄えは?お味はどうでしょうか?


外は雨。雷も聞こえます。
美味しい秋の実りをたくさん身体に摂り入れて、炬燵でぬくぬく‥‥冬眠したい気分で〜す。





# by hanatabi-haruko | 2017-11-14 13:21 | 雑事