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叶う「望み」もある(2013.02.16 SAT.)

一週間前、蔵巡りの打ち上げがあった小料理店の白壁に、素敵な抽象画が何枚も架けられています。

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以前から気になっていて、聞いてみたことがありました。

通称「ミズさん」こと水島 哲雄さんの作品と知りました。

数年前、家の近くのイベントホールで、ミズさんの絵が展示即売されたことがあり、覗いてみましたが、(彼の絵の真価の分らない私には、)とても手が出ない高価格で、見させていただくだけで失礼しました。

その展示の最終日でしたか、詩人でもあるミズさんの、詩の朗読会があるということで、それは是非是非ということで伺いました。

傍らで、ミズさんの古くからの友人が奏でるチェロ。
バッハの無伴奏チェロ組曲1番「プレリュード」で、朗読が始まりました。

<青春>
青と青と青は
君の好きな色だった
特に君はプルシャンが好きだった
私が君にあげた
赤いバラも
青にぬられて壁に飾られた
不思議とそれは
赤いバラより赤く見え
私の心をおどらせた。
空の青と海の青は
今も青々として
青春の香りを想いださせる。
(プルシャンはプルシャンブルーのこと。暗い紫みの青。日本古来の岩絵の具の紺青とも訳される) 

む〜!情熱的。 愛しあっている恋人の世界は何でも有り。
白を黒と言われても、いえ、青も情熱の赤に見える。

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「あの詩、とっても素敵ですネ!」とお伝えすると、なんと直筆の原稿用紙をくださいました。ラッキー!

ご縁は繋がるものです。
忘れた頃、ミズさんが遊び心で絵付けしたお皿が、回り回って私の手元に落着きました。
望めば何時かは出会える。不思議な巡り合わせに驚きます。

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心を踊らせた「赤い恋人」かな?


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裏の赤と青も素敵です。


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ミズさんの詩集
サウダアヂ‥‥ポルトガル語で、孤独、郷愁、哀惜、懐古。多面的な意味を表す言葉なので、日本語で一言では訳せない。



そうなんですね。

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孫が来た時に一緒に楽しんでいる絵本。
「だじゃれ日本一周」の富山県。左下、隅っこに<ますのすし>とあります。


「おばあちゃん、わたしこれ食べたことがあるよ!」と、孫。
そりゃそうよ。
富山のE子さんが送ってくれると、必ず貴方たちにもお裾分けしているのよ。

今日、嬉しいことに、またまた富山から鱒寿しが届きました。
E子さん、ほんとうにありがとうございます。

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富山名物<かまぼこ>も入っていました。


ひな祭りの絵がついたかまぼこは、勿論、孫にあげようと電話すると、
「ますのおすし、食べたいね」と話をしていたところとのこと。
へ〜!そんな偶然、あるんですね。

望めば手に入る‥‥ことも、たま〜にはあるものです。
by hanatabi-haruko | 2013-02-16 17:13 | 雑事