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今年最後の「小春日和」かな?(2013.11.25 MON.)

日曜日は清々しい秋晴れ、「小春日和」でした。

前一週間も、そしてこれから後一週間も、青空は望めませんし今週半ば頃には☃雪マークの天気予報となっています。
本格的な冬を前にしたそんな小春日和の太陽を、誰もが目と肌に直に感じようと、千秋公園周りは散歩人で賑わっていました。
ドーダンツツジが絶妙なグラデーションです。↓

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明徳館(市立図書館)の内庭の紅葉も見事です。↓

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平べったい枯れ枝は「錦木」です。
葉が落ちて枝の特徴があらわになって、面白い趣が味わえます。


 

我が家のささやかな鉢植え植物も紅葉しています。

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ミニかえでの紅葉。

 
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山椒の黄色。
「モンシロチョウの食用になることを許して、丸坊主になってしまうのはイヤ」と決めたので、今年は葉っぱが無事残り、黄色を楽しむことができました。


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ジャコバサボテンの花もチラホラ咲きはじめました。

 
ご町内は落葉が風に舞って道路のあちこちに吹きだまっています。
これも季節の風物詩です。ご近所の紅葉を一緒に楽しませてもらった後は、お掃除のお手伝をするのは当たり前と思っています。

晩秋に枯葉が風に舞い、やがて白い花弁がひらひらと天から舞ってくる‥‥霜月も余すところ一週間。雪の季節はもうすぐですね。
by hanatabi-haruko | 2013-11-25 14:12 | 雑事

藤田嗣治の戦争画(2013.11.19 TUE.)

皇居前にある、東京国立近代美術館からの眺めです。
(建物の2階の窓際には、皇居の森が見える場所に椅子2、30脚が配置されています。森と空と雲が‥何処かで見た風景画のようです。)

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午後3時過ぎ、息子の提案でここに辿り着きました。
充実した収集品に満足しながら進んでいきますと‥‥ あっ!

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是非とも実物を見てみたいと思っていた藤田嗣治の戦争画が2枚、そこにあるではありませんか。

「アッツ島玉砕」と ↓

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藤田が描いた最期の戦争画となった「サイパン島胞臣節を全うす」が。 ↓

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近寄って細部を見ますと

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追いつめられて崖から身を投げる人、祈る人。


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助け合って生きることに望みを託す人。


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狂気に駆られサーベルを振り回す人、

 
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完全に正気を失って、自分が自分では無くなっている人。

 
藤田が戦場を忠実に描き、ありのままを伝えようとすればするほど、観る者に伝わってくるのは<戦争の凄惨さと空しさ>です。
藤田は戦争画家としての活躍を、戦後非難されたりしましたが、これはもう戦意高揚戦争賛美ではなく、厭戦の気持ちを助長する以外の何ものでもありません。
藤田の描いた戦争画は写真以上に適確に後世に伝わる<戦争の記録>ではないかと、心打たれました。写真撮影OKもありがたいことです。 

日本各地に近代美術館は数々あるけれども、ここは東京、国の中心地。
そこには近代を代表する絵画がまだまだ所蔵されている筈です。
身分を証明するものがあれば老人は入場無料。また是非訪ねましょう。

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山茶花が咲き

 
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少し風がありますが、竜舌蘭が咲き、東京は好天に恵まれていました。


時間が前後しますが、17日日曜日、秋田空港で濃霧のため足止めを食らい、行動のスタートが2時間半遅れました。 

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まず40分ほど列に並んで、お目当ての日本橋のレストラン「たいめいけん」でオムライスを食べ、ガソリン補給です。


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そもそも『モローとルオー』これが観たくて上京したのでした。


私の勘違いで、展示のテーマはあくまでも美術学校で子弟関係にあったモローとルオーとの作品比較でした。
彩色豊か精密な描写のモローの神話や宗教画の世界は、本場フランスはパリの「ギュスターブ・モロー美術館」でしか観られないようです。
それでも、片鱗を垣間みることはできました。

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「ユピテルとセメレ」の習作(?)
中心部の構図はほぼ同じながら、ユピテルの顔=目が全く違う


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                      「一角獣」


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翌朝増上寺境内で見た「一角獣(?)」


ジョルジュ・ルオーは美術学校の教師だったモローとは全く違ったタイプの画風であったにもかかわらず、なんの強制もされず自由に絵の才能を伸ばされた。と、ありました。尊敬し合いお互いにお互いの絵を模写しあう間柄だったようです。

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ルオーの「聖顔」


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ルオーの「避難する人たち」(エジプトからの逃避?)



