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変わらない事が心地よい?(2016.05.30 MON.)

ジョルジョ・モランディの絵を観に、岩手県立美術館に行ってきました。
「退屈かと思ったら、とてもよかったよ。」と、東京で観た息子からの情報があったので行く気になったのですが。

盛岡市にあるこの美術館は、手入れが行き届いているとはいえない広い公園を要しています。

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陽射しを浴びて繁茂するシロツメクサ、ムラサキツメクサ。
初夏の風が涼しく、懐かしい雑草の香りを漂わせています。

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藤の花はとうに終わり、手鞠は盛りを過ぎて、「やまぼうし」が今を盛りと咲いております。


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タイトルのほとんどが「静物」。
限られた定型物を通して本質と向き合う画家ジョルジョ・モランディ。


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エントランスホールの照明は


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天井をくり抜いて自然光です。


説明によるとその生涯のほとんどを、生まれ故郷のイタリア ボローニャで過ごし、卓上の瓶や壺や水差しはずっとそこに置かれていて、埃を纏ったままを好んで描いたとか。

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V.985 1956年制作の「静物」


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V.783 1951年制作 の「静物」


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V.708 1950年制作の「花」

花のプライバシー(?)を侵さないように遠くから見、埃をかぶった造花を描く事が多かったとか。
そして「花」の絵だけは売らずに贈物などにしたそうです。

ジョルジョ・モランディの絵は、3枚ともポストカードです。


一見変化の少ない、雄弁に語りかけることのない絵。
けれども、観ているうちにほぼ決められた対象物決められた色調に心が落着き、決して退屈しない。不思議な余韻のある絵でした。
変化の少ない平凡な暮らしを安定と思う。これって私が歳をとったからだけなのかしら?

実は私、美術館のように美的センスが問われる建物のトイレ室が気になる人です。

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赤大理石風。洗面台には外光が注ぎ、個室はやや暗めの落着いたトイレルームでした。



昼食は、紫波町の「はらぺこ」で1時間並んで二色蕎麦を食し、帰りがけに花巻温泉郷のごく普通の温泉に浸かり‥‥、あえて変化や感動を探して移動することのない、穏やかな初夏の日曜日でした。 ほっ!
by hanatabi-haruko | 2016-05-30 15:54 |

初夏へ(2016.05.23 MON.)

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山菜を戴き、(左 あいこ、右 しどけ)


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農作物を戴き、(アスパラ)


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アスパラは茹でて食すのがベストですが、沢山戴いたので、肉巻きでも戴きました。


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根曲がり筍を求め


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みそ汁に入れようと茹でて‥‥


旬のものを食卓に乗せることで、目から胃の腑から春を充分感じております。

そして、山菜の苦味エグ味、その食感で、冬の身体は覚醒し活動しはじめます。
花見から始まった「春」確認作業が完了して、次は暑い夏への覚悟です。

千秋公園は、つつじが満開を過ぎて、

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菖蒲が真っ盛りです。

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樹々の緑は一層濃くなり、もう初夏の装いです。

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by hanatabi-haruko | 2016-05-23 10:20 | 雑事

田植えの頃(2016.05.20 FRI.)

南のほうから順番に、秋田は田植えが始まっています。

月曜日、ふらり南に向かいました。

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沿道は今、うつぎ(イワシが大量にとれるこの時期に咲くから、イワシ花とも言われています)や


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藤の花が盛りです。


雄大な晴天の鳥海山を車窓から眺めながらのドライブは、気持ちが良いものです。

途中、象潟で一休み。
芭蕉が訪ねたころはここはまだ、島々が浮かぶ景色、海だったとか。田んぼに水が張られるこの時期には、且つての景色が偲べるはず。
あぜ道をちょっと歩いてみましょう。

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海岸、国道に近いほど、休耕田が目立つのが気になります。



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鳥海山の裾野に向かって少し歩いてゆきますと‥‥鳥海山が映る田んぼが !!
しゃがんでみると、なんだか船の上にいる気分です。

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田植えを終えた田んぼ。


苗が点々として、松の小島にさざ波が寄せているようにも見えます。しばしここが海だったころを想像してみました。
今週はずっと晴れの予報です。
Aさんの田んぼ、Mさんの田んぼ、Sさんの田んぼでも田植えの最中かしら?‥‥

苗が成長して田んぼの水が落とされるまで、あちらこちらで、こんな風景がみられることでしょう。
豊かな水の国に暮らす幸せを感じます。

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眺める場所によって姿が違う「鳥海山」。
何処から見ても独立峰「鳥海山」は素敵な山ですね。
    
by hanatabi-haruko | 2016-05-20 15:25 | 雑事

春の乳頭温泉郷(2016.05.16 MON.)

14、15日、友人と新緑の乳頭温泉郷を楽しみました。

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乳頭温泉郷の六つの温泉のひとつ、国民休暇村に宿泊の予定ですから、温泉郷 を一回り散策してみることに致しました。

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山の雪解けが進み、妙の湯当りは轟々おおきな川音が響いています。


つい先だってまで枯れ枝だった樹々が、初々しい若葉を着けています。

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なら


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クロモジ


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カエデなどなど。


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道ばたには舞鶴草や


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フキノトウが。


林の中の落葉のふかふか道を歩いてみますと

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シダや


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エンレイソウ


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コミヤマカタバミ


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キクザキイチゲなどに出会えました。


黒湯まで1.3kmの黄緑色のトンネルをゆっくり歩いてゆきますと

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窪地の水たまりに黒山椒魚の卵を見つけました。


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黒湯へ下る急坂の斜面にはショウジョウバカマが


黒湯の坂道を下り、上流で砂防ダム工事(大雨で増水しますと、大量の土砂や岩を巻き込み荒れ狂います。)がされている先達川に架かる橋をわたり、孫六を通り過ぎますと

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黄花すみれが咲き


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ツツジが開花準備中です。


コブシが咲き始めたばかり、下界より季節がひと月は違うようです。

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時には、巨岩すら押し流す勢いの先達川の急流。
日当りのあまりよくない向こう岸には今、桜が満開です。

