花・旅・人

karyonin.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

カテゴリ:旅( 153 )

弘前の酒蔵を訪ねて(2018.02.20 TUE.)


06:30ころ、日の出の時刻が早くなりました。17:20ころ、午後5時を過ぎてもまだ暗くなりません。もう2月も下旬、これは春の兆しと言って良いのでしょうか?

相変わらずの西高東低の気圧配置、強風も吹く予報ですが、休みの18日に思い切って北に向かって出かけました。

b0226219_16052688.jpg電車で雪原を走り、

 
b0226219_16053429.jpg川を渡り


b0226219_16053848.jpgトンネルをくぐり


b0226219_16054658.jpgラッセル車が駐機する駅を通り過ぎ、


b0226219_16054284.jpg次第に雪が深くなり、吹雪が窓ガラスに張り付いてきました。


b0226219_16054976.jpg構内に寄せられた雪の壁に驚いていましたら、車内アナウンスが!


ここは「大館駅」です。この先花輪線は運休。
奥羽本線もここでストップしてしまいました。

b0226219_16055386.jpg


b0226219_16055803.jpg振替バスの案内で更に目的地の青森県弘前市に向かうことになりました。


b0226219_16060126.jpg大好きな秋田犬の像に見送られて、バスが出発です。


b0226219_16060947.jpg霧氷


b0226219_16061338.jpg針葉樹に張り付いた雪が固まり始め、やがてスノーモンスターに成長してゆく過程を見るような景色です。


b0226219_16061640.jpg到着予定時刻を1時間ほど過ぎてなんとかたどり着きました。
待っていてくださった酒蔵の社長さん。
「今年もよろしくお願いいたします」


弘前の『豊盃さん。』
お付き合いはまだ浅いのですが、穏やかな方です。ガサツな自分が恥ずかしくなるほどです。
出会いを大切にされ、他人(ひと)に見返りを求めたりしない‥‥。駅まで送ってくださった車中での会話からも、そんなお人柄を感じ取ることができました。
む〜、ほぼ同じ年代の私たちにとりまして、憧れの遠い目標でもあります。いつか蔵元さんの人生哲学をじっくり伺いたいと思いました。豊盃さんのお酒をいただきながら。
ありがとうございました。お世話になりました。

b0226219_16062383.jpg

b0226219_16062668.jpg帰路、奥羽本線・秋田まではなんとか運行していました。

それにしても今年は気温が低く雪に悩まされています。


b0226219_16062940.jpg
田畑に凍りついた雪の塊が溶けて、春が順調にやってくることを願うばかりです。
♪ は〜るよ来い は〜やく来い ♪ (冬ごもりから脱出する日を心待ちにしていま〜す!)





by hanatabi-haruko | 2018-02-20 16:18 |

真冬の男鹿半島(2018.01.16 TUE.)


ひと月一度の折角の連休でしたが、計画していた遠出をやめて身体を休めています。
とは言うものの近場で気分転換できないかと、この季節らしいところ=男鹿半島に車で出かけました。

天候が荒れています。気温は5℃、男鹿半島が近ずくと横殴りの雨が車の窓を叩きつけます。
雪こそ降ってはいませんが、これぞ日本海沿岸の冬の秋田です。

男鹿の海は白波がたち荒れ狂っています。

b0226219_08521531.jpg
海岸線を北上しますと、小さな湾に沿ってへばりつく小さな漁村が、海鳴りに家々の戸を閉ざして人っ子一人見当たりません。そりゃそうですよね。荒れた海に漁に出ることもできず、好んで悪天候を体験しようとする観光客がいるわけもなく、暴風雨が通り過ぎるのをただひたすら待つしかありませんから。
こんな日がひと冬に何日あるのだろうか?

