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家業のこと ・ 3 (2014.05.29 THU.)

裏切られるかもしれない不安や、期待しすぎてがっかりするくらいだったら、人間関係は、極力少なくしたほうが楽なのですが‥‥いえいえ、人に出会えることって、なんて楽しいことでしょう。
我が家の家業は、人との関わり無しでは考えられません。
得難いだけに気心の知れた友人知人は有り難~い存在です。

30数年前、まだ古い店舗だったころでした。
「雪が見たくて冬の秋田に来ました。」と言う奇特な観光客がみえました。
(こちらは毎日雪と悪戦苦闘していました。)
「美味しい郷土料理を食べさせてくれるお店を教えてください。」と聞かれて、ある店をお教えしたことがありました。知り合いが気軽に集まれる、行きつけのお店でした。

数時間後、「大満足でした。ありがとうございました。」「よかったですね!」
わざわざお礼を言うために寄ってくださったお客様と、話が弾みました。
それが京都のFさんご夫妻との出会いでした。

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その時お土産に買われた秋田酒を気に入ってくださり、その後何度もご注文をいただき、なんと京都は祇園の一等地に「お酒と料理」のお店を持たれるほどの秋田ファンになってくださいました。


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洗練された器。


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小じんまりとしたお店でしたが、肴、お酒、器が魅力でした。
そしてこのお店に、何人もの呑み人が集いました。


現在はお店は閉じられました。閉店の時には、記念に片口と盃、器をいただきました。 

Fさんはお仲間を引き連れて、年に3、4回は秋田に来てくださいました。
夏の「花火」、秋の「吟醸ひやおろしの会」、冬の「酒蔵めぐり」、お花見にいらした事もあり、物怖じしている私たちを巻き込んで、鍛えてくださいました。

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秋田の酒蔵を見学するFさんご夫妻。


京都には随分呼んでいただき、Fさんの人脈の広さ深さに甘えて、見聞を広めさせていただきました。何時伺っても、複数のお客様がいらして、美味しい料理とお酒をかこんで、話題の途切れることのないお宅です。
夫は言うまでもありませんが、息子までもが、春休みにFさんのお宅にお世話になりながら、京都奈良の仏像巡りをしていました。贅沢なことです。(そのころ私は留守番役。私が京都に伺えるようになるまでには、少し時間がかかりました。) 

残念なことに、Fさんは2011.3月にご病気で逝去されましたが、Fさんとのお付合い30数年間は、今まで触れた事もなかった京の文化(京料理や名勝などなど)、京の雅の世界に私たちを誘ってくださった歳月でした。


これまでも何回かFさんご夫妻のことをブログで書かせていただきましたが、沢山の想い出は到底書き尽くせません。

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お陰様で、秋田酒の京都ファンが増えました。
今年も予定している「京都で秋田の日本酒を楽しむ会」(10回目)は、Fさん(の奥様)を囲んで秋田酒に酔いしれる、恒例の行事となっています。


歓談の席には何時も美味しい料理とお酒がある。美味しいものが手に入ると、誘い合って一献傾ける。Fさんたちが実践されてきたことです。

がむしゃらに働くことしか知らなかった私たちが、「人生を楽しむ」と言う発想を持つようになれたのは、他ならぬFさんご夫妻に出会えたからでした。

こんな出会いがあったのも家業を営んでいればこそ。と、つくづく思います。
by hanatabi-haruko | 2014-05-29 14:24 | 雑事

白神山地・薬師岳の魅力(2014.05.26 MON.)

