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ジャクソンさんと永松真紀さんにお会いして(2015.10.28 WED.)

ツアーコンダクターであり、アフリカケニアのマサイ戦士の第2婦人でもある永松真紀さん。私は彼女のブログを楽しみに読んでいるファンの一人です。

永松さんが同行するケニア旅行でジャクソンさんの住む村に行ってみたい気持ちはあるけれど、なかなか行けそうにありません。でも機会があったらマサイ族ジャクソンさんと真紀さん夫妻に会ってみたいとずっと思っていました。

その永松さんジャクソンさんたちが、講演ツアーで秋田にも来ることをブログで知って、ワクワクしておりました。

28日夕方、<アフリカンドラムと歌のライブ>の会場に行ってまいりました。

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ケニアの国旗の中央に描かれているのはライオン狩りをする時にも使う盾と槍。


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ジャクソンさん真紀さんと応援の留学生。


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戦士の人形。
ケニアの青年は、戦士時代には髪を伸ばし、赤土で染め最高にお洒落をするそうです。
戦士時代に仲間と一緒に5頭のライオン、2頭のゾウを倒した経験を誇るジャクソンさん。
戦士を卒業して今は村の運営で活躍されているそうです。


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バオバブの木とシマウマ


講演・ライブの目的は、ジャクソンさんが住むケニア・サパリンゴ地区の子どもたちの教育支援に関わる活動(基金集め)だそうです。
「牛や山羊を買い、放牧飼育しそれを売って生活するマサイの生き方」
激しく移り変わる世界の中で、マサイ族として当たり前の生活をずっと続けるためにも、子どもたちには教育を受けさせたい。
永松さんと出会って、ジャクソンさんはそのことに気付かされたのだと思います。

4年前2011年の大震災、誰もがニュースで見る津波の脅威に震え上がりました。
それにも増して、人災である原発事故には打ちのめされました。
日本は広島、長崎で核の恐ろしさを体験していながら、次々と原子力発電所を建てて、あげく大地震の福島原発事故では、メルトダウンを防ぐことができませんでした。そして、今も陸上の廃棄物はそのまま、海への汚染水もれは続いています。

無責任な答弁を繰り返す当事者たちに私は酷く落胆しました。
あんな大事故があったにもかかわらず、猛反省もなければ、この際エネルギー問題を考え直えし原発を廃止するでもなく‥‥時間だけが経っていきました。
もしかして、アレコレ考えようとする私の方が間違っているのかしら?
何が正しくて、どうしたら良いのか分らないまま、鬱々と過ごしている頃、永松さんの「私の夫はマサイの戦士」を読み、ブログをブックマークするようになりました。

サバンナの哲人ジャクソンさんの名言には救われました。
「あれこれ迷うことは無い、答えは決まっている。」
そんなジャクソンさんのブレない言動を紹介する永松さんのブログを読んで、目から鱗が落ちました。
たとえば、草原でライオンと遭遇した時、研ぎすまされた感覚で瞬時に行動できる。大自然の中で生きて来たジャクソンさんにとっては当然の判断。
幼い頃から培って来た第六感(行動原理)に沿って決めるだけ。
だから迷いも後悔もない。そうなんですよね。科学や政治のことだって、シンプルに考えれば地球上の全ての生命にとってどうすることが正しいのか明白なんですよね。

あれ~? 似ている!
最近テレビを観ていて、ジャクソンさんと同じように明快な行動原理で生きておられる方を知りました。
ノーベル生理学・医学賞受賞が決まった 大村 智 さんです。

小さい頃から厳しい農作業をされ自然と向き合われ、夜間学生の必死の学習意欲に励まされ、岐路に立ったら多くの人の役に立つ方を選ぶ。
単純とは思わないけど明快そのものです。
私はジャクソンさんと大村 智 さん、偉大な哲人の共通点に気付いて、思わずほくそ笑みました。文明社会だからこそ動物的な感覚を鍛え研ぎすまして、この地球上で生物が生き残ることをまじめに考えて生きてゆきたいものです。

アフリカンドラムも歌も、マサイの暮らしぶりの話も、その後の質疑応答も、私を遠いアフリカに誘ってくれて‥‥新鮮な体験でした。

北海道から九州までツアーで回られて、後半は東北。幸い今日は暖かかったけれど、冬の足音が聞こえて来た東北の地でどうかお風邪など召しませんように。
お会いして楽しかったです。
by hanatabi-haruko | 2015-10-28 21:45 |

秋の京都で ・3(2015.10.23 FRI.)