b0226219_08522311.jpg

b0226219_08522669.jpg


b0226219_08522093.jpg

加茂青砂の切り立った崖の真下、押し寄せる白波に漁村は静まり返っています。

b0226219_08522921.jpg

b0226219_08523479.jpg

車窓のガラスには水滴が絶え間無く張り付き、せわしなく作動するワイパーが切り開くフロントガラスの視界だけが頼りです。カーブをいくつも曲がり入道崎へ坂を登って行くうちに、久しぶりに車酔いをしてしまいました。フ~!

b0226219_08523733.jpg


時折走る閃光。月曜日だった所為もあってか、入道崎の駐車場に止まる車もまばらです。
もちろん車から降りて灯台あたりまで歩いている人も見当たりません。
低気圧が日本海秋田沖あたりを通過する日に、テレビや車のない昔、ここで生活を営んだ人たちは冬をどう過ごしたのだろうか?あれこれ思いを馳せながら、一度も車から降りずに秋田市内に戻ってまいりました。

車窓から眺める暴風雨の冬の男鹿半島は厳しい自然環境でした。が、私たちは恵み多い良い季節の男鹿半島も知っています。
来たる春への期待を一層大きくいたしました。



by hanatabi-haruko | 2018-01-16 08:59 |

美味しい東京見〜つけた!(2017.11.22 WED.)


連休二日目の月曜日。10時頃までホテルでゆっくり休んでからのチェックアウトです。
なんせ前日の早朝雪の秋田を発ち、万難を排して「運慶展」に臨んだのですから‥‥老体には応えます。

b0226219_16561378.jpg19日、前夜からの雪で朝7時台のフライトが危ぶまれましたが、無事出発できました。

 
b0226219_17000097.jpg東京駅  

この日の東京は気温10℃以下の冷え込みでした。


b0226219_16563044.jpg新しくなった東京駅、丸の内北口で息子と待ち合わせて


b0226219_16571611.jpg東京ステーションギャラリーで「シャガール展」を観ました。


b0226219_16572314.jpg
無理をせず近場で。全てを「運慶展」に向けて、控えめに行動する慎重さでした。

目的の「運慶展」、満足のゆく拝観をした日曜日のホテルは

b0226219_16573778.jpg

水道橋・後楽園の真ん前です。
 



明くる二日目は、例によって休館日の美術館の多い中、

b0226219_16573071.jpgパナソニック 汐留ミュージアムで
「カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち」を観ました。


農民や貧しい人たちに寄り添う生き方を選んだルオーの絵は、印象深いものが多くありました。

b0226219_16574927.jpg
人が人を裁く裁判の場面。
花形である弁護士は右手前の眼鏡の男性、自信有り気です。
どんな罪を問われているのか?被告人は右奥に伏し目がちに佇み、傍聴席には町の有力者なのか、席に踏ん反り返っています。正面に居並ぶ裁判官の顔は、黒く太い線で描かれてはいますが、よ~く見ると目は描かれていません。人格がないと言いたいからなのでしょうか?



遅めの昼食は山手線お茶の水駅からぶらぶら歩いて、神田の蕎麦屋「まつや」に行ってみました。

b0226219_16575330.jpgこの辺りは蕎麦屋の激戦区です。


午後1時を過ぎていましたが、60席ほどの店内は満席。しばらく待ちますと、幸いにもそば打ち室の前、店内を一望できる隅っこの席に案内されました。背もたれのない椅子、小さめのテーブルには当然相席です。
注文をして待つ間店内を見回しますと、開店早々にいつもの席に陣取っているのだろうか、つまみに燗酒の徳利を立てて呑んでいるご常連らしき老年のグループが3,4組みおられます。また観光客でしょうか、アジア系ヨーロッパ系の若者が数組。老若男女がぎっしり座って賑わっています。
当然ですがスマホに夢中になって席に居座る若者は見当たりません。無心で味わう、そんな雰囲気がそうさせているのだろうかと思います。