日曜日、今にも泣き出しそうな空を気にしながら、高速道を北に車を1時間ほど走らせて、八森の白瀑さんの田んぼにお邪魔いたしました。
ここは白神山地の薬師岳の棚田です。

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田植え作業は土曜日から機械で順調に進んでいて、参加者は補植をお手伝いするだけです。

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「農作業をして米作りに携わった。」との、蔵元の山本さんが出すお墨付きが欲しくて、夫は毎年田植え時期と稲刈り時期に伺っています。

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中腰に不安がある私は、今回も畦をうろうろしているだけのお邪魔虫。 (ハルジオンの花の上に小さなバッタ?が。)


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時々、田んぼの真ん中に苗を放るだけの手伝いで、すみません。

後に霞んで見えるのが「薬師岳」です。
この棚田で収穫した酒米「酒こまち」で醸したお酒が、当店でも人気です。



午前8時から始まった作業は、10時に終わりました。

白瀑の山本さんのご配慮で、関東から参加されたお二人の山歩きに、一緒に連れていっていただきました。
植物に詳しいガイドさんの案内付きです。なんと贅沢な!

薬師岳を裏側に回ったところにある「留山」は、一度も樹木を伐採した事のない山。自然のままの植生が見られる大切な山だそうです。近年、訪れる人が増えたため、歩くルートを誘導する木道が整備されたそうです。お陰で、足元を気にせずに説明に耳を傾ける事ができました。

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ホウチャク草


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ツクバネ草


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ツクバネ(の木)


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ユキザサ


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エビネ


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マイズルランとチゴユリ?かな。


↓ 蔦(つた)と蔓(つる)の違いを教えてもらいました。

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大木を見上げる。



いつの間にか太陽の光が降り注いでいます。太陽光線が射し込むブナ林の美しいこと!

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羅生門カズラ


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アケビの花


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トチの花


ほかにも何十種類もの草木に出会い、その名前を教えてもらいましたが、私の許容量を遥かに越えて、左の耳から右に抜けていきました。もったいないことです。

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たっぷり2時間かけた若葉の中の植物教室。白神山地のほんの入口ですが、若葉色に染まってリフレッシュ。世界遺産白神山地を満喫することができました。大満足です!!

山本さん、みなさんありがとうございました。
次は黄金色の秋にお邪魔させていただきます。
by hanatabi-haruko | 2014-05-26 14:26 |

家業のこと ・ 2 (2014.05.23 FRI.)

我家から歩いて20秒もかからないご近所に、ギャラリー&アートスペース「ココラボラトリー」があります。もともとは3階建ての印刷会社だった空きビル。
その1階が、若者たちが作品を自由に発表する場所になっています。今年で9年になるそうです。

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当店では、展示会の案内カードを時々置いたり、

 
打ち上げや贈物に日本酒をお買い上げ戴いたり。
私も時々覗かせてもらい、目の保養をさせてもらったり、気に入った作品を手に入れたり、そんなご近所付合いがあります。
つい先日も魅せられて手に入れたものがあります。

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鹿児島の古賀さんの作品。この幾何学模様の正体は何かといいますと、


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コップです。薩摩切り子のイメージを彫刻刀で彫ったのだそうです。
飲みほす時、お洒落なコップの底が見えるという趣向。
「日本人には見えないところに凝るっていうのがありますよね!」と、作者。
いいですね~!


今年になってからだけでも、何人かの若者の作品を選びました。

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小鉢。「案外丈夫だし安定がいいんですよ。」と、秋田の田村さん。


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ラッパのような形をしたコップ。ビアグラスにいいかな。これも田村さん。


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砂糖入れと小皿。作者は白岩焼き「和兵衛窯」の若き女性後継者。
日用雑器は女性の発想にいいものが多くあります。


昔から私、クリエイティブな仕事に魅力を感じていました。ですから、仕入れたものを売る家業に、少々物足りなさを感じていた時期もありました。自分が造り出せなくても、創造の世界の近くにいたいと、未だに思っています。

若い作家さんの思い切った発想には何時も刺激を受けます。
特に何から発想を得たかを、熱く語ってくれる若者との会話は楽しいです。

又、作品の出来映えに比して、とても買い易い値段であることが魅力です。
(やがて彼らが有名になり、世間が放っておかなくなれば、もう私のお小遣いでは買えません。)

