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春光にぬか喜び(2014.02.27 THU.)

天気予報通りに気温が上がり、ここ2.3日暖かい日が続いています。
橋の上に積っていた雪も大分融けました。

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来週には再び気温が下がり雪が降る事が分っていても、取りあえずはこの春光を喜びたいですね。

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公園の雪の山も小さくなり、赤い実が現れました。


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ご町内の神社の花壇を覗いてみると、「ユキノシタ」がようやく雪の布団をけとばして、光に向かってアンテナのように葉を広げています。


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街路樹の根元の「スノーフレーク」も早速葉を出していました。
私が、春一番にこの場所で挨拶する花なんですよ。


今年の冬は雪にメゲることなく、酒蔵、温泉と雪の中あちこち出かけました。
小安温泉に大雪の中ご一緒したOさんから、「落花生」と「キビの砂糖」が届きました。
美味しいものに目がない0さん。ご自分で工夫した料理のレシピを伝授してくれます。お陰で思いがけない美味しさに出会え、食卓がちょっとだけ豊かになります。助かります。

煎ったものをそのまま食べてもいいんですが、もうひと手間かけて丁寧に味わいたい。そう思って「ピーナッツ味噌」にしてみました。

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捨てずに放っておいた鉄の中華鍋で、ふっくら大きな「落花生」を時間をかけて煎ります。


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味噌に「キビ砂糖」を加え少し温め、煎った「落下生」を和えれば出来上り。主張し過ぎない甘さがいいですね〜。


まだ湯気がでていて、接近したカメラのレンズが曇りました。
かりっとした食感を楽しむ為に、湯気が収まりすっかり冷えるのを待ちます。

落花生は秋に収穫し、ゆっくり乾燥してから食する今が旬の食べ物。春に植え付けてから収穫まで、手間のかかる作物です。

「ピーナッツ味噌」をカリコリさせながら、炬燵でブランデーをシングルでワンショット。今夜はこれでいきましょうか?
0さん、御馳走さまです。
by hanatabi-haruko | 2014-02-27 13:07 | 雑事

豪雪地帯の酒蔵を訪ねて(2014.02.24 MON.)

明け方から吹雪いて視界の悪い日曜日、秋田市を抜け出して観光バスで県の内陸南部へ向かいました。

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大森のトンネルを抜けると、其処は青空だった!

(沿岸部の天気が荒れる時、内陸部は穏やかなことが多いようです。) 



高速道を快調にとばして、向かった先は豪雪地帯・横手市の酒蔵さんです。
今回の酒蔵巡りは知り合いの小料理屋さん主催です。一参加者として気軽な酒蔵巡りが嬉しいです。 

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聞いてはいましたが横手盆地は雪に埋もれ、りんごの木も葡萄の木も人家も深い積雪の中でした。


↓ 伺ったのは「日の丸醸造」さんです。

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銘柄名「まんさくの花」。
春に魁けて「まんず咲く」からまんさくの花なんだそうです。(飾られていた絵です。本物の花はもう少し先ですね。)


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蔵の町増田を代表する立派な漆蔵(築103年)を見学し


社長さんに蔵の中を案内していただきました。
今年の寒さは厳しくて、普段ならば醪の温度を低く保つ<サーマルタンク>も温めたいくらいだそうです。

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蔵の中に精米所を持ち、休み無く連続精米機が稼働していました。


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米の芯を50%程残して削り落とした高精米の真っ白な米粉(段階的に少しづつ精米するので、精米を繰り返す毎に段々粉の色が白くなる)。


このお蔵の造りの85%が純米酒、米の手配には苦労されたそうです。
今年はなんとか確保できたものの、来年の種籾が心配だとのこと。
農業関係者が努力して長期計画を考えなければ、これから先、酒造好適米の安定供給は望めないかもしれません。本当にどうするの?