注文した「わさび生湯葉」と「焼き鳥」をつまみにぬる燗1本が運ばれてきましたので、「お蕎麦、注文しておいたほうがいいでしょうか?」と尋ねますと、「すぐできますので大丈夫です」とのこと。
菊正宗のぬる燗お銚子1本が空き、「カボスおろし蕎麦」を注文すると間もなく蕎麦が運ばれてきました。
ちょうど20日から新蕎麦だそうで、これも運の良いこと。
メニューを見ますと、バラエティ豊かリーズナブルの下町の食堂風です。
飲み物もビールは大手銘柄三社のそれぞれ大中小瓶があります。食べ手飲み手の都合が大切にされていることがよくわかります。多分口うるさいご常連の希望が反映されているのかもしれませんね。嬉しいことです。

混雑していてもお客が殺伐としていないのは、美味しいものをいただいている満足感と、店員さんの丁寧で静かな接客のせいなのかもしれません。

b0226219_16575783.jpg
美味しい「江戸の蕎麦」を体験させていただきました。


気温は上がらず日陰はひんやりしますので、羽田空港までの便のよい「旧芝離宮恩賜庭園」をゆっくり散策。
超高層ビル群に囲まれた空間で時間を潰しました。

b0226219_16580378.jpg

b0226219_16580822.jpg


b0226219_16581132.jpg

念願の仏像に会え、美味しいものを食べ、余裕のある日程で体力的にも楽な良い旅でした。
(ゲッ、これって完全に老人の旅の楽しみ。冥土の土産ですよね!)



by hanatabi-haruko | 2017-11-22 17:12 | | Comments(1)

東博・運慶展(2017.11.21 TUE.)


私の事務机の横には、「大日如来坐像」の横顔の大きな写真があります。


b0226219_15400751.jpgずいぶん前に旅友のSさんが送ってくれたカレンダー写真のうちの一枚です。
言わずもがな、作者は運慶、国宝です。

奈良は忍辱山円成寺の仏像、運慶25才、現存する運慶最も若い頃の作だそうです。




初めてポスターを見た時から、生身の人間をイメージできる、穏やかで凛々しい人間的な(?)面立ちに惹かれていました。
仏像に人間的魅力を感ずるのは許されるのか?鎌倉の大仏さまを詠んだ与謝野晶子の短歌に

『鎌倉や 御仏なれど釈迦牟尼は 美男におわす 夏木立かな』というのがあります。

私の場合は、信仰心があるわけでもなく、仏教に帰依しているわけでもないのに、このイケメン仏画を眺めるだけで、荒れた気持ちが癒されてゆく‥‥ありがたい存在?でした。

b0226219_15401169.jpg東博の「運慶展」に出品されているこの仏様を観てみたい!長蛇の列に並ぶのも厭わない。
それが今回の旅の最大の目的でした。



そして同じく運慶作の興福寺の「無著菩薩立像」と「世親菩薩立像」にも会って観たいと思っていました。

b0226219_15401403.jpg長谷川宏著「日本精神史」上 第16章 仏師・運慶 その新しい造形意識で紹介されて以来気になっていました。
(大日如来の正面写真、菩薩立像の写真はいずれもAERA2017.11.6号より) 


b0226219_15401868.jpg忍辱山円成寺の「大日如来坐像」。想像以上に凛とした美しさに心打たれました。



悟りを得た如来といいながら、宝冠や瓔珞に飾られた「大日如来」。
修行中の菩薩といいながら、質素な衣を纏った修行僧のような「無著・世親両菩薩像」。
貴族社会から武士社会へ、時代が必要とした仏像も定朝~慶派へと飛躍的に変わりました。
運慶が活躍した時代の生き生きとした表情、力強い体躯の仏像に魅せられました。

b0226219_15402288.jpg
八大童子立像。今回は運慶作といわれる6体が勢揃いするという迫力です。


b0226219_15402856.jpg高山寺の子犬。



b0226219_15403166.jpgこちらは根付の戯れる子犬。
運慶展の待ち時間を考慮して、本館の収蔵品も見て回りました。
来年の干支は『戌』ですね。



会期は11月26日まで、運慶展は大人気。上野公園入り口のチケット売り場では「午後1時現在の待ち時間は40分』と言われました。

b0226219_15403993.jpg東博敷地内のレストラン「ゆりの木」でゆっくりお茶をして


b0226219_15404369.jpg東博本館玄関前、ゆりの木の大木は葉を落としていました。


東博本館の中で得た情報では「午後3時現在の待ち時間は30分』とのこと。幾分空いてきたかな?