京都は、行きたい場所をひとつ決めればその周辺に見るべき場所が無数に点在している。それが魅力です。

法金剛院を出て西南方向に歩きて行きますと、

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「和泉式部町」
ごく普通の通りなのですがなんとも優雅な町名です。


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「大酒神社」(大辟とも)。秦 河勝氏に由来する神社です。


この当りの地名は太秦。大陸から朝鮮半島を経由して渡来した秦氏一族が、養蚕、機織りなど優れた技術をもって繁栄した一帯なのだそうです。
説明によりますと、「広隆寺」は秦氏の財力を頼りに聖徳太子の発願で建立された寺とか。

約20分ほど歩いて「広隆寺」に着きました。
なんでも603年に建立された山城最古の寺院だそうです。

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建立物一切を、真正面から撮影することが禁じられていました。
不遜な行為にあたるからでしょうか。


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国宝第一号の「弥勒菩薩半跏思惟像」です。
奈良・中宮寺の国宝「弥勒菩薩半跏思惟像」を極間近に拝したことがありますが、こちらは5メートルほど離れた薄暗い霊宝殿の中央で、今も「一切衆生をいかに救おうかと考えている」ご様子でした。


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「聖徳太子16歳像」(普段は見ることができません。)いずれもポストカードです



今度は北の方向に向かいます。
近くまで来たのですから、ミーハー気分で「東映 太秦映画村」にも入ってみました。↓

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憧れのスターには会えませんでしたが


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木蔭で休んでいる私たちに「今日は暑いですね!」とエキストラ(?)さんが声をかけてくれました。
折角ですからポーズをとってもらいパチリ。


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「明治驛」セットの入口近くには珍しい「白モクセイ」が香りを漂わせておりました。


帰り時間までにはまだありますので、ここらで世界遺産をひとつ見学しようと浄土真宗「西本願寺」まで行ってみました。

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とにかく敷地は広大、建物が巨大なのにはおどろきました。
奥が国宝「阿弥陀堂」、手前が国宝「御影堂」です。

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西側の「唐門」も国宝、日光東照宮ほどの色彩ではありませんが、細工は細密華麗を極めています。


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檜皮葺きの屋根や


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瓦屋根の獅子の魔除け装飾が


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寺によって様々似て否なり。興味深いですね。(これは前日の建仁寺で見た桃の魔除け)


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樋の雨水を受ける、重い石の水瓶を担ぐ「天邪鬼」が、踏ん張っている様子もおかしい。


法金剛院~広隆寺~東映映画村でゆっくりして今度は西本願寺。
一日で廻れる名所を体力の限界ギリギリまで歩けたのには秘訣があるんですよ。

映画村では昼食をとり、映画文化館では嵐山から移転して来た「美空ひばり座」をじっくり見学、時間を気にせずに何をするでもなく、気ままに過ごしました。通行手形2200円は決して高くはありませんでした。
あ~そうそう! 帰路につく前に、京都駅前のタワーホテル地下3階にある銭湯で、旅の疲れを洗い流すことも忘れずに!。

因みにこの日の歩行数は19341歩でした。やっぱりちょっと疲れたかな。

いや~、京都って奥深いですね~!
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<干し柿が乾いてきました>

そんな予感がしていたんです。
毎年今頃、京都の酒の会で留守をしている間に、大仙のSさんから渋柿が届くのですが、やっぱり私たちの留守中に大量の渋柿が届いていました。
19日に預かってくれていたTさんが、20日に持って来てくれました。
30キロ入の米袋にぎっしり渋柿がつまっていました。ひぇ~!こんなに!

竹竿とロープを用意して、渋柿を剥き始めたのが21日でした。
絶好の干し柿日和を見逃す訳にはいきません。この時期の晴れは貴重です。
仕事は夫と娘に任せてひたすら剥き続けて、なんとか21日中に干し終えました。ふ~!

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そして今日は一日中晴天です!


朝の気温も4℃前後。乾燥が進みそうで嬉しいです。
出来上りが楽しみです。

Sさん、160個もの柿をありがとうございました。私の年齢に比例して年々数が増えてゆくのは、嬉しくもあり辛くもあります。トホホ。
来年は100個くらいで‥‥どうかよろしくお願いいたします。
by hanatabi-haruko | 2015-10-23 15:26 |

秋の京都で ・2(2015.10.22 THU.)

