なんと、芹(せり)の初物を戴きました。
初々しい、繊細なやわらかさです。
そのまま口に入れてみますと、クレソンみたい、シャキッと爽やかな苦味が口中にひろがります。
新米も戴きました。
ここまで揃うと、キリタンポ鍋がベストなのですが、急なことで、材料が間に合いません。
取りあえず冷蔵庫の中を覗いてみますと‥‥豆腐と油揚げと豚肉と、鹿児島のさつま揚げもあります。
充分とは言えないけれど、肉鍋ができそうです。
たっぷり贅沢にセリをのせて、サッと火が通ったら出来上りです。
う~む!かつお出汁に、芹の根と、豚肉の出汁が合わさって、まあまあの味と思います。
鶏肉じゃないのが、少々不満そうな夫でしたが、なんとか合格点がでました。
ふぅ!
Mさんのお父様が栽培されたセリ、美味しかったです。
御馳走さまです!
初物を食べたお陰で、命が少し長くなったような気がします。
散歩途中に、秋の実りを見かけました。
春に濃い紫色の花を見かけましたが、こうして秋にはアケビがぶら下がっていました。
鳥たちの秋の好物、ノブドウの実。
耳飾りにしてみたいツリバナ。
夕方、小雨が降り始めて、遠くで雷の鳴る音も聞こえます。
雷は季節の移ろいを知らせる使者かもしれません。
ひと雨ごとに、秋が深まってゆきます。