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東京で気分転換(2016.06.15 WED.)

気分転換をどうするか?
手っ取り早くは、場所を移動して日常から離れる ☆ 。
ということで飛行機なら1時間で行ける東京にひとっ飛び。12、13日の連休を過ごしました。

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前庭にロダンの彫刻がある(地獄門)国立西洋美術館では「カラバッジョ展」が。


カラバッジョの絵はいままで何枚か観ているけれど、会期最終日と聞けば観てみたくなります。

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『果物を持つ少年』
甘えるような仕草の少年が瑞々しい果物を抱えている。


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『バッカス』
ワインのグラスを片手に、既に酩酊して赤い顔の中性的な青年バッカス。
前に置かれた果物は腐りかけているように見える。


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『メデューサ』の首。
顔のモデルはカラバッジョ自身だそうだ。
平べったい円錐形の楯の形になっている。


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↑ 「エマオの晩餐』
キリスト復活後の出来事を描いている。光と影の絵描きカラバッジョらしい作品。神話に出てくる神を描いた絵とは異なって、自信満々の技巧に走ってはいないように思います。
その他にもカラバッジョの絵と特定された『マグダラのマリア』などありましたが、残念ながら『聖母マリア』を描いた代表的な絵がありませんでした。このことは既に観ていた息子に「宗教画は少ないよ」といわれてはいましたが‥‥。(写真はすべて購入したポストカードです)

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ロダンの『考える人』の付近には、梅雨空に


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クチナシの花や


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ガクアジサイが咲いていました。



その後、関東在住の家族と合流して、

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乃木坂の国立新美術館の「ルノアール展」を覗いてみました。


日頃美術館に行くこともないらしい学生の孫娘と、たまには一緒に美術鑑賞もいいかなと思ったからでした。

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↑ 『都会のダンス』と『田舎のダンス』

超有名な『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』は「木漏れ日の差す空間になぜかシャンデリアがある」ことや、裸婦の豊満さに「デフォルメしたんでなかったらかなりヤバイ体格だね」とか。「コルセットで締め上げておしゃれした女性に比べて裸婦はのびのびしている」とか‥‥。持ち前の観察力を効かせて私の気付かないことを指摘します。

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『猫と少年』では、カバーの掛かった家具は何なのか?で暫く絵を眺めていました。
帰省後偶然に知っのですが、ヨーロッパには炭屋さんがまだ存在していること。テーブルの下に火の起こった炭の容器を入れ、大きなテーブルカバーをかけて暖を取ること(=炬燵)が今でもあることを知りました。たぶんそれかな?
孫娘の素直な疑問から西洋の生活の知恵をひとつ知りました。

美術観賞の後は、銀座の居酒屋さんでお酒を飲んでわいわいおしゃべりを楽しみました。息子と孫娘は日頃食べるチャンスの少ない魚料理を、アレコレ注文し満足したようでした。
都会で一人暮らし、狭い住まいで魚を焼いたりお刺身を一人前買うのは、食生活としては馴染まないのかもしれませんね。

東京で適当な飲食店をみつけるのは大変です。
夕食はインターネット検索で見つけた居酒屋さん、昼食はまだ飲む人が疎らな銀座ライオンで、ゆっくりランチできることがわかりました。
どちらも「当り」でした。
 
by hanatabi-haruko | 2016-06-15 17:48 |