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酵母菌が盛んに活躍している様子も見せてもらい、(真ん中の棒は、酵母菌の泡がタンクの外に溢れ出ないようにする回転して泡を消す「泡消し」です。)


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少し高くなった太陽の軌道。陽光が射し込むようになった「仕込み蔵」で、杜氏暦20年の高橋良治さんのお話を聞き


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勿論利き酒試飲もさせていただきました。


一旦お酒を口に入れますと、飲みこまずにはいられないものです。
当然、昼食は昼酒を飲みながらとなりました。

酔いが回って話も進み、そのまま酒談議に盛り上がるメンバー。
せっかくなので「蔵シックロード」を散策しようと(若い?)元気なメンバーは青空の町の中にでかけました。

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除雪した雪に埋もれたバス停のポール。


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夏にこの町を訪ねた時には涼しげに水が流れていた堰は、屋根から落ちた雪ですっぽり埋もれていました。


家と家の間の小路は屋根から落ちた雪でびっしり埋まり、

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アレ?階段が刻まれています。


階段の先には一体何があるのでしょう。
興味津々階段を登っていきますと‥‥

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雪下ろしをしている男性に挨拶して覗きますと、家の二階まであろうと思われる雪の山の先には、向こう側に降りる階段があるようです。ひぇ~!


こんなにひどい雪の量だとは驚きです。

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久しぶりの晴れの日を無駄にはできません。
屋根の雪下ろし作業をしている場面に出会いました。


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話を伺うと、こちらのお宅では今年2回目の雪下ろしだそうです。
ご苦労様です。気をつけてくださいね。


酒蔵の屋根は普通の人家の十倍以上の面積です。こまめに雪を降ろさないと屋根が潰れる危険があります。
蔵で働く人は勿論、今年一年蔵を支える醸されたお酒も、危険から回避しなければなりません。昨年の3倍近くも降った雪で、既に3回も雪下ろしをしたそうです。
酒好きの私たちが出来る事と言ったら‥‥お蔵のお酒を美味しくいただくことでしょうか?

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お忙しい時季にお邪魔致しました。
ゆっくり蔵を案内していただきまして、ありがとうございました。

週間天気予報によれば、今週一週間は気温も上がるそうです。
雪解けも進みそう。もう一息ですね。
by hanatabi-haruko | 2014-02-24 13:11 |

雨水の頃に(2014.02.19 WED.)


大雪の影響で、関東内陸部では大混乱が続いています。
道路が雪のため通行不可能だったり、雪崩が発生したり、ビニールハウスが雪の重みで潰れたり‥‥お見舞もうしあげます。
ご存知と思いますが、このようなことは毎年北国の何処かしらで起きていること、日常茶飯事なんですよ。
そしてできるだけ被害が少なくなるよう、準備や対策に費用をかける。
それが雪国に住む必要最小限の条件なんだと覚悟して私たちは住んでいます。(台風の被害を被る南の島や沖縄の方達も同じと思います。)

日曜日、曇ったり吹雪いたり、かと思えば雲間から陽光が注いだり、まるでエジンバラの天候のような(行ったことはないけれど話によれば)中、 関西からお出での友人たちと角館に行ってきました。
何時もの冬ですと雪深いはずの角館ですが‥‥

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道路に雪はなく、塀の上に積った雪も融けかかっていました。


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武家屋敷の枝垂れ桜の大木は、固い花芽を付けて春の準備をしているようですが


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少ないとは言え敷地内には雪の小山ができ、石灯籠の上には大きな雪の帽子が。


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つららが珍しくて、写真に納める友人。
こちらでは何処でも見られる景色なんですけれどね。


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押し絵雛。
古くから商いをしている商店の蔵座敷で、おひな様を見学しました。


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個性的な古雛。少し猫背の女雛に今年もお会いしました。


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下から見上げたら、心持ち美人に見えました。


それにしても内裏びな、男女のお顔の違いが気になります。男雛は美男子です。
明らかに女雛が老けているのが、同行女4人の疑問であり不満でした。
なんだか女雛がお可哀想。

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正月の鏡餅が吊るされていました。



ところでご参考まで。
秋田県内陸南部の豪雪地帯人口98000人ほどの横手市では、2014年の除雪費用は総計で12億6400万円とする補正予算が可決されました。
除雪用の重機はつぎの年にも使えますが、建物が建ったり文化行事として継承の為に出費されるのではないのが辛いところです。

屋根の面積が広い酒蔵では、雪下ろし費用だけでも1回100万円は下らず、ひと冬に最低でも3回の雪下ろしが必要といわれています。
黙っていても春になれば融けてなくなる雪に300万円もかける。
「毎年大金を川に流しているようなものだ。」と、例えられます。

