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「テークオーバーゾーン」(2019. 05.19 SUN)


歳をとったら、あれこれ考えなければならないことが出てきます。
若い時には体力もあり、勢いでなんとかなるだろうとあまり考えもせずに行動して‥‥事実なんとかしてまいりました。

身体のこと、仕事のことなど、いつまでも現状維持できるわけではないと気付き初めてはいたけれど、自分ではもう少し行けるんじゃないかと思っていました。が、最近、周りから心配されるようになりました。

一階が店舗の3階建の我が家。1階から2階、2階から3階へは、それぞれ狭くて急な15段ほどの階段があり、日に何度も上がり下りしています。繁華街のど真ん中の狭い土地に、職場と住居が一緒の小さな建物だからこそ成りたつ長時間労働の生活を続けてきました。
時に駆け足での上り下りは太ももやふくらはぎを鍛え、足の骨を刺激して、今でも良い運動になっていると思っています。いよいよ息切れがして辛くなったり、足が上がらずつまづきそうになったらその時に考えようとタカをくくっておりました。
「それでは遅い!」と、周りは考えていたようです。明らかに私たちの仕草が覚束なく見えるようになったのでしょう。

世代交代の時期なのですね。
昔は人の寿命がそう長くはありませんでしたので、家業を継ぐ次世代は、先代の死によって有無を言わさずに早々と自立が促されたのでしょう。それが良かったのかもしれません。また、大店の年寄りでしたら余力を残して隠居して、若手を育てることも可能です。でも我が家は零細家業。高齢者の仲間入りをしている私たちでもいきなりは引退できず、夫と私はずるずる定年引退時期を先延ばしにして来ました。

27歳で東京から引っ越してきて以来40年以上、借金込みで引き継ぎスタートして、現在までがむしゃらに働いて来たように思います。仕事の仕方はこれで良かったのか?子育てはどうだったのか?などなど、ここ半年あまり夫と繰り返し振り返ってわかりました。(大げさかな?)近い将来どうなるのか?どうするのか?シミュレーションして行動を起こす時期がきた!と。
今は世代交代の準備期間、陸上競技のリレーで言う「テークオーバーゾーン」と言えましょうか。

そんな訳で、段差がなく雪かきの心配のいらない集合住宅へ転居することを決断いたしました。
毎日少しづつ断捨離作業を重ね、これからの住まいの必要最小限の修繕をして‥‥歳をとってからの物の整理(と、引越し)は、想像以上にエネルギーが要るものです。(私の次兄は80歳を過ぎての引越しでしたから、それに比べたら大変とは言えないかな?)

振り返れば、絶対空間一級河川「旭川」のほとりでの40数年間の生活は変化に富み、思わぬ楽しみをもたらしてくれました。

ベランダから身を乗り出せば、旭川の上流から下流にかけて約1キロほどのパノラマです。
2階のガラス戸越しに見える景色は、起きがけの私を覚醒させてくれ、一日のスタートをスムーズにしてくれました。
6時台には、早々と都心からの夜行バスが秋田市入りしますし、登校の早い自転車通学の孫たちに手を振ったこともありました。また、出勤するサラリーマンの様子を観察すれば、その日の体感温度や雨、風の強さも判断できました。

大雨で増水した時は船に乗っている気分、水が上がらないかとハラハラしたことも何回かありました。
川に並行した土手長町通りに朝夕の人と車の往来を見、雪を乗せた車の屋根で郊外の降雪状態を判断し、融雪歩道をジョギングする人が増えてくるといよいよ春だなとワクワクしました。
夏の訪れは街路樹の柳の若芽が緑色に変わってゆく様子や、三丁目橋の下をすれすれに飛びぬけるツバメの飛来で知りました。友人の好意で十数年もの間続いた干し柿作りも、川を渡る涼風が助けてくれました。

川を訪れる鳥たちにも随分会いました。スズメやカラス、ムクドリ、カモ、白鳥、ウミネコ、ダイサギ、ハクセキレイなど、息子が小学生の頃、夏休みの宿題で取り上げて観察していましたっけ。
わずかな河川敷でマツバボタンやホトトギスやアジサイ、バラ、チューリップも育てました。バケツで稲を実らせたこともありました。