b0226219_15404832.jpg
意を決して会場の平成館前に並んだのは3時半。初冬の太陽は早々と傾き始めていました。
待ち時間は20分程で入場できましたが‥‥館内は大混雑。
隙間を縫って前に進んでの鑑賞。ショップコーナーも休憩所も人と人とが肩をぶつける混雑ぶりです。

ずっと立ち止まっているわけにはいきませんので、流れに沿って 展示室を3周りほどしました。
閉館が近づいた4時半頃には流石に空いてきましたので、しばらく「大日如来」さんの前に佇むことができました。
「閉館間際が空いていていいよ!」とのナビゲーターの忠告があればこそでした。
いや〜、満足です。今回の旅の大きな目的は果たせました。



by hanatabi-haruko | 2017-11-21 15:51 |

曇り空の下、紅葉見物(2017.11.06 MON.)


本格的な冬を前にして、秋田の天気は時折り晴れ、一時雨の不安定な「曇り」続きです。
干し柿を吊るして一週間、毎日数回は雨空を気にして、軒下から家の中に竿を取り入れます。
いくら天気予報で「今晩は曇り」と言われても、すっかり信じるわけにはいきません。
夜中にピンポイントで我が家周辺に降る雨の音にハッと目を覚まし、軒下の吊るし柿の竿を部屋に取り入れたことも数回ありますから。

そんなわけで、「日中の天気は曇り」と、気象庁が予報しているのですから、吊るし柿の竿を出しっぱなしにはできません。部屋に入れ、ガラス戸は全開して風通しをよくしてから出かけました。

b0226219_13510761.jpg
角館あたりはどうかしら?田沢湖周辺はまだ紅葉が残っているかしら?

田沢湖まで足を伸ばし(ドライブ)、湖畔一周。

b0226219_13511108.jpg

b0226219_13511668.jpg


アジア地区からと思われる観光客を案内してきたのか、バスが止まり混雑している「金色のタツコ像」あたり。
ホテルレストラン街、御座の石は人影もありましたが、そのほか湖周の約70パーセントほどはすれ違う車も少なく静かなものでした。


数台しか駐車していない「たつこ茶屋の駐車場」に車を止めました。

b0226219_13512597.jpg駐車場入口の立派な松の木が目印です。


b0226219_13513082.jpg一対の塚に気づき


b0226219_13515068.jpg説明書きを読んでみますと、耕作地の少ない田沢湖周辺に住む人たちの生活を支えた収入源は、湖での「クニマス漁」と「養蚕」だったそうで、


「クニマス」「蚕」を供養する塚二基はいっ時の観光化で取り潰され、また再現されたのだそうです。
観光資源とはなんなのか?この地域に積み重ねられてきた生活文化が、置き去りにされたことを今見直さなければならないと、気づいたのでしょうか?

入館はしませんでしたが、駐車場すぐそばには「クニマス館」が新設されていました。
かつてこの地で盛んだった「クニマス漁」は、玉川ダム建設、玉川からの強酸性水の導水などで壊滅しました。
絶滅してしまったと言われた田沢湖のクニマス。そのDNAを持つ「幻のクニマス」が山梨県西湖で何十年ぶりに発見され、故郷田沢湖に再び「クニマス」の里帰りをと話題になったのも記憶に新しいことです。
(田沢湖にクニマスを‥‥湖水の中和など解決されるべき課題が多すぎて、見通しは立っていないようですが。)

b0226219_13513638.jpg

b0226219_13515447.jpg
角館あたり、道すがらの紅葉も最高です。
日当たりの良い場所の紅葉、枝に残されたたくさんの渋柿、人家の残菊を眺め、里の秋も満喫しました。

帰宅してまず柿の様子を見て、相変わらずの曇り空ながら竿を軒下に移しました。





by hanatabi-haruko | 2017-11-06 14:09 |

台風21号にもめげずに、秋の京都へその2(2017.10.25 WED.)