今回の東京美術館巡りの〆は、同行してくれた息子のアドバイスで、結果として観たかった『藤田嗣治の戦争画』へと導かれました。とてもラッキーでした。

む〜、犬も歩けば棒に当たる。転んでもただ起きない。案ずるより生むが易し。終わり良ければ全て良し。
by hanatabi-haruko | 2013-11-19 15:18 |

東京は快晴でした(2013.11.18 MON.)

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昨夜、宿泊したホテルの窓からの景色です。
夕陽を背景に東京タワーにイルミネイションが点きました。

 
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真夜中に目が覚め外を眺めますと、タワーと満月とのコラボレイションが素敵です。


此処は東京都港区芝あたり。東京タワーが見えるホテルです。
お酒が入ってほろ酔いかげんの昨夜は、いつもより2時間も早く就寝しましたので、今朝は秋田に帰る前に浄土宗大本山『増上寺』まで散歩ができました。

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大門をくぐると、


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山門までの数百メートルの間に塔頭の小院がいくつもあります。
どの塔頭も間口が狭くて、密集地だからか木造建築のお寺はひとつも見当たりません。中には、上がマンション下の一階が寺院というのもあります。
高い固定資産税を払うためには必要だったのでしょうか?


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東京タワーは増上寺のすぐ側なんですね。


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山門をくぐり境内を歩いてみますと、
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タワーの裾の方まで見えます。


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散歩の女性が通りすがりに撒く餌に、雀が群がりアッという間に食べ尽くしてしまいました。


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コンクリートジャングルの中では、竹も完全に管理されていて


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猫も何だか遠慮がちに見えます。


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増上寺には徳川家の霊廟があるようです。


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唯一昔を偲べるのは外塀で、瓦を入れた土壁でした。ほっ‥。


増上寺を出て浜松町駅までは、駅からお寺方向に歩いてくる大勢のサラリーマンとすれちがいました。

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おお、これが有名な「秋田屋」さんなんですね。
夕方には、立ち飲みするサラリーマンでいっぱいになるとか。
納得です。


往路、昨日の秋田空港は濃霧のため2時間30分もフライトが遅れましたが、復路、今朝はそぼ降る秋雨の中、無事秋田に戻りました。
昨日の話はまた明日に。
by hanatabi-haruko | 2013-11-18 17:17 |

今年の「干し柿」造り(2013.11.15 FRI.)

今年の干し柿造りは、いつもの年とは違っていました。
10月19日に大量の柿を貰い、その日のうちに皮を剥いて吊るしたのですが、気温も下がらず雨模様の日が続いて、思うようには水分が飛んでいきません。
そのうちカビがチラホラ見えはじめ、2日間ほど旅行をして帰りますと、悲しいことに干し柿のほとんどがカビを纏っておりました。

勿体なくて捨てるなんて発想は出てくる筈も無く、アレコレ考えました。
暫く放りっぱなしだったアルコール度数45度のウオッカ2本(アルコール度数が高過ぎて 、持て余していた戴きものです)があったのを想いだし、干し柿を浸して消毒してみました。

三分の二ほどは再び干して、なんとか生き残りました。

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中には少しカビ臭い柿もありましたが、ノンプロブレム。
事務所に吊るして夫が毎日食べてくれました。
お腹を壊すことなどありませんでしたよ。

事情を承知で欲しいと言ってくれる奇特な人もいて、お裾分けもしました。

 
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干さずにウオッカに漬けっぱなしにしておいた柿は、塩揉みした大根に和えて食べてみましたが、悪くはありません。ほっ!

 
114個も皮を剥いた干し柿が、うまく仕上がらなかったショックで気持ちが晴れずにいましたところ、別の知人が
「柿、何個くらいいりますか?」と電話をくれました。有り難いことです。

「今年はもう止めます!」と私が言うだろう。夫はそう思っていたようです。
諦められない私は「二三十個ほどお願いします!」

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大きな柿が届きました。ありがとうございます!!

 
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早速皮を剥いて吊るしました。


あれから気温もぐっと下がって、雪も降りました。
太陽には恵まれませんが、カビの心配はもうなさそうです。

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リベンジできるかな?
干し柿が大好きな夫は、出来上がるのを楽しみにしているようです。


そんな折り、今年も旅友のKさんから「富有柿」のお便りが届きました。
旅の想い出が甦ります。

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箱を開けてビックリ! 干し柿の4倍もある大きさでしょうか。
早速デザートに。ヨーグルトにも入れていただきます。
ありがとうございます。


今年は異例なことの多い年でした。
「薔薇」が春に咲き切って秋は寂しかったり、「月下美人」の花が一輪も咲かなかったり、気温が下がらず「干し柿」に失敗したり‥‥そんな年もあるんですね。
by hanatabi-haruko | 2013-11-15 11:18 | 雑事

日本酒で忘年会(2013.11.11 MON.)