では個人で屋根の雪下ろしを業者に依頼すると費用はどのくらいかかるのか?
一人あたり一日15000円、3人頼んでダンプカーで除排雪までしてもらうと10万円近くの出費になるそうです。
老人が一人で屋根の雪降ろしをしていて落下、死亡したニュースが流れる度に、雪下ろしの費用が捻出できなかったのだろうかと悲しくなります。


雪国の弊害ばかりを並べ立ててしまいましたが、12月から雪が降り始め3月いっぱいまで息を潜めていた生き物すべてが、雨水(旧暦2月19日)の頃恵みの雨を得て、4月の半ばを過ぎますと一斉に息を吹き返します。その勢いは爆発的です。春の野山はそれはそれは賑やかです。

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京菓子をいただきました。その名も「雨水」。
青梅の実の密煮を芯に白餡を牛皮で巻いて「雨水」を表現する‥京菓子は凄いです!
御馳走さまです!



人間も例外ではありません。レンギョウ、こぶし、梅、桃も桜も一斉に開花する春。
花の下、老若男女誰もが雪の下で縮こまっていた心と身体を解放するのです。

そんな時季に、北国秋田に又お越し下さいませ。
冬を乗り越えた雪国の人間の、情熱的な一面を見られるかもしれませんよ。
by hanatabi-haruko | 2014-02-19 14:21 | 雑事

日本海沿岸の酒蔵を訪ねて・その2(2014.02.18 TUE.)

雪のない沿岸道路を更に南にバスで移動し、次に訪問したのは「飛良泉本舗」さんです。

日本海が時化ている時は、荒れ狂う波音がごうごうと聞こえ、白い波頭が見えるほど海に近いところにあります。

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店舗の入口を入りますと、立派な内蔵があります。
家業としての歴史は古く、創業は室町時代とか。


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暖簾と縄のれんを潜り、


酒蔵に続く重厚な佇まいの長い土間を進み、明治時代の古時計がかかる立派なお座敷に通されました。
大きな仏壇に神棚。現社長の曾祖父さん、祖父さん、お父さんの肖像画や写真が架けられ、この家の酒造りを見守っているようです。

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↑ 蔵暦30年の杜氏さんのお接待で、おいしいお茶と酒饅頭をいただき、26代目の社長さんのお話を伺います。(座敷の奥でお茶を入れてくださったのは、社長夫人でした)

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秋田では珍しい中硬質の仕込み水。
現社長さんが小さい頃、深さ2メートルもあるこの水場で溺れたお話は、以前にも聞いたかな?何回聞いてもひやっとします。


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仕込み蔵は芳香に包まれていました。


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梁にかけられた古いこの「破魔矢」から、蔵に住み着いた「蔵付酵母」が採取されたとか。


敷地内には大きな欅の木があって、その欅が夏に蔵の上に枝葉を広げて直射日光から蔵を守っているそうです。このお宅のお印の木は大切な「欅」なのでしょうか?

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その名も「欅蔵」(同名の大吟醸酒もあります)


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見学の最後は利き酒です。
件の破魔矢の蔵付酵母で醸した新酒もいただきました。


おふた蔵ともに、
海岸近くで雪が少なく、山からの水に恵まれた地です。
獲れたて新鮮な海の幸をおいしく食べられる地、北前船の寄港地であり都の文化や商品に触れる機会のあった地です。
そんな土地柄がおいしいお酒を育ててきたのだと感じました。

お忙しい造りの最中に、ご丁寧な案内を戴きましてありがとうございました。
お邪魔いたしました。

〆は、訪ねたお蔵のお酒を持ち込んでの<懇談会>です。
飛良泉本舗の社長さんからご紹介戴いた仁賀保市内の小料理屋さんで。
突き出しのイカと蛸のお刺身以外はすべて鱈料理。だだみ(鱈の白子)の天婦羅、だだみ天婦羅のしぐれあんかけ、

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なんと、鱈のにぎり寿司。
だだみの刺身が乗った真ん中の軍艦巻きには、しょっつるを1.2滴たらしていただきました。初体験です。


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そして、勿論「鱈のザッパ汁」です。
この地のお酒とこの地の魚。冷えた身体に美味しさが染み渡ります。

鱈ずくしのコースをたら腹戴き‥‥ほぼ完食です。フゥー!
(僅かに残こされた土鍋の中身は、お鍋をお替わりして食べきれなかったものです。ご免なさい!) 