今回の展示会では、初日の「トークイベント」にそれぞれが持ち寄った日本酒で盛り上がったそうです。
若者たちが美味しい日本酒に興味をもってくれたならば、尚のことです。
秋田の日本酒を気に入ってくれた若者3人が、当店を訪ねてくれました。
お店で酒談議をしながら選んだお気に入りを、それぞれの帰省地で想い出と一緒に仲間と飲んでくれる。想像しただけで、こちらも楽しくなります。

そんな訳で、ついつい欲しくなる私の浪費癖(?)も、「全くの無駄遣いとは言えない。」と、夫には弁解しています。

今から23年ほど前、ちょっと高かったけれど、思い切って買ったものがありました。

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緑色がかった青色の花瓶。
形も色も一目惚れでした。直ぐに光の射し込む窓辺に飾って楽しんでいました。
福岡県の手吹きガラス作家、横山秀樹さんの作品です。

翌日の昼頃でしたかお客さんが来店、福岡県から横山さんの展示会の応援にいらした方でした。わざわざ遠くからいらしたんですね。

「あんまり素敵なので早速飾りました。」と、光が射す窓辺を指差しますと、「おお!」と、大層喜んでくださり、話も弾みお酒のご注文をいただきました。
こうして、ひとつのガラス作品がご縁で、北九州市のお寿司やさんとのお付合いが始まりました。


北九州市のお寿司やさんに、秋田のお酒が並んでいるなんて嬉しいことです。それ以来、ずっとお付合いは続いています。

お寿司やさんのお客様で当店にお越し下さり、ご注文を戴くようになった方もいらっしゃいます。ご縁があれば人と人とは繋がってゆくものですね‥‥ワクワクします。
(夫は一度だけですが、「寿司もり田」さんの美味しいお寿司をいただいています。今度は私も、と思っています。)

店の立地がよいと言う事は有り難いことです。
観光で秋田にいらして、川反通りで飲食して、ふらりと当店に立ち寄ってくださったのがきっかけで、お付合いが始まるのですから。

そんな方達に支えられて家業が成立っております。
by hanatabi-haruko | 2014-05-23 11:06 | 雑事

家業のこと (2014.05.22 THU.)

<家業のこと>は、この家の主である夫が書くのが良いと思います。
書く気持ちがあるのか?夫に何度か聞いてみましたが、「必要を感じていない」と言われてそのままです。

この家で生まれ、商家の跡取りとして育てられた夫にとっては、自然の流れで家業を継ぎ今に至っているのでしょうから、100年目であろうと、40年間であろうと、特別な思いがあるわけでもないのでしょう。

でも、私は少し違います。
東京で結婚後、勤めを止めて雪国秋田に移り住んだことだけでも、大冒険でした。
その上帰った先が商家だなんて‥‥考えが甘かったのではないか?何度もそう思いました。
冬には太陽を見る事も少ない、幼馴染みもいない北国。「秋田弁と時間の不規則さ」に戸惑いながら、つまずき、挫折を繰返してここまできた。そんな40年間でした。

頼りないパートナーですので、夫の代わりに書くことはできませんが‥‥家業について、側にいて感じたことを、思い浮かぶままに書いてみようと思います。
  
by hanatabi-haruko | 2014-05-22 20:21 | 雑事

つつじは咲いたかな?(2014.05.18 SUN.)

「つつじ」のころとなりました。
秋田市から南下すれば、満開のつつじに会えるかと、由利本荘市本荘公園に行ってみました。

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↑ お城の土手のつつじはまだ咲き初めでしたが、

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↑ 本丸付近のつつじは満開。

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薄いピンク色や


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白い花がよい香りを放っています。


気温は10℃を少し越えただけですので、ジッと腰掛けてはいられません。

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藤の花はまだこれから。


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松の雌花をみつけました。


城趾の小径を散策していて「日本たんぽぽ」も見つけました。

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行き帰り、高速道路を走る車の窓からの撮影は無理でしたが、林の中に「藤の花」を。また道路際には「うつぎ」(イワシ花)を見ました。
水がはられた田んぼには、田植えの済んだばかりの苗が風に吹かれて頼りなげです。