今日、初雪が降りました。↓

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昨夕は、今年初の忘年会がありました。帰り道、どうりで冷えるなあと思っていました。

ところで、私たちが参加する「会」は、そのほとんどは日本酒で始まり、最期まで日本酒オンリーの会です。昨夜の忘年会も当然のことながら最初から最期まで日本酒で盛り上がりました。
「そんなあ〜、信じられない!乾杯はビールとかじゃないの?」
そんなふうに疑われる方がいらっしゃるかもしれませんので、忘年会の様子を「写真」でご紹介しようと思います。

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「今年一年頑張った自分へのご褒美に」と言う主催者の要望に応えるべく、『とびきり旨いお酒』を取り置きしておきました。


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三々五々、好きな場所に座ります。


お膳の上に乗っている白いものは、当方で用意した「本日出品のお酒の酒質表」です。
飲んでみて美味しかったお酒は、どんなレシピだったのかを確認したりします。
みんな真面目ですね。

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ひたすら飲んでいるわけではありません。が、会話が弾み、一升瓶のお酒の量がグングン減っていきます。


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一升瓶から小さな盃にお酒を注ぐのは難しいのですが、一合当たり単価が断然安く、存在感もあるので、一升瓶にしています。
それにしても、うまく注ぐものですね。


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残念!人気のある酒から空になっていきます。
そして、無いと分ると尚更、最後の一滴まで飲みたくなるようです。


日本酒を飲む楽しみは肴を味わう楽しみでもあります。

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毎回女将さん自慢の肴が並びます。


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戴いた採れたて新鮮な「せり」で、なにか肴を造ってもらおうと小料理屋さんに持込みましたら


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柿と芹の白和え


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芹の茎と根の天婦羅を造ってくれました。
御馳走さまです!


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他にも、レアーなしめ鯖


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秋田の肴には欠かせない漬物


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馬刺の差し入れ


等々などなど。十数種類もの肴が舌も目も楽しませてくれます。

用意したお酒の総量は80合、一人当り平均4合弱。水のグラスを側に置き、それぞれのペースを守ります。
何と言っても、酒蔵さんが真面目に醸した純米酒ばかりです。
お開きになったのが明日になる2時間以上前ですから、酔いを翌日に持ち越す心配は‥‥たぶんありませんね。

こんな風に、今年の忘年会も日本酒会でスタートいたしました。
納得いただけましたでしょうか?
by hanatabi-haruko | 2013-11-11 16:27 | 雑事

川反通りの老舗料亭(2013.11.10 SUN.)

且つては川反通り3丁目に1軒、4丁目に4軒。向こう岸に1軒あった<料亭>さん。6軒あった料亭が1軒また1軒と店をたたみ、やがて川反芸者のお姉さんたちの姿も見られなくなって、もう10年以上になります。

今では<割烹小料理>に衣替えしたお店が1軒、<料亭>といわれる格式のある老舗はたったの1軒。4軒は廃業してテナントビルや駐車場になり、通りには全国チェーンの居酒屋が次々と参入して、川反通りも大きく様変わりしました。

料亭の女将さんたちには、何かにつけ声を掛けてもらいました。 

こんなことがありました。
ダメージジーンズを履いて帰省した大学生だった娘を見て、「◯◯ちゃんのズボンが切れているけど、見てあげなさい!」とH料亭の女将さんが真顔で心配してくれたことがありました。娘と同年齢のお孫さんがいたこともあり、小さい頃の子どもたちは、昼間の大広間でよく遊ばせてもらいました。

息抜きに週一回、時間を作ってジャズダンスを習っていたことがありました。
発表会の朝、髪をセットし派手なメークをし準備はしたものの、出かけそびれていた私に「いつも頑張って働いているんだから、大いばりで出かけてらっしゃい!」と言って、背中を押してくれたのは、I 料亭の女将さんでした。
料亭を閉める前に、川反芸者のお姉さんたちの写真を撮るチャンスをいただきながら、実現できなかったことが今でも悔やまれます。
 

今は亡きおふたりは、いずれも料亭の跡取り娘さんでした。
他所からきた新米の私が危なっかしく見え、気遣ってくれたのだと思います。
人の出入りの多いこの通りで、料亭を構える苦労は想像に難くありません。
私が知るだけでも、彼女たちの生涯は小説が書けそうなほど波瀾万丈だった‥‥と想い出します。
 