   
『旭川』という絶対空間からもらったたくさんの思い出です。

さぁ!いざ 引越しです!ロウジン・ホーム へ!私たちはこれからの住まいをそう呼んでいます 。
朝起きて、見える外の景色が変わります。

b0226219_12542787.jpg南向きのベランダから身を乗り出すと、前の建物の屋根越しの小公園に木々が見えます。

 
歳をとったと言いましても、いきなり養老院に身を任す気持ちにはなれません。
それに近頃、安心を購入したつもりの施設、終の住処が倒産して出ていかなければならないというケースも聞こえてきます。
ならば僅かな空間ですが、これからの人生、ある程度はプライバシーが守られる共同住宅で、季節の移り変わりを梢のそよぎに感じ観察しながら、自立した生活を送る姿勢を持ち続けて行こうと思っています。

仕事場までは徒歩で約5分です。仕事は‥‥夫は近い将来バトンタッチを完了させる為に、もう少し次世代の指導をする。私は忙しい時間帯の手伝いを。そんな予定でいます。どうなりますことやら 。
否、体が動くうちは、まだまだ楽しい計画もたてて前向きに ♪ランラ ランラ ラン‥‥ふぅ~。




# by hanatabi-haruko | 2019-05-19 12:57 | 雑事

山笑う季節です!(2019. 05.13. MON)


秋田市から内陸に車で向かいますと、今まさに「山笑う」景色に出会えます。
ソメイヨシノが散りかけて、広葉樹の若芽や若葉が柔らかく山を彩っています。

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空は青空、絶好のドライブ日和です。田沢湖高原まで温泉に浸かりに出かけました。(歳をとりますと体力の回復に時間がかかりますので、チャンスがあれば温泉が一番ですから)

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高原に向かう国道の最後の交差点を右折してしばらく車を走らせますと、道の両側にソメイヨシノの並木道です。
流石に盛りは過ぎていましたが、駐車場に車を止めて駒ヶ岳の雄大な景色を眺めることにしました。

 
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ふわふわの草原を少し歩きますと、

 
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b0226219_10591026.jpg3本のソメイヨシノが葉を少し出しながらまだまだ盛りです。
立て札には小学生が見学記念に植樹したソメイヨシノだそうです。

 
b0226219_10591448.jpg青空に桜、

 
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振り返りますと遠く田沢湖が見えます。


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国民宿舎まで登ってゆきましたが、午前10時頃の高原はまだ訪れる人もなく(県外からの宿泊客の車は見かけましたが)、残雪がそこここを覆っていて、

 
b0226219_10592715.jpgわずかにキクザキイチゲの薄紫と白色が花を咲かせていました。

 
温泉はいつもの「アルパこまくさ」です。
昼食もいつもの「おそばと天ぷらの盛り合わせ」です。
シドケ、コゴミなど山菜の天ぷらをモリモリ。一年ぶりの苦味で、心身ともに春の目覚めです。


# by hanatabi-haruko | 2019-05-13 11:08 | 雑事 | Comments(0)

思いがけないお花見(2019. 05.07. TUE)


それなりに忙しく過ごした十連休でした。
やっとお休みになった連休最終日でしたが、滞っていた雑用や買い物を済ませた昼食後、このまま終わっては気分転換にならないのではないか?と、せめてそう遠くない天王の温泉くららに浸かろうと出かけました。

時間はまだ午後1時過ぎです。せっかくですので、天王グリーンランドの敷地内を散策してみることにしました。
連休最終日を近場で過ごす家族づれが多く見かけられ、広い敷地内でくつろいでいます。
ソメイヨシノ桜はとうに散ってしまいましたが‥‥おや? 池の向こうに満開の桜が見えるではありませんか! 行ってみましょう!

