日曜日、秋田市内は予想通りの積雪になりました。
最高気温は1℃を切って、寒〜い!
それでも、疲れてきしむ身体をほぐそうと、散歩に出かけました。
東部ガスのタンク。球体にかろうじて貼付いていた雪が、気温が上がって剥がれるところです。
夕方から今年2回目の忘年会がありました。
(日中の散歩はこの為。お酒を美味しく頂くためでもありました。)
魅力的なお酒が勢揃い。
気の置けない酒友がわいわいがやがや美味しく年忘れをしました。
酒友の平均年齢も上がって、酒量がぐ〜んと減ったかな?
午後9時頃お開きになっても、酒友と話は尽きません。
関東からこの日に合わせて出かけてきた酒友と、連れ立ってもう一軒。
ウイスキーには一家言のある酒友を満足させようと、川反通りは3丁目にある バー「レディー」に入りました。
バーはカウンターに限ります。
お酒のことなら何でも知っている、バーテンダーさんとの会話がまた楽しい。
お勧めのカクテルを聞くと
「クリスマスも近いですし、もみの木のカクテルはいかがでしょうか?」と。
もみの木の新芽を酒精に漬け込んだリキュールを、トニックで割ったもの
む〜、冬の森の香りがする爽やかなカクテルです。
酒友は「マッカランの12年もの」と「竹鶴の17年もの」をストレートで、夫は「ジントニック」を注文です。
二杯目はアイリッシュウイスキーを所望。
熱〜いコーヒーが入って、こんな寒い夜に最適な飲み物です。
上に乗せたクリームが融けて、クラゲの細い足のように下に伸びてゆくのを眺めながら、普段は滅多に入ることのない「BAR」の雰囲気に浸ります。
「レディー」さんは、知る人ぞ知る秋田のバーの老舗です。
最近も「サンデー毎日」で紹介されたばかりでした。
<ニッポンぶらり旅>第114秋田⑤秋田のバーをはしごするは酒好き仲間には名が知れている、太田和彦さんの連載ものです。
秋田①では、恥ずかしながら太田さんと当店とのご縁も紹介してくださいました。
そんな話で盛り上がるうちに、
「実は太田さんにも呑んでいただいた特別なウイスキーがあるんですよ。」と、貴重なウイスキーを出してくれました。
「the whisky 60」
蒸留元は秋田の日本酒メーカー<小玉醸造株式会社>さんです。
戦後しばらくはウイスキーを造り、これは60年前に蒸留した最後のウイスキーだそうです。(極限定品で、市販はされていません)
「ご縁のある方に呑んでいただければ‥」と、御馳走してくれました。「ラッキー!」
ニッカでもサントリーでもない。
琥珀色の「the whisky 60」は、60年の歳月が溶け込んだ香り豊かな飲み物でした。
思いがけない巡り会いに感謝です。
ご町内にあるバー「レディー」さんは、普段着、下駄履きでヒョイッと行ける距離です。
こんな素敵な「BAR(バアル)」が近くにあるなんて、ちょっとヤバイです。