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早くも「はまなす」も咲き始めて


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「ほうの花」もちらほら咲き始めています。



帰り道、「青サギのコロニー」をしっかり見たくて、車を降り秋田運河に架かる橋を渡りました。

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岸辺に覆いかぶさるように茂る緑の林の中に、サギの巣があるはずです。


居ます、居ます。ひっきりなしに車が往来する自動車専用道路のすぐ側にもかかわらず、もう何年もここに住み着き繁殖を繰り返しています。

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枯木の枝に巣をつくって、卵を温めているのでしょうか。大型の鳥とは言え、ここなら外敵から雛を守れそう。


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秋田市のあちらこちらで見かける「サギ」は、この場所から飛び立って、田んぼや川や池で餌を調達しているんですね。



一日中雲がかかり、初夏とは思えない肌寒い日曜日でした。
by hanatabi-haruko | 2014-05-18 17:41 |

家業のこと ・ 1 (2014.05.17 SAT.)

店舗兼住宅の我が家も、築30年になろうとしています。
川向いの交通量の多い道路からは目立つ場所ですし、雪国の建物のメンテナンスを考え10年に一度は外装補修工事を繰り返してきました。

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今回の補修工事は、

 
雪の降る前から「2.3階ベランダ避難ばしごの架け替え」、「ベランダの床の張り替え」、「スティール製ボックス入り電気メーターの付け替え」を始め、「コンクリート基礎部の補修」。そして仕上げは、念入りに外壁の厚化粧です。

酒販を家業とする我が家は今年で創業100年、100年目の厚化粧となりました。

<建物のこと>
開店時の建物は義祖父が建てたそうです。
太平洋戦争終戦直前に繁華街密集地の建物整理に引っ掛かり、旭川の中に引き倒されたのが昭和20年(1945)とか。後数日待てば、戦争が終わったのに。

昭和26年(1951)頃まで、佐竹藩の武家屋敷のあった根小屋町に引っ越して家業を続け、その後、戦後の物資不足の中廃材をかき集めて、もとの場所に建て直した2階建ての店舗兼住宅で、夫は育ったそうです。
私たちが越してきて住んだのもその建物でした。車が通れば硝子戸はガタガタ鳴り、冬はすきま風が容赦なく吹き込む家。雪解けのころにはシガモリ(氷が解けて壁伝いに雨のように漏れた)に悩まされました。 

昭和47年(1972)、私たち家族は夫の家の家業を継ぐベく、秋田に越してきました。
昭和58年(1983)5月26日の日本海中部沖地震で、建物は大きなダメージを受け、翌59年春先から立て直しが始まり6月に完成。3階建ての店舗兼住宅での生活が始まり今に至っております。
気密性の高いサッシのお陰ですきま風からは解放され、時に外の強風に気付かないこともある頑丈な家にほっとしたものです。 

<屋号のこと>
大正3年(1914)の師走に、勤めていた酒問屋から独立して、秋田最大の飲食街川反通りの真ん中に酒販店を起業したのは、夫の祖父「彦四郎」でした。


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店の屋号は義祖父の名の一文字「彦」が付けられています。


詳しい事は解りませんが、義祖父は(働き盛りで)事故で無くなったそうです。跡取り孫息子(夫)の名前に「彦」の一字が入っているのは、しっかり者の義祖母が孫に託す願いがあったからかもしれません。

家業を起こした義祖父の意思を義祖母が守り、義父が引き継ぎ、夫に渡してくれてからもう40年。私たちは、人生の三分の二をここで生活してきました。家業でなんとか生活の糧を得てこられたことに、感謝しております。

そして、私たちの年齢を考慮しますと、100年目の今年は大きな区切りの年になろうことは確かです。

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100年前、開店当初の灘の酒「春駒」の看板。



101年目からはどんな展開があるのか?  妙案があるわけではありませんが‥‥、取りあえずは建物の外観体裁が整ったことで、選択肢がひとつ増えたような気はしています。
by hanatabi-haruko | 2014-05-17 19:20 | 雑事

山笑う、私も笑う(2014.05.12 MON.)

