今年も後ひと月を残すだけ。
前もって予定していた方が<お歳暮>の注文を下さる季節です。
如何に小規模の家業といえども、ご注文が集中するとさすがに気ぜわしくなってまいりました。
普段、のんびり仕事をしていますので、身体がきしみます。
そんな時には一息入れて、全く違う時の流れの中に身を置くのがいいですね。
と言うわけで昨日、夫に勧められて『特撰落語会』に行ってまいりました。
実は私、『三遊亭小遊三』さんの隠れファンなんです。
ひょんなことで手に入った小遊三さんの手ぬぐいを、きんちゃく袋の裏布にして
(二つ目だった春風亭すずめさんに彼女のコレクションの中から頂いた一枚です。)
密かに楽しんでいます。
「くすっ」「ぷはっ」「わっはは」‥たっぷり2時間、古典落語を楽しみました。
出かけた時にはマンションの真横にあった丸い月が、帰りには天空に輝いていました。
八橋の文化会館から川反まで、歩いて帰る足どりの軽いこと。
そう言えば、美味しそうなみかんが届いていたんだっけ。
笑ったあとの喉に染み渡ります。
Fさん御馳走さまです。
仕事が終わるのを待って、人気の居酒屋さんに電話を掛けますと、珍しくカウンターが空いたとのこと。
これから一杯、呑みに行きましょう。