7月18日未明から一日中、日本国中が「なでしこジャパン」の話題で盛り上がりました。
勿論、私もBS1の再放送をフルで2度も見、興奮しました。
大和撫子にもいろいろな形、色があります。写真は河原撫子
万葉集にも詠われている花です。こちらも河原撫子
後半アメリカの先制点獲得から、着かず離れず追いかけ続ける「なでしこジャパン」。そして延長戦でも対にし、PK戦を制して見事金メダル。
こんなサクセスストーリーを今まで見たといえば、
東京オリンピックの女子バレーの金メダル。
北京オリンピックの女子ソフトボールの金メダル。
でしょうか。
ひとりひとりの身体能力では、外国選手に適わなくても、チームとして淡々と信ずるところを全力で突き進んだ結果、大きな評価を得ることができた。そんなところが、素敵です。
帰国して会見するメンバー一人一人のなんと愛らしいこと。そして試合が終われば、メンバーの誰もが魅力的な女性であることに、はっとさせられます。
21世紀の現代でも「より若くて、より綺麗で、控えめな自己主張」という未熟な女性像がもてはやされる日本でしたが、無心で闘う女性の真の美しさを知った今こそ、貴方の「好ましい女性像」を修正しませんか?
萩芒、桔梗撫子女郎花、葛白袴、秋の七草
(はぎすすき ききょうなでしこおみなえし くずしらばかま)
秋の七草のひとつ、河原撫子(かわらなでしこ)は大好きな花です。
5弁の花びらは、先が細く裂け、野に咲く花には珍しくピンク色で、小柄ながら自己主張のある花です。
だから昔人は理想の女性を撫子に例えて「大和撫子」と言ったのでしょうか。
今や『大和撫子』は、しとやか控えめのイメージを払拭して、
「なでしこジャパンのような強い女性」に、換わったと言えましょう。