5月も2週目に入って、日中の気温が20℃以上になりました。
街中は薄着姿がめだち、すでに初夏の気分です。

日曜日、ゆっくり身体を休めたい時に行くと決めている温泉、田沢湖高原温泉「アルパこまくさ」に出かけました。山にも遅い春がやってきている筈ですし、確かめたい気持ちもありました。  

途中、山や林の樹々が柔らかい若い芽や、鮮やかな若葉で彩られて、何ともいえない美しさです。

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何十種類もの樹々が、それぞれの芽吹きをそれぞれの色で表現(点描で)している。そんな何千本もの樹々の集合体が山なんだと、よ〜く解る眺めです。

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桜の薄桃がところどころに。黄緑色、肌色、ベージュ、薄茶、等々。
枯木の冬から逞しい濃い緑の葉に成長する前の今だけの、初々しい山景色。
「山笑う!」大好きな景色です。

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刺巻の駅横を走る時、雪の山「駒ヶ岳」が正面にみえます。


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↑ 青葉が樹々を覆う前の、まばらな小さな木の芽や柔らかい若葉です。太陽の光は木の根元の若草にまで届き、山全体が明るい黄緑色です。

往復の道筋はずっと、こんな素敵な春山の様子に浮かれながらのドライブでした。(大方の写真は、走る車の窓からの撮影です。) 

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田沢湖でひと休み


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散策の途中で、「わらび」を見つけました。
食卓にのぼせて春の香りを一口だけいただきます。


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↑ 田沢湖高原への上り坂は、桜が今満開でした。

温泉にゆっくり浸かり、昼食をいただき、畳の座敷に横になり、新聞を読みながらいつの間にか心地よい眠りに落ちて‥‥良い休養になりました。

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私の花好きを知っての、素敵なプレゼントが届きました。
そうでしたね。6月の第2日曜日でしたね。ありがとう !


山が笑い、私も笑ったルンルンの日曜日でした。
by hanatabi-haruko | 2014-05-12 14:27 |

盛り沢山の休日でした(2014.05.08 THU.)

朝、カーテンを開けてベランダを覗くのが習慣になっています。

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開花が遅れていた小さなチュウリップの蕾が膨らんで、どんな色の花なのか想像できるまでに成長していましたが‥‥


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たったひとつですが、ピンク色のチュウリップが咲いてくれました。
見ようによってはほんの脇役、見方を変えれば可愛い主役です。

 
去年は、黄色の縁取りの赤そしてピンクと、二色のチュウリップが、同じ数づつ咲きました。花が終わり球根を掘り出してみると、半分ほどが痩せていました。

強い種だけが生き残れる生物の世界です。ふっくらした球根だけを保存して冬に植えましたので、結果丈夫な球根は赤だけだったようです。ピンクは全滅かと諦めていただけに嬉しいです。
来年はあらたに別の色の球根を買い足して、植えてみようかと思っています。

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ところで、物ごと見ごろ見どころを逸すると興ざめになる事があります。

それはそれでご縁がなかったと諦めれば良いのですが、身体がなんとか動くうちは欲張ってあれもこれも実現しようとしてしまいます。

 
そんな訳で、ゴールデンウイークたった一日の休日に、観たかったものを二つも観賞いたしました。

<映画「テルマエ・ロマエ Ⅱ」>

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時は西暦136年ハドリアヌス帝の治世下のローマ帝国。そして現代の日本の温泉地。奇想天外な物語の進行やスペクタクルな場面は、何方さんも観てのお楽しみ。


私が楽しみにしていたのは、オペラのアリアの数々です。

物語の進行とは全く関係ない挿入部分に、ほんのサワリだけですが、大音量の歌声が映画館に響き渡りました。
前作Ⅰに続きⅡでも、あの三大テノール歌手のひとりプラシド・ドミンゴから楽曲の使用許可が下りたとのこと。ドミンゴさんの朗々と歌い上げるアリアに酔いしれました。