大満足の酒蔵巡りとなりました。皆様ありがとうございました。

都心では、雪による流通の混乱が続いています。
帰りの夜行列車が運休になりもう一泊された方。翌日も福島の白河あたりで列車が立ち往生して丸一日かかって関西に戻られた方。行きはよいよい帰りはこわい!大変な酒蔵巡りでしたね。お疲れ様でございます。

それでも「また秋田を訪ねたい!」みなさんそうおっしゃいます。
嬉しいです。
by hanatabi-haruko | 2014-02-18 13:40 |

日本海沿岸の酒蔵を訪ねて・その1(2014.02.17 MON.)

猛烈な寒波の襲来で大荒れの天気になった先週末、万難を排して来秋された関西関東からの参加者を含めて、貸切バスによる<酒蔵巡り>が決行されました。(秋田はそれ程雪が降りませんでした)

今回の酒蔵巡りは、秋田県の南部、日本海沿岸のおふた蔵。
「雪の茅舍」の銘柄名で人気の斎弥酒造さんと、「山廃飛良泉」が基本銘柄の飛良泉本舗さんです。

斎弥酒造さんのある本荘市も飛良泉本舗さんのある仁賀保市も、西から吹く海風の影響でか内陸の横手や湯沢の大雪が信じられない、同じ秋田県とは思えない少量の雪でした。
町並みがどこか違うと思ったら‥‥内陸の豪雪地帯にはない瓦屋根です。

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明治時代に建てられた二階建ての洋館は、有形文化財の指定を受けています。

 
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突風で細かい雪が吹雪きになっても、ほんの一時のこと。
しばらくすれば、青空がのぞき穏やかさを取り戻します。

 
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屋根から落ちた雪で中庭が埋もれることもありません。
伏せてある壺が白いベレー帽を頭にのせていました。


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静謐な仕込み蔵。
このお蔵を訪ねる楽しみは、「清潔な登り蔵の活気」の中に身を置き、


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高橋藤一杜氏さんの口から「酒造りの神髄を聞く」ことでしょうか。


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そして出来立ての杜氏渾身のお酒を試飲させていただく楽しみですね。


午前10時過ぎ、見学者の私たちを待っていてくれたのでしょう。
蒸し米があがってきました。

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酒を醸す杜氏さんの手(左)と、45%精米の蒸し米を戴く手。


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放冷した蒸し米に麹菌をまく杜氏さん。


麹室で麹菌を撒く写真を見る事がありますが、室の杉材は上手に湿度を調節するためにも清潔を保ちたい。麹菌が杉目に入り込むことは避けたい。との説明を受けました。

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間髪を入れず待機していた若い蔵人が、麹室を目指して蒸し米を担いで走ります。


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催事室。昔は米蔵だったそうです。



見学終了後、皆さんあれこれお土産を求めました。
酒粕、粕漬け、勿論お酒。いろいろあったけれど、

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わたしは迷わず<甘酒>を選びました。
酵母菌の大好物、正真正銘ノンアルコールの甘〜い甘いお米のジュースです。


by hanatabi-haruko | 2014-02-17 16:48 |

「なまはげ」派(2014.02.10 MON.)

秋田に名物数ある中で、秋田を代表する二大キャラクターになるものはといえば、「秋田小町」と「なまはげ」でしょうか。

「小町」の名は、お米(飯米酒米ともに)、新幹線、スタジアムなど、秋田県産商品名などに最も多く冠せられています。が、小野小町縁の地は日本全国にあり、京の都から遠く離れた秋田の地では、秋田美人を連想させるということだけが先行した印象になっています。
物語性からいうならば、民間信仰となっている「なまはげ」のほうが遥かにインパクトが勝っていると思うのですが、少し前までは無骨な乱暴者のイメージで、さほど人気があったとは思えませんでした。

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「なまはげの輪ゴムかけ」‥‥最近では可愛いキャラクターに仕立て、結構人気者になっています。


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秋田美人とはこんな娘さん。と世に知らしめた木村伊兵衛氏の写真。モデルの女性は角間川町の女子高生でした。(ポストカード) 