『法金剛院』はJR山陰線・花園駅すぐ近くにありました。
これまでは、西大路通より西にはなかなか行く機会がありませんでしたが、旅の二日目は一度訪ねてみたいと思っていた『法金剛院』に行くことに決めていたのです。
待賢門院璋子が暮らした地だから。そして平安時代後期の歌人西行のことと合わせて興味のあるお寺だからです。

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月曜日10時前の法金剛院はまだひっそりとしていました。拝観料を納めると、受付の女性が小走りで御堂を開けにいってくれました。


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鶏頭の赤い花の咲く横を通り

 
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赤と白実の南天の側を過ぎると

 
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<法金剛院>の額の掛かる建物がありました。
ここに重文の仏像が安置されているのです。


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ご本尊は丈六の「阿弥陀如来座像」です。
薄つらと彩色が残る穏やかなお顔の阿弥陀さんは、1050年ほど昔からここにおわすご本尊だそうです。


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四手の「十一面観世音菩薩」は繊細な細工の瓔珞 をジャラジャラ身につけて、口元の紅色がまだ鮮やかです。鎌倉時代の作。
立派な厨子に安置されているので退色を免れているのかもしれまん。


23歳で突然出家した西行に恋の歌が多いのは何故か?
鳥羽天皇を警護する北面の武士にすぎなかった義清(出家前の西行の名)が、高貴な女人(鳥羽天皇の中宮璋子)を密かに慕っていたのなら‥‥真相は西行の心の中に永遠に閉じ込められたままですが、秘めたる恋の話は膨らんで、(璋子と西行について書かれた)小説は数多く出版されています。
二人がここ法金剛院で同じ時間を共有したことがあるのは確かです。

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女性が自らの生き方を選べなかった平安時代に、運命に翻弄され奔放な男性関係を持った璋子。
落飾後の璋子のなんと艶かしいことか。(いずれもポストカードです)



堂々とした阿弥陀如来、豊満な体躯の十一面観世音菩薩。
並べられた二体の仏像が、だんだん西行と璋子に見えてきました。

花の寺としても知られている法金剛院、待賢門院璋子が愛した庭園を散策してみました。

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仏手柑・・黄色く色ずくと指を沢山持つ(仏の)手のようです。


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花後の紅もくれん


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逞しく太い水引


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千両


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クチナシの実


春には桜の花が咲き、初夏には花菖蒲、紫陽花が咲く。
そして池いっぱいに蓮が花咲いて、香しく匂う極楽浄土のようだとか。

時代を経て、今は寺は小じんまりとしているけれど、そのほうが傷心の女人にはぴったりに思えます。
こんなに素敵な空間なのに、滞在している間、他に参詣者はいませんでした。
暫し一人占めの贅沢をいたしました。
by hanatabi-haruko | 2015-10-22 14:37 |

秋の京都で(2015.10.20 TUE.)

18、19日は連休でした。
この時期の京都は紅葉にはまだ早く、それほど混んではいないだろうと高をくくっておりました。ところが予想は外れ、市の中心地四条通五条通は思うように歩けないほどの人の波でした。修学旅行生もいましたが、アジア圏からの観光客が随分増えました。

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四条大橋のそばの南座を右手に見てしばらく歩きますと


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知恩院。、浄土宗の総本山です。


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「法然さん」が開かれた浄土宗知恩院には、義祖父が永代供養されているそうで、念入りにお参りをいたしました。


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まだ青々としている東山を背にして円山公園を抜けて


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次は夫の希望する京都最古の禅寺「建仁寺」を訪ねました。


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高精密なデジタル復製図ながら、俵屋宗達の「風神雷神図屏風」や


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同じく復製図の海北友松の「竹林七賢図」の襖絵を、


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畳に座ってじっくり観賞いたしました。


最大の見どころは、小泉淳作の法堂天井絵「双龍図」でしょうか。↓

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この日の気温は25℃を越えた上に大勢の人でしたが、境内が広く建物の戸障子が開け放たれていましたので、縁側に腰を掛けて禅寺らしい庭をゆっくり観賞できました。(何処も撮影OKでした)

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<京都お酒の会>(第11回)

