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「美味しいお酒」の応援団(2017.10.19 THU.)


「美味しいお酒」の応援団(2017.10.19 THU.)_b0226219_15303929.jpg
↑ 秋らしい空です。さざ波が浜辺に静かに寄せているような秋雲です。

日本酒が益々美味しくなって、人気が上がって、以前は美味しいお酒は自分や仲間内で楽しめばよかったのですが‥‥、ファンだからこそ、秋田酒を県外の酒好きに勧めてみたくなる今日この頃です。

お客さんで酒選びに迷っている方には、当店近くの<サケナビ>さん、ロケーションが素敵な千秋公園入り口の<松下酒房>さんをご紹介しています。ここ1、2年で次々開店したスタンディングバーです。
秋田酒が手ごろな値段で飲める立ち飲みのお店は、気軽にあれこれチョイスして飲めることが魅力ですし、数ある秋田酒の中から品定めするには最適な場所、適当なアドバイスももらえる日本酒専門のお店です。
夜9時閉店の当店は、「お好みのお酒が見つかってからでも間に合います。購入はそれからでも」と提案します。お客様は、この一本を選ぶ目安になって迷わずに決まりますので助かります。
(仕事とは言いながら、秋田酒をじっくり選んでいただけるのは嬉しいですね。)

今や色々な方たちが担い手になり、秋田酒の宣伝に尽力してくれているのに気付きます。
例えば、タクシーの運転手さんが県外からいらしたお客さんに聞かれて案内しくれることもありますし、秋田駅改札口正面の<観光案内所>さんからも扱い酒の問い合わせをいただくことがあります。
秋田酒の適切なアドバイスができて、お酒を選べそうな店と思われているのならば、その期待に添えるようにと私どもにも力が入ります。
また、出張のたびに「今、人気の秋田の酒」を期待されて、厳選した秋田酒を手荷物で持ってゆかれるサラリーマンも少なくありません。

そして、美味しい秋田酒のファンにはこんな方もいらっしゃいます。
その方自身は下戸なのですが、メンバーの「美味しい!」の笑顔に力を得て、会合があれば労を厭わず、利き酒コーナーや宴席に秋田酒をセッティングし、結果秋田酒のファンを拡大してくれている方です。
先日、「東京で会合があるので、ホテルに秋田酒を持ち込み利き酒会をしてみたい」と相談を受けました。
選りすぐりの2種計10本を選び、発送させていただきました。「飲んでもらえればその美味しさが分かってもらえるはず」の発想です。またまた秋田酒ファンが増えそうでありがたいことです。

ところが、随分悩んだ末の決断であったことを後から知りました。
ホテルから「1.8ℓびん1本につき持ち込み料は10,000円」と言われたそうです。え、そそんな!!(つまり、ホテルで用意する酒を使えということでしょうか?)
それでも予算をなんとか確保して決行されたのでした。「美味しい!」とメンバーが喜こぶ顔が見たくて。
これぞ美味しいお酒の応援団。そこまでしての心意気に脱帽です。

「美味しいお酒」の応援団(2017.10.19 THU.)_b0226219_15304236.jpg無事終わってホッとされたのでしょうね。ご苦労様でした。
御丁寧にお土産までいただきありがとうございます!好物です!!

どんな様子だったのかは、今度来店された時にゆっくり伺いましょう。

 
陰ながら応援する。及ばずながら応援する。そんなスタンスでずっと「美味しいお酒の応援団」を自負してきた私たちですが、今や飲んで美味しかった秋田酒を、自信を持って紹介してくださるファンが多くなりました。(秋田の自慢っこですか?)ありがたいことです。

「美味しいお酒」の応援団(2017.10.19 THU.)_b0226219_15304678.jpg銀杏の実が熟れて落ちています。
踏み込み危険地域です。

 

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「美味しいお酒」の応援団(2017.10.19 THU.)_b0226219_15305386.jpg秋田には珍しく「金木犀」の木です。
秋に京都を旅した時、通りのあちこちから金木犀の香りがしてきたのを思い出します。



言うまでもなく今日の日本酒新時代は、偶然たまたま出現したわけではありません。
将来を見据えた進取の気質があってこそ、たゆまぬ努力と探究心があってこそのブームなのは、自明の理であります。改めて、困難を乗り越えて切り開いてくれた関係者に心から感謝しております。

「生きてるうちにこんな時代がやってくるとは思わなかった!」とは、夫の弁です。
本当にネ~。長生きはするもんですネ~!



by hanatabi-haruko | 2017-10-19 15:40