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b0226219_10581581.jpg遅咲きの山桜なのか、満開です!!


b0226219_10581844.jpg池を巡って「神話の里」まで行ってみますと
桃の花でしょうか?鮮やかなピンク色で咲き誇っています。

 
b0226219_10582206.jpg八重と一重の山吹の花も今が盛りです。


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さらに歩いてゆきますと、右側には御衣黄でしょうかやや緑色かかった桜の花と、左側にはこちらもボリュウムのある桃色の桜が連なる並木道です。桜の花の香りが漂っています。

 
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橋を渡ると、こんな景色が広がっていました! 
曇り空が残念ですが、時々雨の予報でしたので降らなかっただけでも良しといたしましょう。


b0226219_10583852.jpg白木蓮が大きな花びらを落下させ、咲終いのひと花です。

 
b0226219_10584272.jpgこれはニラハナでしょうか?地味な花でもこれだけまとまって咲きますと、存在感があります。


ソメイヨシノが見ごろだった頃には出会えなかった春の花たちが今、咲き競っています。
レンギョウ、ボケ、ズオウ、ユキヤナギ、ツツジも咲き始めています。
これからも花を楽しめる季節が続きます。



# by hanatabi-haruko | 2019-05-07 11:09 |

五月晴れです!(2019. 05.04. SAT)


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柔らかに 柳青める 候になりました。

  
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旭川の川面近くに枝を伸ばした欅、若葉が五月晴れにキラキラして眩しいです。

  
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ツツジも咲き始めました。

最高気温は20℃に届きませんが、これぞ「五月晴れ」の連休後半です。
慌ただしさもほぼ落ち着いて、あとは十連休最終日のお休みが楽しみです。




# by hanatabi-haruko | 2019-05-04 13:06 | 雑事

十連休分の一(2019. 04.29. MON)


今年はなんという春でしょうか?
4月の後半になって、再び日中の最高気温が10℃以下の冷たい日がきて、内陸の山では雪の予報すら出ておりました。
なのに何故かこの日だけは貴重な晴れ予報の日曜日、所用があって第一便で秋田を発ち、最終便で戻ってくるという日帰り強行軍で東京に行ってまいりました。

b0226219_16043467.jpg東京の桜はとうに終わり、ツツジも盛りを過ぎ、木々は新緑若葉から青葉になろうとしていました。

 
b0226219_16043789.jpg息子との待ち合わせ場所は目黒駅からほど近い『東京都庭園美術館』です。

 
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アール・デコ様式の建物と木々に囲まれた芝生の庭が清々しい、恰好な待ち合わせ場所です。


b0226219_16044679.jpg旧皇族だった朝香宮家のお屋敷として建てられた、天井が高く見応えのあるものでしたが、

 
「キスリング エコール・ド・パリの夢」展が建物内で開催されていて、ほとんどの場所が写真撮影が不可でした。
絵画の展示がないときには撮影もでき、息子お勧めの気持ちの良い空間です。

b0226219_16044982.jpg建物を出て、敷地内の「レストラン デュ パルク」で昼食をとることにしました。


20分ほど行列に並んで、ランチ定食を。
 
b0226219_16045219.jpg前菜


b0226219_16045740.jpgスープのメニュー名は展示会に因んで「パリの夕暮れ」


 
b0226219_16050058.jpgメインは私は魚、


b0226219_16050490.jpg夫は鴨、

 
b0226219_16050765.jpg息子はステーキで注文。


b0226219_16051059.jpgデザートも充実しておりました。
窓ガラス越しに木漏れ日を眺めながらのランチ、たまにはゆっくり昼食いいですね〜。

 
上京のそもそもの目的は‥‥
義姉が亡くなったのが12月でした。葬儀という形式を望まなかった故人の意思を尊重して、目黒区民センター研修室でささやかなお茶会を催したのでした。4ヶ月の準備期間に、関係者が義姉への思いを寄せ冊子にまとめ、当日は思い出の数々の発言もあり、誰にでも優しかった義姉を偲びました。

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b0226219_16051751.jpg目黒駅周辺には「目黒区美術館」もあります。午後6時まで開いているので、『世紀末ウィーンのグラフィック』を覗いてみました。
写真はポストカード3枚です。

 
b0226219_16052135.jpg入場券


幸いにも大混雑のエリア東京駅を通らずに、たった一日でしたが、ディープなTOKYOを満喫いたしました。
これって「十連休」分の一を楽しんだことになるかな?




# by hanatabi-haruko | 2019-04-29 16:18 |