日曜日、今にも泣き出しそうな空を気にしながら、高速道を北に車を1時間ほど走らせて、八森の白瀑さんの田んぼにお邪魔いたしました。
ここは白神山地の薬師岳の棚田です。
田植え作業は土曜日から機械で順調に進んでいて、参加者は補植をお手伝いするだけです。
「農作業をして米作りに携わった。」との、蔵元の山本さんが出すお墨付きが欲しくて、夫は毎年田植え時期と稲刈り時期に伺っています。
中腰に不安がある私は、今回も畦をうろうろしているだけのお邪魔虫。
(ハルジオンの花の上に小さなバッタ?が。)
時々、田んぼの真ん中に苗を放るだけの手伝いで、すみません。
後に霞んで見えるのが「薬師岳」です。
この棚田で収穫した酒米「酒こまち」で醸したお酒が、当店でも人気です。
午前8時から始まった作業は、10時に終わりました。
白瀑の山本さんのご配慮で、関東から参加されたお二人の山歩きに、一緒に連れていっていただきました。
植物に詳しいガイドさんの案内付きです。なんと贅沢な!
薬師岳を裏側に回ったところにある「留山」は、一度も樹木を伐採した事のない山。自然のままの植生が見られる大切な山だそうです。近年、訪れる人が増えたため、歩くルートを誘導する木道が整備されたそうです。お陰で、足元を気にせずに説明に耳を傾ける事ができました。
ホウチャク草
ツクバネ草
ツクバネ(の木)
ユキザサ
エビネ
マイズルランとチゴユリ?かな。
↓ 蔦(つた)と蔓(つる)の違いを教えてもらいました。
大木を見上げる。
いつの間にか太陽の光が降り注いでいます。太陽光線が射し込むブナ林の美しいこと!
羅生門カズラ
アケビの花
トチの花
ほかにも何十種類もの草木に出会い、その名前を教えてもらいましたが、私の許容量を遥かに越えて、左の耳から右に抜けていきました。
もったいないことです。
たっぷり2時間かけた若葉の中の植物教室。白神山地のほんの入口ですが、若葉色に染まってリフレッシュ。世界遺産白神山地を満喫することができました。大満足です!!
山本さん、みなさんありがとうございました。
次は黄金色の秋にお邪魔させていただきます。