京都二日目、目が覚めて気になる天気予報をまず確認しますと、行ってみようと考えていた琵琶湖東岸の様子は‥‥、交通機関も止まっていて、行きたいと思った「彦根城」には行けそうにありません。(後で彦根城の壁が一部崩落したと知りました。周辺に避難勧告も出ていました。お気の毒です。)
月曜日の観光は選択肢が限られます。美術館関係はほとんど休館。開いて居るのはお城か寺か神社ですので、計画練り直しです。

b0226219_16344191.jpg雨といえども京都の中心部は、アジア地域からの観光客であふれています。
街中は避けて周辺のお寺をじっくり観るのもいいかもしれません。

先回訪ねたことのある「東福寺」をもう一度訪ねることにしました。

高校生の通学路ににもなっている小路には、染まり始めた「ピラカンサス」の実が‥‥。
この近くには確か高校がありました。


b0226219_16344495.jpg「臥雲橋」


b0226219_16344739.jpg臥雲橋から「通天橋」が見えます。


b0226219_16345180.jpg通天橋を渡って見ましょう。


b0226219_16345430.jpg臥雲橋と通天橋の間の深い渓谷「洗玉澗」の木々は、紅葉への助走を初めていました。
さぞかし見事な景色なのでしょう。でも紅葉の時期には見物人が溢れて、この静寂は味わえないことは確かです。水音が聞こえる通天橋の上でひんやりとした空気の中、想像を膨らませました。

紅葉の名所でもある東福寺は、テントを用意したり大勢の観光客を受け入れる準備に追われていました。
11月12月はここには近づけないかもしれませんネ。


b0226219_16345797.jpg通天橋を渡りきった奥には「開山堂」が。


b0226219_16350227.jpg
「思遠池」の向こうに、ギリシャの神殿を思わせる巨大な山門が! 何度見ても圧巻です。
三門に登れるのは「11月からです」とのこと。山門周辺を散策です。

b0226219_16350662.jpg三門から本堂(仏殿)への道の両側には白いお茶の花が咲き始めていました。
禅宗のお寺の境内に煎じて飲める「お茶」の垣根はふさわしいのかもしれません。


b0226219_16350950.jpg本堂を覗きますと‥‥


お寺をもう一箇所は回れそうです。
前回泉涌寺門前の塔頭は尋ねながら、時間切れで見学できなかった「泉涌寺」まで行って見ました。

b0226219_16351558.jpg泉涌寺「仏殿」は


b0226219_16351900.jpg門を入って大坂を降った所にありました。


b0226219_16352380.jpgここは皇室所縁の霊明殿をお守りするお寺でもあります。


ななんと、ラッキーなことに、普段は公開されていない「舎利殿」の扉が開いて居て、「こちらも見学できますよ」と、手招きされました。
なんでもこの期間、『観◯光2017』の会場にもなっていて作品が泉涌寺のあちらこちらに展示されていて、その鑑賞のため公開されて居るんだそうです。

「舎利殿」では、狩野雪山の龍の天井画や、十六羅漢の板絵、舎利塔と両脇の月蓋長者、韋駄天の像も観ることができました。
鳴き龍は鳴きのスポットを教えてもらい、わたし得意の拍手で見事な音を響かせることができました。
「BI・bi・bi・bi‥‥」はっきり力強く余韻を聞きました。
※ 私、拍手を響かせるのは得意です。コンサートホールで楽団の名演奏を聞き賛美を表したいときには、大きな拍手をすることが一番です。そんな訳で、掌を少し丸くして拍手を大きく響かせることができるようになりました。 