たった1軒残った<料亭>さんが、夏のころから大掛かりな工事をしていました。リニューアルするという噂が流れて、一体どんなお店になるのか?ついに川反から格式ある<料亭>が消えてしまうのか?気になっておりましたところ‥‥
10月になり工事が進み、通りがかりにふっと門の奥を覗いてみますと、おお~! 正面に造りかえられた玄関は明るくて、誘われるよう。入って行きたくなります。

川反で商いをする私どもにとりましては、格式ある料亭さんの再生は何より待ち望んでいたこと。間違いなく川反通りの雰囲気がぐ~んとよくなります。
嬉しいことです。

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11月に入って、いよいよグランドオープン。お向かいのよしみでお披露目のご案内をいただきました。
許可をもらって写真を撮りました。 

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『夢』‥‥料亭文化を継承してゆくとのご挨拶がありました。
頼もしいことです。


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玄関吹き抜けの上には、柔らかい灯が


修復された、大正7年創業当時の凝った造りを案内してもらいました。

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入り組んだ橋の上を見ると、天井も灯も六角形です。



松竹梅の名前の個室は、それぞれ松、竹、梅の木材竹材で贅を凝らしてあり、目を楽しませてくれます。

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松の間


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松の間の襖


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梅の間


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梅の間の襖


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竹の間


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竹の間の洒落た障子。


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竹の間の襖


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口取り
ご主人の『夢』を伺いながら、贅沢なお料理を楽しみました。


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料亭のご主人のお話では、いずれは舞妓さん芸妓さんを育てて、秋田の料亭文化を復活させたいとのことでした。楽しみです。

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『夢』に乾杯!



美味しい料理に美味しいお酒、芸妓さんの手踊りを見て遊ぶ。
老舗料亭さんが川反通りの核になって、そんな時代が近々やってくるかもしれない‥‥手応えをお披露目の席で感じました。

人が行き交い賑やかだった頃のこの通りを思い出す夜でした。
by hanatabi-haruko | 2013-11-10 14:39 | 雑事

秋田デスティネーションキャンペーン(2013.11.08 FRI.)

今、秋田の魅力を紹介する情報が、全国に向かって発信されています。
「秋田」へ誘う秋田デスティネーションキャンペーン(秋田の自然、食、温泉、まごころを「旅」で感じてもらおうという内容) がそれです。
ところで、秋田を発信しようとするとき、秋田酒は欠かせません。

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キャンペーンを紹介するガイドブック。
『あきたにしました』『あんべいぃな』『あきたびじょん』など、造語がいくつもあります。


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県外人のセンスで編集された冊子。
秋田酒に関わる五つを丁寧に紹介しています。
お勧めしたいお酒がいくつもあるということは、本当に幸せです。
冊子は既に入手困難かも。


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『のんびり』にはM杜氏さんの魅力が余す所無く紹介されています。
勿論私も大ファンのひとりです。


そんなキャンペーン中だからでは無いと思いますが、居酒屋探訪家のOさんがBS某テレビ(全国放送)でたまたま秋田市の魅力を紹介してくれました。

日本酒に目がないOさんが「この酒は旨い!大好きな酒だ!」と、ちょっと大袈裟に誉めてくれたことが切っ掛けで、既に完売しているそのお酒の問合せが相次いであります。
北は北海道、西は広島から、「Oさんが旨いと言うんだから、一度飲んでみたい」とのお電話です。
初めてお話する方ばかりですから、住んでいる場所や年齢を何となく想像しながら、経緯を説明して来春入荷を納得していただいています。

遠くから問合せ下さるのは、多分時間的にも余裕のある方なのか、少し長めの会話になります。
その内のお一人が電話口で「南相馬市からですがーーー」と第一声を発せられました。
咄嗟に私は、「原発事故の影響」のことを聞かせてもらえるだろうか?と思い、南相馬市の様子を目一杯想像し、聞きたい気持ちを集中させてみました。
するとその方は、

