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春の足音が聞こえる(2016.03.22 TUE.)

東京では、染井吉野桜の開花が宣言されたとか。
久しぶりの完全休養日の日曜日、ベランダには明るい陽射しがあり、旭川の水面はキラキラ光っています。天気予報によれば秋田は曇り、場所によっては時々雪とのこと。
え、ホント?

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ひと冬を越した鉢植えのバラも元気に目覚めました。


今年は積雪が少なく畢竟、雪解けも早いはず。ゆっくり構えていたら花の走りを見逃しかねません。
花(?)の走りといえば「水芭蕉」です。
冷たい雪解け水に凛と生える「水芭蕉」は、私たちにとって春告げの使者です。前日の新聞で紹介されていた花情報に確信を得て、時々小雪舞う高速道路を南下して刺巻へ向かいました。
車窓から見える北向きの土手や谷間には、僅かながら残雪がみえますが、陽射しの力強さに春の訪れを実感できます。

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人影は疎らです。
でも、咲き初めを気にしている人たちは‥‥いるんですね。


小高い斜面の雪解け水が湿地帯に流れこみ、冷たい水の揺らぎに「水芭蕉」があちこちに屹立しています。↓

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ご存知、水芭蕉の花(?)といわれる白い部分は『仏炎苞』と呼ばれる茎で、花(花序)は中心の黄色い部分なのだそうです。


座禅草も顔を出しています。↓

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木道にしゃがみ込んで水中を覗いてみますと、白樺の根元に水芭蕉の細かい根なのか、ビッシリ逞しく張っています。


初夏になると湿地帯が乾燥して一帯に水芭蕉の葉が繁茂し、ここは鬱蒼とした緑の森に変身いたします。

流石に西木村のカタクリの花の季節には早過ぎますが、ひょっとして‥‥
驚いた事に、西木村に近づくにつれて、横殴りの吹雪きが車のフロントガラスに吹付けます。天気予報通りの晴れときどき曇りときどき雪です。

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毎年訪ねる平地の小川のそばの土手に


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雪を背に福寿草が満開です。


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まもなく群生する淡いブルーの「キクザキイチゲ」や濃い紫の「カタクリ」の花たちと咲き競うであろう、今は序の舞でしょうか。


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田んぼの雪も間もなく解けそうです。


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丘陵の栗林の雪が完全に解けた晴れの日にもう一度、紫色のカタクリの群生を見に来たいものです。


春の足音が聞こえてきます!
by hanatabi-haruko | 2016-03-22 15:07 |

ビフォアー・アフター(2016.03.15 TUE.)

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店舗の床がすり減って、汚れて劣化していました。

 
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鋭い刃の電動剥ぎ取り機を使って2人がかり。
大変な作業です。


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下地に残っている古い接着剤を剥がし、


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凸凹を補修して、狭い店舗の床でもここまでで半日がかりの作業です。


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午後からの床張り作業は順調です。


翌日は水道管配管整備作業と床のワックスがけです。
事務室と言えど、乱暴にむき出しになっていた水道管を、キッチリ納めてもらいました。この作業は思いのほか手間取って、一日がかりになりました。

明けて今日は小雪がちらついています。気温は昨日の半分ほどまでしか上がらず、寒いです。
寄せていた荷物を開店前に搬入配置して、リニューアルが終了いたしました。

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え?どこが新しくなったのって?
そうなんです!気がつく方にしか分らない。


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事務所も、やっぱり分る方にしか分らない。


確かめがてら遊びにいらしてくださいませ。
大したことではありませんが、どなたがいらしても恥ずかしくはなくなりました。

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蕾でもらった椿が、水揚げして見事に咲きました。
硬い蕾の桜もじっくり待てば花開くかも知れません。
H君ありがとう!

それにしても13日14日と天候に恵まれてラッキーでした。


by hanatabi-haruko | 2016-03-15 17:12

『負の遺産』を受継いでゆく(2016. 03.10 THU.)

5年前の 3月11 日に私たちは、且つて無かった大地震、大津波を体験しました。
そして何と言っても、安全神話に基づいた危機意識欠ける判断が引き起こした大惨事・原発爆発事故を『負の遺産』として受け継ぎました。

辛い記憶は‥‥できることなら消しゴムで消して、なかった事として忘れたい。
東京オリンピック誘致のスピーチで「汚染水は‥‥完全にコントロールされています!」と、日本国首相が断言したのには驚きました。
ちょっと待って!恐れていたメルトダウンが起きていると言うのに。
事故の検証もまだまだされてないし、真摯に原因を追求してゆく覚悟をまず聞きたいのに!!