遅い昼飯は知り合いが最近始めたというお店で、京風三段弁当を時間をかけていただきました。
お店は「高台寺」のそば、板塀小路にありました。

b0226219_16352776.jpg

b0226219_16353077.jpg


b0226219_16353393.jpg

b0226219_16353652.jpg午後7時発のフライトに備えて「INODA珈琲」京都駅店で一休みです。


街中に、ますます観光客目当てのお店が増えたのには驚きました。
八坂神社に向かう四条通りの両側は、暗くて奥深い古い店舗から、外国人目当て明るい照明のお土産品売り場に店舗改装されていました。
また、八坂さんの境内や通りを歩く着物姿の女性(時に男性も)のほとんどが観光客、着物をレンタルするお店もあちこちにありました。流行りそうなもの、儲かりそうなものなら商機を逸せず商売替えするのでしょうね。そのエリアはもうかつての京都ではなく、『いらっしゃい、いらっしゃい!京都はここです!』みたいなテーマパークに見えました。
そんなすっかり変わってしまった(劣化した?)京都の表通りを、観光立地で成功したと言えるのか?京都に住んで居る人がそれで満足しているのか?聞いてみたい気がしました。

京都の寺院はどこも紅葉の名所です。11月に入れば紅葉見物客が増えて今以上に人の波が押し寄せます。
今回、比較的人の少ない季節に、静かな寺院の佇まいや所縁の仏像を尋ねて、つくづく感じました。
自分は、混雑する人混みの中で観光したり紅葉を愛でるのは苦手なのだと。

奥深いところです。調べればまだまだ静かな京都はあるようです。
京都の魅力をまた一つ知った良い旅でした。


by hanatabi-haruko | 2017-10-25 16:48 |

台風21号にもめげずに、秋の京都へ(2017.10.24 TUE.)


22、23日(当店の)連休には、祇園祭後祭りキャンセルから3ヶ月でのリベンジ、早秋の京都に行ってまいりました。
台風21号日本列島直撃の不安を抱えながらのフライトはビクビクでした。

b0226219_19353221.jpg
伊丹空港は曇天の雨模様、こんな天気では観光はどうなのかしら?

b0226219_19353806.jpg
とりあえず一番目的の「京都博物館・国宝展」の京都国立博物館の前に行ってみますと、横殴りの雨の中、予想通り傘をさした長蛇の列が‥‥無理ですね。ずぶ濡れで並ぶことを諦めて、

b0226219_19354208.jpg
京・博のすぐ側の三十三間堂を覗くことにしました。
ここは建物を始め、

b0226219_19355008.jpg


重要文化財の千体の千手観音菩薩立像を背に、中心には国宝千手観音菩薩坐像、脇侍には風神雷神像、二十八部衆、などなど国宝のオンパレードです。雨宿りも兼ねて、丁寧にじっくり鑑賞できました。
う〜素晴らしい!

b0226219_19355381.jpgb0226219_19355741.jpg
b0226219_19360075.jpg

時刻は11時半、再び京・博の前を見ますと‥‥先ほどのチケットを購入する長蛇の列が無くなっています。
ひと段落したようです。

b0226219_19360423.jpg
せっかくのチャンスに入館しない手はありません。

b0226219_19360891.jpg

さすが開館120周年、国宝というものが誕生してから120年。
「ぜんぶ国宝、純度100%!!」の謳い文句通り、大満足の時間を過ごしました。

火炎型土器、土偶・キュロットを履いた縄文の女神、土偶・豊かな体つきの縄文のヴィーナス。
平等院の雲中供養菩薩像3体、青磁鳳凰耳花入、油滴天目茶碗、俵屋宗達の風神雷神図屏風、空海の聾瞽指帰上巻、餓鬼草子や病草子、信貴山縁起絵巻の巻物等々などなど、どれも魅力的な国宝ばかりです。
空いているところを選んで、でもみたいものをしっかりと鑑賞する。なんと贅沢な! 満足度100%以上の充実感、感動いたしました。