県立高校が7校も閉鎖されて、町から若い人がいなくなったこと。
豊かな自然の中の生活全てをいっぺんに失ってしまった失望感がずっとある。
気が滅入らないように、コンサートやら旅やら出かけること。
有名人の慰問はその時は気晴らしになるけれど、そこに住む者とはやはり温度差があると感じてしまう。
東電という会社は今までもずっと、国よりも発言力が強かったこと。
発電所内の小さな事故は今までに数えきれないほどあったが発表されていない。
4号機の使用済み燃料棒を取り出す準備が整ったというけれど、メルトダウンして地中に沈んでいったかもしれない1~3号機のことは報道しようとしない。
福島人は知っていることなのに、全国ニュースで報じないのことが多過ぎる。
かつて東電の曖昧さを追求しようとした知事は、身内の不始末を理由に口封じされてしまった。
大型台風が接近して大雨が降って、雨と汚染水がじゃぽじゃぽ混じって海に流れた話。
事故処理作業員の被曝は想像以上で、近い将来作業する人がいなくなるんじゃないかと心配だ。
等々などなど、名前を名乗るのも忘れて、惨状を堰を切ったようにつぎつぎと話してくれました。
私はひたすら聞き入りました。
原発事故がおきてから二年半、其処に住む人たちにとって時間は止ったまま。
何も解決されていないことを再認識させられました。

長〜い電話でしたが、聞かせてくださってよかったと思っています。

これもOさんが繋いでくれたお酒のご縁 のひとつです。
たかが酒、されど酒です。
by hanatabi-haruko | 2013-11-08 21:09 |

細見美術館 in 秋田(後期展示)(2013.11.04 MON.)

後期展示期間があと僅かになりました。
秋晴れの好天気に誘われて千秋公園散歩のその足で、美術館に行ってきました。
二の丸。秋の陽が斜めに射す中、散歩をする人、ランニングをする学生たちで賑やかです。芝生はすっかり茶色です。↓

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後期展示は(前期後期総入れ替えではなく)20数点の入れ替えがされていました。

ちょうど「ギャラリートーク」がスタートしたところ。案内人が引連れる観賞者で混んでおりましたので、私は後期展示品を最優先に展示場を観て歩きました。

なかでも目を見張ったのは、初代細見氏が収集した
・ 鎌倉時代の「刺繍大日如来像」(絹本刺繍)‥死者の追善の為、発願者の髪の毛で刺繍された仏の眉や髪に見入りました。

・ 鎌倉前期の「千躰阿弥陀懸仏」(銅製鋳造・鍍金・線刻)‥背景には6段50体の阿弥陀仏の線刻がされ、阿弥陀如来、地蔵菩薩、千手観音が浮き彫りにされている。


いずれも小さなもので、身近に置き信仰されただろうことが想像できます。時空を越えて帰依者の隣りに立ってい感覚に陥りました。

江戸の絵画では、
・ 江戸後期の絵師 葛飾北斎の「五美人図」と「夜鷹図」‥肉筆画
「五美人図」はハレの日の為に新調する着物の品定めをする商家の女五人。
「夜鷹図」は柳の木の下に立ち、頬かむりして客を待つ侘しげな女。

同じ作者でも、描写方法が全く異なる『絹本着色』と『紙本淡彩』を比べ観る展示は、興味深いものでした。

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鈴木 其一の「藤花図」、鈴木 守一の「桜下花雛図」
ポストカード


その他には、酒井抱一の仏画「白蓮図」(僧籍に入ったものの、吉原近くの庵に住んだ)、中村芳中の「扇面画帖」(大胆なたらし込み画法、落款も滲んでいる)などなど。

美しくて力強い‥‥質の良い、超一級品を鑑賞した満足感に浸りました。
「細見美術館」は、京都で時間の融通がついたならば、何度でも行ってみたい美術館のひとつです。

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唯一鮮やかだった表門のもみじ。


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通称「モネの池」あたり


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県民会館側のナナカマドの紅葉


by hanatabi-haruko | 2013-11-04 16:11 | 雑事

深まりゆく秋(2013.11.01 FRI.)

最低気温が常時10℃を切るようになって、街中の樹々の紅葉が一気に進みました。

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大通りの欅は、一本として同じ染まり方がありません。

 
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ビルの壁を這う蔦は、まるで赤い炎のよう火事みたいです。


二丁目橋を通りかかりますと、旭川の上に突き出した枝は真っ赤に染まって見事です。↓

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秋を代表する花、菊。


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菊の花は、雪のころまで咲いてくれます。


お土産に戴いた「京菓子」も深まる秋を表現しています。

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かかし、鳴子、稲穂で収穫の秋を。


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栗、松茸、もみじで紅葉の秋を。


可愛いくて食べられません。しばらく眺めていましょう。

日中ストーブを点けることが多くなりました。例年ですと、そろそろ初雪があっていいころです。覚悟だけはしておかなければなりません。

「日めくりカレンダー」の薄さを見て、今年もやり残したことの多さに少しばかり焦っています。
by hanatabi-haruko | 2013-11-01 10:41 | 雑事