前回は岩山だった歌唱場面が今回は海辺になり、肥満の中年男性の愛の人生が語られ(歌われ)ます。同じような体格の女性と恋に落ち、子どもができて幸せな日々が流れ、諍いの後別れ、そしてもとのさやに収まる。

特に映画の後半、お馴染みこの映画のテーマ曲でもある「誰も寝てはならぬ」(プッチーニのオペラ「トゥーランドット」より)が高らかに歌い上げられ、それを皮切りに「トスカ」、「ジャンニ・スキッキ」、「アイーダ」など有名なイタリアオペラのアリアが次々と流れて圧巻でした。

一方で、日本の温泉の長閑さが、こぶしのきいた北嶋三郎の「与作」の、あの「ヘイヘイホー、ヘイヘイホー」の間の手で表現されて‥‥。もう、はちゃめちゃの面白さでした。
 

テルマエ・ロマエ の原作者はイタリア在住の ヤマザキ マリ さん。経歴が凄いです! 少女時代から自らの力で生きる場所を切り開いてきた女性です。

折しも You tube で、バイオリニスト庄司紗矢香さんの表現力に欠かせない超絶技巧を見たばかり。
少女のころから才能を発揮し注目されてきて只今31歳、これからの活躍も期待されて目が離せません。いずれもインターナショナルの発想の持ち主、活躍の場は勿論「全世界」です。

いやぁ~、日本人女性にもすごい人が居るもんですね ! うれしいことです!
ミーハーの私はただただ驚いています。

<MOA美術館名品展> 

今、千秋美術館開館25周年記念で、熱海にあるMOA美術館の名品が展示されています。
展示物の中でも、目玉は<黄金の茶室>と思われました。
黄金の壁に囲まれた三畳の茶室に一畳の床の間。桐の透かし文が入った赤い障子、畳には赤い布が敷かれている。金ぴかの印象が強いこの茶室、薄暗い蝋燭の灯で座れば、案外重厚で落着いた佇まいではないかと感じましたが。

興味深かったのは、佐竹本三十六歌仙の断簡のひとつ

<平 兼盛> 
 数うれば  我が身につもる年月を  送り迎うとなに急ぐらむ   でした。

佐竹本三十六歌仙は、もともとは秋田藩の殿様佐竹さんの所有する絵巻物でした。高額な絵巻物のままでは売り捌かれず、結局36枚に切り分けられて、財閥や金持ちの個人に買われたようです。公開されて観賞できるものは数えるほどと思われます。

<平 兼盛> のお顔は残念ながら絵の具が剥がれかかっていました。
<小野小町>は、以前東京国立博物館で観ましたが、どちらも傷みが激しいように感じます。修復は難しいのか、状態の良いものは少ないのかもしれません。
それでも、繊細に描かれた眉や鬚、顔の表情が何とも云えず魅力的でした。


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チケットの絵柄になっているのは、伝 岩佐又兵衛勝以の「浄瑠璃物語絵巻」。


野々村仁清の茶碗、尾形光琳の螺鈿印籠など、見どころは他にもあります。
お暇な方はどうぞ目の保養をお勧めいたします。

盛り沢山の休日の締めは、市内にある温泉に浸かり、近くのビァーカフェで喉を潤しました。ふ~! 夜風が心地よいビールの美味しい季節になりましたねぇ~。

何だか3連休、4連休した気分になりました。
目一杯楽しんで、休み開けに身体がどうなっているのか、ちょっと心配。
リスクは覚悟で楽しんだのですから‥‥あとはケセラセラ、なるようになるでしょう。
by hanatabi-haruko | 2014-05-08 13:27 | 雑事

若葉のころ・2(2014.05.07 WED.)