ところで、京都へ来た目的の大切なもう一つは、30年来のお付き合い、Fさんとお仲間にお会いすることでした。

b0226219_19361745.jpg南禅寺門前から移転して、さらに小ぢんまりとしたお店をお借りして、一献傾けようという趣向です。

折から台風接近による土砂降りの雨の中を、お仲間が三三五々お集まりです。


b0226219_19362166.jpg三友居のお弁当を用意してもらい


b0226219_19362570.jpgお酒はもちろん秋田酒8種類を用意。


b0226219_19363314.jpg丹波産の大粒の黒頭巾も


b0226219_19362948.jpg時の経つのも忘れて久しぶりの再会を楽しみました。


とりあえず目的を全て果たして、近づく台風荒れ狂う風雨をホテルの部屋の窓ガラス越しに聞きながら、眠りに着いたのはいつもより一時間も早い11時頃でした。

翌日は一体どうなるのか‥‥成るように成るでしょう。



by hanatabi-haruko | 2017-10-24 19:53 |

紅葉の走り(2017.09.27 WED.)


帰路は八幡平を通って紅葉の走りが見られたらいいなぁ。

b0226219_16281237.jpgところどころに赤を配して、山は色づき始めています。

b0226219_16280625.jpg

b0226219_16280194.jpg
八幡平の駐車場付近はすっかり霧に覆われていました。遠く離れたところから見たら、「八幡平は雲の中」でしょうか。一時間ほど待って見ましたが霧は晴れず、秋田方面に山を降りることにしました。

b0226219_16275481.jpgそれでも諦めきれずに、道端に「ウツボグサ」と「シラタマノキ」を見つけました。
b0226219_16275830.jpg




蒸ノ湯温泉、後生掛温泉を通り過ぎ、大沼で一休み、

b0226219_16275055.jpg




b0226219_09071781.jpg木道を散策しますと、「シロバナトウウチソウ」と「エゾオヤマリンドウ」や「オクトリカブト」が咲いています。

b0226219_09091892.jpg

b0226219_16272557.jpg

b0226219_16272152.jpg


]
b0226219_09160418.jpg山の秋は進んでいて、様々の植物が実をつけています。


b0226219_16273542.jpg湿地は草紅葉のジュータンです。


b0226219_16271222.jpg

b0226219_16271670.jpg


秋を満喫する旅となりました。
平地の外気温は25℃ほどで、まだ夏の名残をとどめています。(扇風機はまだ仕舞えずにいます)
とはいうものの‥‥今週末には気温も下がり、秋は深まってゆくようです。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

by hanatabi-haruko | 2017-09-27 16:52 |

「宮沢賢治」を訪ねる旅(2017.09.26 TUE.)


一世紀余り前、巡り会えたありとあらゆるものに関心を持ち、37歳を生き抜いた宮沢賢治。
科学(天文、岩石、地質、など)農業(植物、動物、肥料設計など)芸術(詩や童話、絵画、音楽など)宗教(仏教)などなど。宮沢賢治が残した作品は未だに私たちを刺激し続けています。
『一つ分かったつもりでも、二つ解らなくなっていることに気づく』と言われる宮沢賢治の世界。また訪ねたくなりました。十数年ぶりです。


b0226219_16301416.jpg「宮沢賢治への旅」<賢治祭の青い夜>
文・短歌を俵万智 、 撮影・名智健二 に誘われて。

 
b0226219_16300972.jpgススキの穂が白く光る、秋晴れの高速道を南東方向に走って、花巻市の「宮沢賢治記念館」に着きました。


b0226219_16300524.jpg

b0226219_16300164.jpg
松林に囲まれた小高い丘の上に建てられた記念館は、賢治が興味を持った多岐にわたる分野が上手に整理され、以前よりわかりやすくなっておりました。
科学、芸術、宇宙、宗教、農‥‥興味を持ち関わって来たすべてのものが織りなす賢治の世界は、見応えのあるものでした。
今回は、最愛の妹トシを亡くした深い悲しみ、自身も病を得て亡くなるまでの年月に残した多くの詩が気になり、見入りました。私たちの年齢のせいかもしれません。