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「キャ〜!」途中活動し始めた蛇に出会い驚きました。驚いたのはむしろ蛇のほうかもしれませんネ。
大釜温泉まで降りてきて振り返りますと、遠くの山には斑雪嶺(はだれね)がクッキリ見えます。

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小一時間は歩いたでしょうか?
折角温泉から温泉を訪ね歩いたのですから、一番奥まった蟹場温泉に浸かりましょう!
50メートルほど河原まで降りて行って、まずは混浴露天風呂に。そして羽毛のような湯の花が浮かぶ、木造りの内風呂にも浸かりました。ふ〜!
泉質はやさしくて以前から気に入っておりましたので、友人を案内できてよかったです。

雪解けが進む森の風景です。↓

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翌朝には森の雪橋は‥‥消えてなくなっておりました。

小さな野の花や自然への興味、山菜など一昔前の食卓を彩った食物への興味が共通しているので、話は尽きません。
ホテルの夕食は勿論「山里料理と日本海の味」コースを注文。
日頃の食事造りをお互い労い乾杯し、ゆっくり一時間半、上げ膳据え膳のご褒美に舌鼓を打ちました。

休暇村の温泉にも夕食前と早朝5時と二度ほど浸かって大満足。
会うのは一年に一度程度ですが、今回も温泉と花を訪ねる楽しい旅になりました。
by hanatabi-haruko | 2016-05-16 19:06 |

新緑の「山寺」(2016.05.09 MON.)

車で片道3時間強、ちょっと無理をして山形県の立石寺「山寺」に行ってまいりました。

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立谷川にかかる橋を渡ると、いきなり100段ほどの階段です。


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宝珠山立石寺は千年以上歴史のある天台宗 のお寺です。
根本中堂にはご本尊の薬師如来像が立派な厨子に安置され、また延暦寺から運ばれた不滅の灯が灯されていました。

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杉の大木が深い木蔭をつくって、ひんやりとした空気が漂います。


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山門を潜るといきなり急峻な階段が始まります。


全山一帯に「シャガ」が咲き乱れています。
鬱蒼とした山道に、可憐なフットライトのようです。↓

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↓ 切り立った絶壁を見上げ

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仁王門目指して胸突き八丁の階段を踏みしめ、登って行きます。


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右手絶壁には、修行僧が座したといわれる窪みや「投げ入れ堂」が見えます。


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左手絶壁には、納経堂、開山寺が空中にそそり立っています。


↓ お目当ての「五大堂」に辿り着きました。

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↓ 五大堂からの眺めです。

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↓ 気がつけば沢山の参詣者がここまで登ってきていました。

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お山は初夏を迎えて、花々で彩られています。

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クルマバソウ


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やまぶき


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ぼたん


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トチはまだ蕾でした。


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頂上近くの奥の院まで参詣して、下山です。


ここはお遍路さんが巡る何番目かの札所のようです。
↓ 巨大な巌の下から、石仏さんが見守ってくれています。

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↓ 再び川を渡って、対岸の「山寺 後藤美術館」に行ってみました。
お〜!、さっき参詣した山寺全山が、緑の樹々に埋もれています。

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ムリーリョの「悲しみの聖母」(ポストカード)
こんな山奥で、鄙には稀な名画に出会えました。


山門から奥の院まで、800段とか。ひと月前の吉野山の上千本行きを思い出させる厳しさでした。ふ〜、膝がガクガクです。

山形名物の蕎麦を昼食にいただき、地元の人たちの温泉(入湯料大人ひとり100円)にも浸って、満足の日曜日でした。運転手さんお疲れ様でした。
by hanatabi-haruko | 2016-05-09 09:18 |

GW中日は五月晴れ(2016.05.03 TUE.)

染井吉野は散ってしまいましたが、春爛漫! 春の花が盛りです。
忙中閑あり。仕事を抜け出して近くの「千秋公園」を散歩してみました。

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公園入り口の図書館の敷地には、ボリュームのある八重山桜が咲いています。
薄茶色の葉が、好物の桜餅を連想させておいしそうです。

 
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坂を登っていきますと、旧松下亭の前の「花カイドウ」が可憐です。


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白色の桜も見事です。


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↑ 旧「松下亭」がリニューアルオープンに向けて改修工事中です。
「あきた文化産業施設 松下」になるそうです。千秋公園入口に新名所ができます。

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つつじが咲き始めている公園外周を行きますと



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↑ 芽吹き始めた林のあちこちから、チチチ、ピピピと小鳥のさえずりが聞こえます。コンコンコン!‥‥梢を見上げますと、小ゲラが木の幹を叩いて虫を探しているようです。

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↑ ボー、ボー、ボー! 山鳩の鳴き声でしょうか?
樹々にはまだ疎らな葉しか着いていませんが、姿は見えません。

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↑ 御隅櫓の裏側の小径を歩いて行きますと、「イカリソウ」が咲いています。

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薄紫


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ほんのり薄ピンク


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小ぶりで黄色の三色が。


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「やまぶき」も満開です。


今日は最高気温がなんと29℃の予報です。
昨日とは10℃以上の温度差で、からだもビックリ! 少々汗をかきました。

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↑カルガモの雛たちが繁茂した水草に見え隠れする 「モネの池」の初夏は、もうすぐですね。
by hanatabi-haruko | 2016-05-03 16:03 |