何と言っても18日のメインイベントは夕方6時半からの「お酒の会」でした。
場所は「南禅寺」の門前にあるお店をお借りして。

毎年、秋田のお酒を京都で楽しむ会を京都のFさんと計画してきましたが、11回目の今年は、酒蔵さんのご足労なしで小じんまりとした集まりになりました。
主催者が年齢を重ねましたので、そろそろ若い世代にバトンタッチすることを考え一旦シンプルにしておこうとの配慮からでした。

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当方が勝手に選んだ秋田酒6種類の出品酒は


この会発足当初からのご常連「天の戸」さん、「まんさくの花」さん、
それに2回目になる「新政」さん、「雪の茅舍」さん「秋田清酒」さん。そして初の「春霞」さんです。

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Fさんのご挨拶


↓ カンパ~イ! 楽しい宴の始まりです。

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参加メンバーのほとんどが秋田の酒蔵巡り、花見、花火になんどもいらした方達。
<秋田贔屓>の京都人です。
みなさん、最近の秋田酒の人気にも興味があるご様子。

オーストラリアの女性とスタッフの女性たち若い彼女たちだけではなく、普段は濃くて重い生酒ファンの方(70歳代男性)までもが、新時代の酒に興味を示され酔い心地を楽しまれていたのには驚きました。
新しい秋田酒ファンが増えたようで嬉しいですね。

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三友居さんの竹籠弁当に舌鼓を打ちながら


京の漬物にはこれ、チーズの味噌漬けには断然これ。
食べること飲むことの話題は尽きません。

午後9時半を過ぎそろそろお開きです。
「酒グラス、来年の為に預かっておきますか?」と、チーフスタッフのKちゃん。
「忙しい時季なのに‥‥、来年も期待していいのね!」
若い人たちが先導して、今後も交流が続いてゆきそうな確かな感触を得て、元気をもらいました。ありがとうございました。

10月中旬を過ぎたとは思えぬ昼間の暑さは何処へやら、中天に三日月を仰ぎ南禅寺門前を後にしました。
ふ~、今夜は素敵な酔い心地です。
by hanatabi-haruko | 2015-10-20 21:32 |

今どきの日本酒事情(2015.10.16 FRI.)

灰色の空のキャンバスに、墨絵の『龍』を描いては消え‥‥。
黒雲が今にも竜巻など悪さをするのではないかと、ハラハラする連休を過ごしました。10月半ばの小連休は生憎の空模様でした。

にもかかわらず、連休前半には、秋田の地酒を求められるお客様が訪ねてくださり「秋田酒」の酒談議で会話も弾みました。嬉しいことです。

つい数年前までだったような気がします。東日本では新潟県の「越乃寒梅」さんが淡麗辛口の地酒ブームを率いて、都会で騒がれていたのは。
濃醇で甘口の酒が主流だった秋田を尻目に、淡麗辛口でなければ論ずるに値しない。常識だ。とさえ言われていました。

人気は沸騰して、畢竟需要と供給のアンバランスが生み出した高値が付けられて、それでも欲しいと引っ張りだこ。遂には蔵元さんが新聞1頁全面に、「私たち酒蔵が望んでいることではありません。」と、異見広告を載せたほどでした。

欲しくても手に入らない「幻の酒」が新潟には存在(?)していたのです。
淡麗辛口だけが酒じゃない!と思いながらも、秋田酒を商う者としましては正直、新潟が羨ましかった。
同じ東日本。「『米の秋田は酒の国』を標榜する秋田にも、幻の酒があったらいいのになあ!」が仲間内の愚痴になっておりました。

当店のキャッチフレーズはそのころから
幻の酒はありません あなたのまだ知らない 美味しいお酒があります です。
有名ではないけれど、秋田の旨い酒をなんとか飲んでもらおうと機会あるごとに情報発信していたことを思いだします。キャッチフレーズは今もそのままです。

あれから時が経ち、マスコミは「今、新しい 日本酒ブームがきた。」と喧伝しています。
確かに、最近日本酒事情が替わってきたことを実感しています。

旨いは甘い。身体へのダメージを抑えるためにもアルコール度数が低くて酸のある酒。お洒落なラベル。白ワインのようにバーのカウンターでワイングラスで飲まれる酒‥‥などなど。
まず若者や初心者が興味を持つようになり‥‥試しに一度呑んでみた旧来の酒ファンも開眼して、家庭の冷蔵庫にストックするようになる。
且つて小麦粉食文化がじわじわと浸透してきたように、日本人の味覚に少しづつ変化が起きている。アルコール耐性のない遺伝子を持つ多くの日本人は濃くて強い酒が苦手なのではないでしょうか。気軽に飲める酒がようやく世間に認知されて、ほっとしているかもしれませんね。