8月の連休に宮城県を訪れ、「寒さの夏はオロオロ歩き‥‥」を体感しヤマセのひどさを知ったばかりです。
理屈や頭で知ろうとしても無理。感覚的に「そうそう、分るわかる」と受け入れられたら、それが賢治の正しい鑑賞方法なのかもしれません。

b0226219_16295738.jpg
 
b0226219_16295150.jpg


b0226219_16294670.jpg

賢治が眠るお墓も訪ねてみたくて、近くの図書館駐車場に車を止めますと、


b0226219_16294191.jpgここは、賢治が教鞭をとった「花巻農学校跡」とのこと。


b0226219_16293637.jpg今は、ぎんどろ公園になっていました。
午後の秋の陽に葉の裏を白く光らせた「銀ドロの木」。


b0226219_16293227.jpg方言そのまま、感動がもろに伝わってくる賢治の詩です。
思いっきりゴテゴテの秋田弁(≒岩手弁=東北訛り)で声を出して夫に読んでもらいました。
う〜、賢治が大好きだった鹿踊りの感動が伝わって来ました!


b0226219_16292846.jpg深く帰依した日蓮宗、花巻に寺を建立することに尽力し、念願だった先祖の墓もここに移したそうです。


b0226219_16292318.jpg


b0226219_16290865.jpg


賢治は13歳の年に県立盛岡中学校に入学、19歳の年には盛岡高等農林学校に入学し、思い出多い幸せな時代を過ごしました。そんな盛岡、宿泊地へ向かいました。



by hanatabi-haruko | 2017-09-26 16:49 |

秋風が立つ寒風山(2017.09.04 MON.)


秋らしさを求めて、近場の男鹿半島寒風山まで車で出かけてみました。(運転はいつも通り夫です)

b0226219_09165841.jpg
↑ 途中秋田港に近づきますと‥‥お〜、大型客船が寄港しているではありませんか!

b0226219_09171176.jpg
「ダイヤモンドプリンセス号」と書かれています。大勢の乗船客が降りてきて、バスに乗り換え(二階建てバスもありました)秋田市中心部方向に移動してゆきます。外国からお出でのお客さんもおられるようです。

9月に入って、ねんりんピックやら、千秋花火やら、川反通りのサンバカーニバルやら、行事や催し物が次々にありますが、まさかこんな大型船までが秋田港に接岸しているとは!今週、来週あたりまで忙しくなりそうです。
そうであればこそ、気分転換骨休めを今のうちにしておきましょう。

b0226219_09171509.jpg
↑ 寒風山へ登って行く途中の棚田、黄金色に色づくまでもう少し秋の日差しが必要なようです。

b0226219_09172712.jpg
↑ 寒風山展望台までの坂道を、秋の花を探しながら歩いて往復してみました。

b0226219_09175894.jpg萩が今盛りです。

 
b0226219_09182210.jpg釣鐘人参

 
b0226219_09175477.jpg

b0226219_09180589.jpg↑ 河原撫子に

← フジバカマかな?




↓女郎花(おみなえし)も素敵です。

 
b0226219_16072380.jpg

ススキも入れて、秋の七草を五つ寒風山に見つけることができました。
そのほかにもはっきり名前のわからない花たちが、強風に身を潜めていました。

b0226219_10134717.jpg

b0226219_10135384.jpg


b0226219_10132170.jpg

b0226219_10133285.jpg
 

b0226219_10114427.jpg

b0226219_09174903.jpg


b0226219_09182748.jpg
ススキの穂が出揃った寒風山は文字通り「寒風」の丘、秋の風が寒いくらいでした。
アレヨアレヨという間に、秋が深まってゆくのです。

by hanatabi-haruko | 2017-09-04 09:43 |