ゴールデンウイーク最終日の6日、待ちに待った休日です。
あれもこれもいろいろしたい。
何時もそうだけれど、休日にゆっくり朝寝などしていては勿体ない。

朝9時半から映画を一本観て、太平山の麓「添川」側にあるおそば屋さんに昼食を食べにゆきました。

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↑窓から 川向こうの春の山を眺めながら、

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↑ 外は田舎風でも中はモダンなおそば屋さんです。お気に入りの「蕎麦」と「天婦羅盛り合わせ」を注文し、大将と久しぶりの軽妙な会話を楽しみます。

満足な昼食でお腹が落着きました。天気は午後には徐々に回復するとの予報でしたし、若葉の風景を探しながらうろうろしてみました。

周辺の田んぼには水がはられて、耕耘機が代掻き作業をしています。
裸眼の私には見つけられない光景を夫が見つけ、カメラに納めてくれました。↓

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田んぼの土が掘り返されて出て来る昆虫を、「アオサギ」や「カラス」が狙っているようです。
ぐるっと見回せばあちこちで、「アオサギ」や「シラサギ」と耕耘機のショットが見えます。市の中心地から車でわずか10分ほどの場所に、人と生き物とが共存している春の風景 がありました。

気を良くして、本気で春の風景 を探してみることにしました。

↓ 道路から「藤倉ダム」の渓流が見えましたので、

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水辺近くまで 降りていきますと、

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このあたりは今が春爛漫なのかもしれませんね。


↓ 名残り桜と柳の若葉の素敵な景色にも出会えました。

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市内方向に車を移動しながら

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補陀寺にも寄ってみました。


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以前、夫が自転車でここを走ったときに、この立て札が気になっていたらしいのです。まだ早いかもしれませんが、歩いてみましょう。


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桜はすっかり若葉になりましたが


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「やまぶき」


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「もも」が咲き、


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足元には「すみれ」が、陽射しを浴びています。


お目当ての「日本たんぽぽ」は‥‥花の裏側を見ながら歩きます。
花の下の総苞片が反り返っていなければ、間違いなく「日本たんぽぽ」なのですが‥‥む? これは正しく「日本たんぽぽ」でしょう! ↓

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満足して駐車場に戻りますと、農家の方にはみえない長靴を履いたおふたりが。
「たんぽぽを調べにいらしたのですか?」と聞かれました。
「日本たんぽぽを見たくて散歩しました。」と話しますと、
「まだ早いかもしれませんが、小学生たちが毎年ここに見学にきますので、その下調べに今日は来ました。」とのこと、先生なのでしょうか?
「咲いていましたか?」と聞かれましたので、
「たぶん、そうではないかとおもいますが」と、写真をお見せしますと、
「間違いなくこれは日本たんぽぽです。」お墨付きをいただきました。

へぇ〜、バス何台かで小学生たちが見学にくるんですね。
たんぽぽを探し、楽しそうに小径を歩いてゆく子どもたちの姿が想像できます。

空を見上げれば雲が去り、農作業日和り、散歩日和りの晴天になっていました。
by hanatabi-haruko | 2014-05-07 12:36 |

若葉のころ(2014.05.03 SAT.)

旭川の流れの上に枝を伸ばして、枯れ枝にしか見えなかった欅が、いつの間にか若葉を纏う季節になっています。
この時期、満開の桜に替わって、若葉が気分を浮き立たせてくれます。

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買物の道筋、濃い色で主張している花に目を見張ります。そして去年とたぶん同じなのに、新鮮に映るのは、長〜い冬が明けたばかりだからでしょうか。

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つつじ


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つつじ


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ぼけ


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花ずおう


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どうだん


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スノーフレーク


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たらの芽を二つばかり貰いました。



ゴールデンウイーク、連休の後半は曇りや雨模様ですが、恵の雨を受けて植物が活き活きとしています。
当店は6日のみのお休みです。
遠くにいかなくてもいい。若葉色、萌葱色の景色にウキウキしたいものです。
by hanatabi-haruko | 2014-05-03 15:49 |