ブームを起こしたのは若い世代の蔵元さんたちです。
新しい日本酒に挑戦し続けて来た酒蔵は日本各地にあるけれど、秋田の『NEXT5 グループ』も代表的なひとつです。
『NEXT5 グループ』率いる新しいSAKEの時代が到来したと、世間が認めた。と、いうことでしょうか。戦前、酒は当然純米で原酒でした。出来た酒は玉割りといって酒を飲み易いぎりぎりまで水で割って売られたとか。アルコール度数は高くはない酒です。あ~、それで一升酒を呑むと豪語する強者がゴロゴロしていたんですね。 

日本酒は(本来)どうあるべきなのか?
原料米、麹菌、酵母、仕込み方法、などなどあらゆる角度から検証しなおして、日本酒の理想の姿を体現しようとする試みが、今正に現在進行形で続けられているようです。
む~、これからどんな進化をしてゆくのだろうか?
まるで求道者(真理を探求してゆく?)の様。クリエイティヴな仕事に携わる人たち全てに期待される好ましい姿勢なのだと思います。

そんな歴史の変わり目に立ち会っている、どきどきする不思議な感覚です。
私、長生きをして、これから10年先の日本酒の未来を見てみたくなってきました。 新しい日本酒ブームのお陰で、零細の我が家業も、ほぼ日本酒1種でなんとか成立つようになりました。有り難いことです。

余談ですが私、親から受継いだDNA、アルコール耐性はバッチリです。
でも身体にダメージを受けることはあまりしたくない。
出来るだけ穏やかな食物を身体に取り入れたい。
そんな生活信条を実現して来たので、この年齢まで肝機能の数値は健康そのもの、小学生並みでございます。
残り人生の時間を考慮にいれましても肝臓のキャパシティは充分ございます。
無理なく呑んでいられるお酒の出現を、これから大いに楽しむつもりです。

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さっそく楽しんでみました。
しかも、お土産にいただいた岐阜は中津川名物「すや」の栗きんとんを食べながら‥‥。
共通するのはほどほどの甘さと繊細な味わい。
これが不思議と合うんですよ!


by hanatabi-haruko | 2015-10-16 14:19 | 雑事

秋の花・ダリア(2015.10.13 TUE.)


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小雨が降る連休最終日の12日、雄和町の「国際ダリア園」へ。
「わぁ〜!」「 へ〜ぇ! 」「すご〜い!」

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長靴に傘、重装備ではありましたが、秋から冬に移ろうこの季節に、こんなに鮮やかな彩りの場所がありました。

まだ蕾を沢山付けていましたので、10月いっぱいは花を楽しめそうです。
by hanatabi-haruko | 2015-10-13 15:31 |

収穫の秋(2015.10.05 MON.)

秋田県中央部に爪痕を残して、爆弾低気圧が通過してゆきました。
家屋や収穫期を迎えた果樹や稲など、少なからぬ被害を被ったようで、お見舞申しあげます。
県北八森の稲田も、風が通り過ぎて行った道をなぞるように、収穫前の稲が倒伏しておりました。
ハッキリしない天候ながら、『稲刈り作業』は予定通り進めるとの連絡を受けて4日(日曜日)、
白神山薬師岳の棚田に出かけました。

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春の田植えにお邪魔した時に、野の花々が迎えてくれたことを思いだしながら坂道を下って行きますと、おぉ〜!

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秋の野の花たちが生き生きと季節を謳歌しています。
自然の当たり前の営みでしょうが、その逞しさに魅せられました。

水を張った田んぼでの田植えは流石にキツいですが、稲刈りならば中腰はだめでもしっかりしゃがんで作業すれば、お役に立てそうです。
コンバインが刈り取れない田んぼの四隅の手刈りのお手伝いに、私も挑戦致しました。

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山本合名(白瀑)の山本社長さんの号令一下10人が、


午前9時にスタートし10時の休憩を挟んで11時過ぎまで。

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稲刈り作業は無事終わりました。後は機械にお任せいたします。

ふ〜!今回はなんとかお役にたてたようでホッとしております。
山本さん、ありがとうございました! お世話になりました。
この無農薬栽培の酒米が、おいしいお酒に醸されるのを楽しみに待っていますよ。