恐ろしい体験を忘れようとする自己防衛本能が人間にはあるかもしれません。だとしたら尚更の事、危機感として受継いでいかなければ、大袈裟かも知れませんが、人間として種としてこれから先、生き残ってゆける可能性がないのではないでしょうか。
血となり肉となって身体が覚えこみ、危険を回避する知恵を取得するまでに、一体何年かかるのでしょうか?
何十年?もしかしたら放射線の半減期と同じ何百年?かかるのでしょうか。

14年ほど前、ドイツを旅行したことがありました。第二次世界大戦で大きな『負の遺産』を背負ったドイツ。
反ヒトラー抵抗運動に参加したドイツ人政治犯やその家族、グループのメンバーが、幽閉され処刑された『プレッツェンゼー収容所記念館』に行ってみました。
1945.5.8にドイツが降伏するまでの間に、1800~2500人の主に自国ドイツの人たちが処刑された場所だそうです。

現地ガイドのハイケ・ブラウエルさんに案内してもらいました。
訪れる人の多くは研究者や関係者、小学生の社会見学などで、ハイケさんも始めて訪ねたとか。当日の見学者は疎らでした。

湿った床には未だに血の跡と匂いが残っているようで、冷たい空気が部屋を満たしていました。
惨い処刑が執行された場所だと思うと、さすがにカメラを持ってゆく気にはなりませんでした。
「誰もが思いだしたくない、目を背けたくなる場所(がここにある)。」と、ハイケ・ブラウエルさんは呟きました。

ベルリン市内には、他にも冷戦時代の東西ベルリンを分つ壁=境界線上にあったチェックポイントチャーリー博物館(ベルリンの壁を乗り越えて捕まったり射殺された人たちの記録が展示されていて、多くの入場者で混雑していました。)。
ベルリンの壁イーストサイドギャラリー(世界中のアーティストが制作した壁画が展示され、壁が存在した事実を後世に残そうとしていました)。
ユダヤ人の歴史を知る事が出来るユダヤ博物館。
ドイツでもっとも大きなユダヤ教の教会シナゴーグ(折しもアラブによるイスラエル襲撃事件があり、銃で武装したドイツ軍隊が物々しく周辺を警備していました。)など歴史を辿れる場所が多くあります。
    
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敢えて残したベルリンの壁の残骸。
この壁の向こうの地下壕には、ヒットラーの秘密の隠れ家があったそうです。む~!!


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ベルリン市内ティアガルデン近くを散策していて、『広島通り』と命名された通りを見つけました。原子爆弾が投下された日本・広島市に思いを馳せ、世界平和を願う。他国の歴史的重大事を我が事に感じ、肝に銘じている謙虚さを感じました。 


自国が加害者となった記憶は忘れてはいけない。いずれの場所にも、あえて教訓として残しておこうとする強い覚悟をドイツで見ました。
何十年も繰り返し記憶して、身体に浸透させることが大切。ドイツはそれをし続けているのだなあと感じました。
 

人間の長い歴史の中で、『負の遺産』を受継いでゆくのは、辛く難しいことなんだと感じます。
同じ過ち同じ悲劇を再び起こさないためにも、
被曝しながら廃炉作業にあたる作業員の方々や、事故当時の被曝を気にしながらこれから成長してゆく子どもたち、除染が追いつかず帰還を躊躇するご家族、農林漁業に従事する方々‥‥不安を抱えながら生きてゆく全ての方々と、苦しみの根源である東京電力福島第一原発の事故を問い質し、どう検証されているのか知り続ける義務があると、私は思います。

喉につかえて取れない小骨のように、身体に痛みを刻み込み、危険性を共有し、私たちのDNAに刷り込まれるまで‥‥原発の今後・困難な廃炉作業を、いったいどのくらい長い間見守り続けてゆくことになるのだろうか? 春遠し‥‥。
by hanatabi-haruko | 2016-03-11 09:05

春はもうすぐ(2016.03.07 MON.)

羽田空港から電車を乗り継いで千駄ヶ谷へ。
(2月に入って直ぐに手術をし、25日に転院しリハビリに励む兄のお見舞いです。)
今回も日帰り、滞在時間5時間ほどの東京でした。
羽田空港への往復の僅かな時間ですが、春を探してみました。

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乗り換えの四谷駅のホームから見上げる「四谷見附橋」

おりしも、日曜ミサを呼びかける聖イグナチオ教会の鐘の音が、周辺一帯に鳴り響いています。


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千駄ヶ谷駅ホームの向こう側に広がるのは、「新宿御苑」の杜です。
む〜!まだ花の色が見えません。


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数時間後の帰路、注意深く眺めますと「こぶし」の花が本格的な春を前に、遠慮がちに咲いています。


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乗り換えのお茶の水駅ホームから見える「聖橋」。
こちらは大掛かりな工事中です。


浜松町から羽田空港まで、モノレールの車窓からも、埋め立て地のあちこちに工事中の場所がみえました。
そう!今、東京中が2020年東京オリンピックに向けて工事中なのです。

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夕暮れ迫る羽田空港にも


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2020年オリンピックの宣伝ポスターが掲げられています。


お茶の水の病院で身内の手術を見守ったのが一年前。近くの湯島聖堂は、杏の花が満開でした。
恵比寿駅で、ホームに流れる映画「第三の男」の着メロ、チターの音にほっと一息ついたのがひと月前でした。
花や景色や名所など、大都会でもその気になれば季節毎に癒されるものを発見することができます。

兄も義姉も東京生まれの東京育ち。
「遠くの身内よりも近くの他人」と言われますが、周囲の暖かいご支援を戴いて(いろいろお世話下さいまして、ありがとうございます)東京で生活してゆくのだろうと、漠然とではありますが希望を抱けた今回のお見舞でした。
桜の季節にあと僅か。兄のリハビリが順調に進み、この春のお花見が、自宅アパートすぐ近くの公園で楽しめたらいいなあと思っています。
by hanatabi-haruko | 2016-03-07 14:22