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イタリアンレストラン「アルケッチャーノ」(2016.11.16 WED.)

泊まりがけで鶴岡市に行こうと決めたのには訳があります。
ひとつは羽黒山の石段を上り下りする体力がまだあるか確かめたかった。
そして、今や超有名になったイタリアンレストラン「アルケッチャーノ」で、ワインを飲みながらコース料理を食べてみたいと思ったからでした。

二つ目の美味しい夕食には大いに期待しておりましたので、いえ、それが本命でしたので、羽黒山下山はもっと慎重にし万全を期すべきでした。

登りもそれなりにキツかったのですが、下りは予想を越えて足に負担のかかるハードなものでした。
五重塔に辿り着いたときには既に右膝の上の筋肉が疲れ切っていて、最後の急坂の登り途中で筋肉が固くなり、なんとか車に乗り込んで湿布薬を貼ったものの今度はピクピク軽い痙攣にみまわれました。初めての経験です。

こんな時に何を考えるか‥‥楽しみにしていた今夜のディナーはどうなる?
私はその前に不安から痛みが増幅する夜を乗切れるのか?心配でした。

最近は必携の保険証を持って、緊急病院で診察を受け、貼り薬をもらい、ホテルで身体を休めて‥‥幸い足の痛みも収まり、大事にならずに済みました。ホッ!
 

レストランにはタクシーで15分。
テーブルに着き6時30分にコース料理がスタートしました。
写真撮影もメモもOK、快く許可くださいましたので、アルケッチャーノ風のイタリア料理をご紹介いたします。

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乾杯は洋梨のスパークリング酒で、
「庄内浜のヒラメの冷たいカッペリーニ」
カッペリーニは<天使の髪>といわれる極細のパスタ

 
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「シマアジとセロリのレモン締め」

 
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「鯛の燻製と平目のテリーヌ」
焦げ目の着いた葡萄の皮がアクセント


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「鯛のゆずオイル煮込み」
皮をむいた暖かいゆずがそのまま食べられる、オイルまんまのスープ
ここで、ローズマリーの香りのする焼いたパンがでました。


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「ハタハタの湯上げと平田の赤ネギ」
シェリービネガーソースで鰰を食するなんて!


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ワインは13ほどある山形県のワイナリーから選んだ3種(内赤は2種)
・シャルドネ系の白ワイン
・高畠 ベーリーズブレンド
・月山ワイン(山葡萄+カベルネ)
全て山形県産です。


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「甘鯛の松笠焼きとじんごえもん芋スープ」
鯛の鱗のカリカリ感としっとした里芋が絶妙。
小松菜のグリーンスープが鮮やか。ここまでは魚料理。


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「月山の天然キノコと水だけのフェデリーニ」
6種の茸は野性的で、苔の匂いを感じる。
レストランの売りのひとつだそうです。


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「藤沢カブと庄内豚の焼き畑仕立て」
ご存じ庄内の赤かぶは山の斜面を焼き畑し植え付けている。
赤蕪の焦げ目はそんな作業をイメージさせます


この時点で食事時間は1時間半を過ぎて、お腹がキツくなっておりました。
止む終えず私は半分の量で調理してもらいました。ふ~
もう一品の「山形牛のビネテッカ赤根ほうれん草」はとても食べられそうもありません。

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「ドルチェ」
デザートは別腹と信じておりましたが、アイスクリームをひと匙舐めただけ。
持ち帰れないだけに残念です。


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「レモンバームのハーブティー」も一口しか飲めませんでした。


日常生活では、6時スタート7時にはとうに終わっている簡素な夕食です。
8時30分までの2時間、こんな長い時間を掛けた夕食は最近全くありませんでした。もうフルコースは無理かな。
「今は満腹でも明日の朝食は食べられますよ!」とウエイターさんに言われ、全くその通りだったのには驚きました。
御馳走さまでした! ちょっと残念な、でも予定を変更せずにすんで、大満足の夕べになりました。

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満腹で食べられなかった「山形牛と赤根ほうれん草」は手土産にしてくれて、帰宅した日の夕食に軽く温めとっても美味しく頂きました。
お気遣いありがとうございました。



羽黒山での激しい筋肉痛といい、レストランでの夕食といい、今までの自らの体力認識を一旦捨て去り、身体的限界値を大幅に修正しなくてはならないことを思い知らされました。ヤレヤレ
by hanatabi-haruko | 2016-11-16 16:47 |