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↑ 休耕田の蒲の穂と芒が秋風に揺れています。朝晩随分と涼しくなりました。

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新潟の新米、「魚沼産コシヒカリ」を頂きました。

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何をトッピングすればより美味しくいただけるのか?
まぐろの漬け?辛子明太子?あれこれ考えましたが‥‥


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お米の旨味を引立てて、新鮮な「紫蘇の実漬け」が最高でした。


ツヤツヤ光る米粒に誘われて軽く(?)二膳。お替わりをしてしまいました。
新潟のYさん、大曲のOさん、御馳走さまでございました。

秋の恵をいただける幸せに感謝感謝です。
by hanatabi-haruko | 2015-10-05 13:52 | 雑事

日本酒で乾杯!(2015.10.01 THU.)

十月は神無月。
一説では「醸成月」、採れたての穀物で酒を醸す月とも言うらしい。
また、十二支の酉の月であることから酉→酒に転じて、十月一日は「日本酒の日」になったとも‥‥なるほど!どの説も尤もに思えます。

乾杯はビールやワインでするのが当り前と考えている人が多い中、日本酒ファンは、「いえいえ乾杯は日本酒でしょう!」と、ここ数年来声高に言うようになりました。
本日は、秋田県酒造組合の『全県一斉秋田の日本酒でカンパイ!!』の催しが駅前のホテルで開かれます。会に参加予定の無い人でも飲み仲間どおしで乾杯はできます。

このイベントに呼応して、当店でも「カンパ~イ!」をしようと計画いたしました。勿論無料です。
車でお出でのお客様には声を掛けられませんし、今夜から明日にかけて爆弾低気圧が通過するようで、雨が降り始め風が出てきました。生憎の天候で出足は今いちです。

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ちょうど長野から観光でいらしたお客様が7時半5分前に入店され、


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午後7時半きっかりに「カンパ~イ!」を唱和してもらいました。
ご協力ありがとうございました!


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    立て看板をみて、8時すぎに二組目のお客さんがいらっしゃいました。


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折角ですので、またまた「カンパ〜イ!」


ところで十月一日酒の日に、現在使用されている最古の協会酵母・六号酵母を誕生させた酒蔵さんから、注目すべきお酒が発売されたのはご存知でしょうか?

「平成二十六年酒造年度 全国新酒鑑評会金賞受賞酒」(六号酵母生誕85周年記念)。当然のことながら数百本の超限定酒です。(私、当面買えそうにもありませんので、こそっと拝見だけさせて頂きました。)
 
添えられた立派な栞を開きますと

  酒名乎 聖負師古昔 大聖之 言之宜左   大伴旅人  
 
とあります。
どんな故事に由来するのか? 万葉集巻三 339の解説を読んでみますと‥‥
意味は「酒のことを聖と呼んだ昔の大聖人の言葉のよさよ」。
中国・三国志時代の故事によると、魏の国の時代に禁酒令がでた時、徐藐(じょばく‥ばくの字は草冠なしのしんにょう有り)が禁を破り飲酒し深酔いした。
これを見た某役人、咎めるのではなく、「清酒は聖、濁り酒は賢者 である。日頃勤勉な徐藐がたまたま酔っただけ。」と言って弁護した
と説明されていました。

いかにも酒好きの歌人・旅人らしい和歌。
大酒飲みの家持の親父さんらしい和歌ですね~!
それにしてもその昔、中国には粋な役人がいたものですね。
役人だってきっと無類の酒好きだったに違いありません。

栞を読み進みますと六号酵母誕生にいたる経緯、当時の社会的背景などが丁寧に紹介されています。真摯に酒造りに取組んだお蔵の歴史はとても興味深いものです。

このお酒、前進しつづける酒蔵さんが、今正に歴史を刻んでゆく現場に立ち会っているようなワクワク感を味わいながら飲んでみたいところですが‥‥お値段は1.8ℓで2万円、720mlで8,500円。!!!
なんとかして味わってみたいと、チャンスをうかがっているところです。

え?まだ在庫はあるかって?
出だしは好調ですが、今ならまだございます。
勇気とお金の工面のできる方に是非お勧めのお酒です。
なんだか宣伝になってしまいましたが、本日は「日本酒の日」です。お許し下さいませ。
by hanatabi-haruko | 2015-10-01 20:16 | 雑事