北国らしい多くの物語を受け継ぎながら、「なまはげ」は今に生きているから‥私は、どちらかと言えば「なまはげ」派かな。

「なまはげ柴灯まつり」が7.8.9日に男鹿半島の真山神社で繰り広げられました。
真山神社の神事「柴灯祭(せどまつり)」(民家一軒が一年間でつかう柴の分量を焚く神事と聞いたことがあります)と、民族行事「なまはげまつり」が合体した祭りです。

自身のブログを開く以前、夫のブログに「男鹿のなまはげ物語」
「子どもにとってのなまはげとは」を投稿したことがありますので、お暇の方はご笑覧くださいませ。

昨日までの四日連続の真冬日をやり過ごして、今日は最高気温が3℃までになりました。
2月の小正月行事も終わり、後は春を待つばかりの秋田です。
by hanatabi-haruko | 2014-02-10 15:52 | 雑事

立春の日に(2014.02.04 TUE.)

寒さは厳しいけれど、今日は「立春」。ようやく春を、桜を夢見て日を数えられるようになったことが、ちょっとだけうれしいです。

ところで、何歳になっても、素敵な男性にはわくわくするものです。
「伊勢物語」の主人公になった「在原業平」は、平安時代のプレイボーイ。自然を詠いながら心情を伝えるのに長けた歌人、イケメンだったようです。

世の中に 絶えて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし
 (何時咲くのか、雨に降られなければいい、風であっと言う間に散るのだろうか?等々。いっそこの世に桜が無ければこころ穏やかなのに)

桜花 散りかい曇れ老いらくの 来ると言うなむ 道まごうがに  
  (人生50 年といわれた時代、上司の40歳の祝賀の席での歌)

ついにゆく 道とはかねて聞きしかど 昨日今日とは 思わざりしを
 (在原業平 辞世の句と言われている) 

上から順に、若くて前途悠々な若者の余裕。老いを意識し始めた頃。そして分っていたのにやはりこの時がきたのかと驚く。粗雑な解釈ですがそう覚えています。
彼が詠んだこの三つの和歌は、うろ覚えながら折りに触れて私の頭を過ります。
人生をおおまかに若年、壮年、老年に区切るなら、それぞれの年齢を言い表して納得させられる歌だと思うからです。

どんなにいい男でも歳をとってやがて衰えて人生を終えるのです。
これを不条理とは言いません。むしろ誰にでも訪れる唯一の平等なのかもしれない。そう思って慰められるのです。

日々年齢を気にして暮らしている訳でもありませんが、自分のことに引き比べるならば、私も老年の域に入りアレコレ考えるようになりました。

歳をとって健康に不安を抱きながら身辺整理を迫られた場合、どうしたら良いのか?‥‥何年か先の自分を想像しながら、そんな状況にある身内のお見舞いに行ってきました。

↓ 生憎の曇り空でしたが、日曜日の東京は暖かくて「梅」が満開でした。
 
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立て直し間近かの古い都営住宅に連れ合いを残して、身内は今入院中でした。
3月末までに一旦立ち退いて、2DKの狭い新しい都営住宅に入居するのは9月だという話です。
これまでに残してきた膨大な記録や資料そして家財道具を、これからも持ち続けることは不可能だと、本人も家族も充分承知ですが‥‥、まだ整理が始められないでいます。

几帳面な身内はたぶん、自分の生きた時代の記録や資料を、必要と思う友人たちに手渡し、納得のいく形で残したいと考えているのだと思います。
満足のいく精査作業は、厳密には本人以外の誰にもできません。
(時代を証言する資料は公文書館でも保管されるようですが、時代の変化が早く、また持ち込まれる資料も膨大でパンク状態だとか。)

果たして身内が納得する「整理」がつくかどうか?
私たちにできることは何か?‥‥気がつけば、夫とその話ばかりです。                         
 
都会に比べたら、保管場所には余裕のある秋田ですので、気付けばものが溜まって来ています。
身内の資料の歴史的価値に比べたら、私たちの保管物は、極個人的なガラクタばかりです。
この際気候が良くなるの待って、押し入れに入っている想い出絡みの品々を、思い切って整理=捨てようと考えています。
by hanatabi-haruko | 2014-02-04 15:01 |