京都への旅には「美味しいものを食べられる」と言う期待があります。
ふた晩とも、食通のFさんと会食できる予定でしたので楽しみでした。
一夜目は、三条通りのスペイン料理店「エル・ボガバンテ346」さんへ
まずはカヴァで再会を乾杯!
手長エビのパエリアも
鱈の白子の天婦羅も美味しかったけれど
藁で焼いた真っ黒な食材を見せられたときは、驚きました。
「安土信長ねぎの藁焼き」を味噌系のソースで戴きました。
ねぎの辛味は全くなく、茎野菜という感じです。
健啖家のFさん家族につられて、ワインも進みます。
このままで終わるわけもなくもう一軒、日本酒を飲めるお店にはしごしました。
二夜目は、
夕方、いつもの「イノダコーヒー店」で一服し
三条通りと烏丸通りの交差点あたりで待ち合わせ、
御所南 にある 日本料理 「さかい」 さんへ。
テーブルセッティングも京都風?
寒い冬、お通しは暖かい「九条ねぎの摺り流し」。
受け皿やスプーンが木製で、
器も。手に優しい冬らしい気遣いが嬉しいです。
中でも絶品は「丹波牛のロースト」でした。
添えられた菜の花と一緒にわさび醤油で食します。
肉の厚さ、焼き具合も最適。魚好きの私ですが、とても気に入りました。
日本酒の扱いにも精通されて、冷や燗とも錫の容器に入れられ供されました。
畢竟、酒談議に花が咲き楽しい会話で盛り上がりました。
〆は「出汁お茶漬け」。
いえいえ、この後も唯一冷たいデザートが。そして「ジンジャーと抹茶の吉野葛湯」で最後の最後まで、身体を冷やして悪酔いしないような心遣いが嬉しかったです。
18日、19日二夜とも、若いシェフに板前さんが頑張っておられました。
京の都で鍛えられ経験を積まれて、益々腕を上げてゆかれることでしょう。楽しみです。
(美味しいお店を探してくれたFさんご一家に、感謝です!!)
20日朝、伊丹空港は天候に恵まれ晴天です。
大阪ー秋田間はプロペラ機。天候に左右されるプロペラ機ですが、低高度で飛行するが故のメリットがあります。
北アルプス上空あたりの眺めです。↓
私の座席はあいにくプロペラの真横。
カメラを構えている私に、客室乗務員さんが
「後の座席に移られますか?」と気を使ってくれました。
「いえ、この席で撮れる写真を撮りますから」と答え
撮った写真を見せますと
飛行機を降りるときに、こんなメッセージカードを手渡してくれました。
秋田空港が近づくに連れて雲が厚くなってゆきます。
機長はステファン・フロストさん。
大河に浮かぶ木の葉のように、風に煽られ左右に揺れアップダウンする機体を上手にコントロールして、無事着陸できました。ふ~!
楽しい旅になりました。ありがとうございました。