朝は主に新聞、昼夜は店の事務所にBS放送がみられるテレビがあって、その日のニュースその日の社会的な動きを最小限は知るようにしています。
ゴールデンウイークの観光地や道路混雑情報を知らせるニュースがやや過剰に流れる所為もあって、戦後、日本国憲法が施行された大切な記念日5月3日は、GWにすっかり呑みこまれてしまって印象が薄い。かな?
さすがに5月3日(憲法記念日)の数日前から「日本国憲法改憲か護憲か」両方の記事が紹介されるようになりました。
何時ものように気になった記事のみを読もうと、新聞の大見出しに目を走らせていますと
5月2日付け朝日新聞に、作家 島田 雅彦 氏の寄稿文が載っていました。
「(日本国憲法)は理想でも遺物でもない現実的指針」だと、島田氏は書いていました。
世界のあちこちで起きている、民族紛争=戦争、宗教紛争=戦争、経済紛争=戦争のニュースを聞く度に、我が国には「戦争を放棄する平和憲法」があるのだから武器をもった戦いはしない。と、安心している自分がおりました。
ところが最近なんだか雲行きが妖しくなってきたように感じます。
政権を批判的に語る新聞やテレビ番組に、自主規制させるような圧力が掛かるようになってきたからです。
コマーシャルがなくて見やすいNHKのニュース。私もよく見ていますが、今やNHKのニュースだけでは、世間の動きを詳細に知る事ができなくなってきていると感じています。
就任して日が浅い、今までに無いキャラクターの会長さんの存在が大きいかな?
例えば、5月3日に横浜市で開かれた「平和といのちと人権を」の集会の様子。
へ~!、こんな集会があって、こんなに多くの人が参加したんだあ~!
ニュースでもっと詳しく見たかったなあ~。
「時の政権には同調しておくのが無難よ!」などご忠告をいただきそうですが‥‥
70年ほど前、先の戦争前夜の時代。「世間の目」という当時の常識に負けて口をつぐみ、戦争に深入りしていくことをくい止める力になり得なかった世代は、特に深刻に受け止めています。
そんな反省を引きずって戦後を生きて来た世代にとっては、「自主規制される発言・報道」に、看過できない危うい空気を感ずる昨今なのです。
ほぼ戦後を生きて来た私も、歯止めの利かない「改憲」への流れに、不安を募らせております。
今の憲法のままでいいのに‥。
余談ですが、夫はぎりぎり戦中派、私はぎりぎり戦後派でございます。
知人に春の味覚「こしあぶら」をもらいました。
クセのある山菜と牛肉の炒め物。美味しかったです!
御馳走さま。
筍ご飯も良くできました。
鉢植えの山椒の葉を摘んで乗せました。このアクセントが好評でした。