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のんびり須川温泉(2013.07.29 MON.)

梅雨前線が中国地方で悪さをしながら北上する日曜日、気になりながらも、晴れ間をみて出かけました。

宮城、岩手、秋田三県に股がり、冬が10ヶ月、夏が2ヶ月の「栗駒山」あたり。
良い温泉があるのはわかっていても、雪の季節は長期間通行止めになる地域です。
季節を選ばないとなかなか行けません。

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谷に架かる橋をいくつも渡って



今を逃したら、「今年は行けずに終わってしまった」ということになりかねません。集中豪雨に警戒しながら山道を車で行きますと、

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「ヤマブキショウマ」や


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「ふじばかま」が、


雨を得て、草丈が高くなった斜面の雑草の中に群生しています。

頂上は、前回来た時もそうでしたが、霧がかかり視界が良くありません。
紅葉のシーズンと違い、駐車場もがらがらです。
須川温泉「栗駒山荘」入口の真ん前に駐車できるなんて、初めてです。

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少しだけ散歩してみましたが、

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「シロバナトウウチソウ」


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「ミヤマホツツジ」


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「イワハゼ」の実


小さな花達が道ばたで出迎えてくれました。うれし〜い !

入浴客もまばらな須川温泉の露天風呂は‥‥時折霧が晴れて、
隊列を組んで雨の中を登ってくる登山者を遠くに眺めたり、
湯船の縁に何匹もとまるトンボと戯れたり、
鳥のさえずりを聞いたり、
トロッと熱めの天空の露天風呂に浸かりながら、贅沢な時を過ごしました。

お昼ころ、東成瀬で小休止しているときに、集中豪雨に見舞われましたが、
立ち寄ったおそば屋さん「かえで庵」の、おいしいおそばを食べながら、ガラス窓越しの高みの見物。
雨をやり過ごし、薄日が射す中、早めの帰路に着きました。

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↑ 見事な「ヤマユリ」は、今が盛りのようです。あちらこちらで見かけました。

8月に入れば、山は急速に季節を進めることでしょう。
秋田市からは、高速道路を利用しても2時間半ほどかかります。
運転手さん(夫)のご機嫌を伺って、紅葉のころ、今度は秋晴れの日に来れたら最高なんですが。
by hanatabi-haruko | 2013-07-29 15:48 |

無名(2013.07.27 SAT.)

沢木耕太郎の著書「無名」を読みました。

ノンフィクション作家・沢木氏には興味がありましたし、病床にある夫の叔父さんが、沢木耕太郎を好んで読んでいると知り、次回のお見舞の時に、共通の話題になればと思ってのことでもありました。

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梅雨が明けぬうちに、ムクゲの花が


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              咲き始めました。 



歴史上の有名人といえば、なにか特別な功(罪も?)績のあった為政者、科学者、技術者、芸術家たちのこと?
これらの人たちは、記録にものこり、その功績は語り継がれてゆきます。

一方、地球上に存在する99.99%の人たち圧倒的多数の私たちは、無名の人々と言えましょう。
私たち無名の普通人は、歴史上の記録に登場することも稀で、後世、気に留められることもほとんどありません。
まれには、凶悪な犯罪者が、不名誉な生きた証しを残す例もありますが。

極く普通の父親の人生を語った沢木氏の「無名」は、読み応えがありました。
特別な意気込みもなく、平凡な人生を送った父親でも、名の知れた作家である沢木が書いたノンフィクションであれば、それだけでどこか普通の人とは違うように思える。そんな気もします。
例えそうだとしても、誰一人としてこの世に同じ人生はあり得ません。
ひとり一人の人生を丁寧に振り返れば、それぞれが「唯一無二」の人生なのですから、誰の一生も<物語>であるに違いありません。

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「ゼニアオイ」はそろそろ終わりです。



無名=普通の人、一般人、庶民。

「無名の人」といえば、気になるテレビ番組があります。

2011年大震災以降ずっと、NHKテレビは、東北地方限定で毎週木曜日昼に、
被災者の声を伝える番組を続けています。
3月11日以降すっかり変わってしまった生活を、あの大震災がなければ、TVに出ることもなかったであろう無名の人たちが、語る。
NHKにしては珍しく、遣らせや編集なしで、マイクに向かって発する声を、ただひたすら拾うというものです。

宮城県、岩手県、青森県、そして福島県の被災された方達2000人ぶんが既に放映されたそうです。
取材対象者は約4000人だったとか。(内、放映拒否者が半分)
被災された方達の心のうちをほんの少し、覗かせてもらった気持ちになれます。
 

特に福島県の、「地震、津波、原発事故」を体験され、これまで生きて来た証しを一瞬にして全て失った方達の苦悩が、ひしひしと伝わってきます。

なかなか決まらない集団移転の話。全員の意見を考慮した上での集団移転は可能なのだろうか?
もともと過疎化が進行していた地域の復興は、何処まで遡ってされるのか?
危険だから、此処に住むのは諦めましょうと、強く促せないのだろうか?
汚染された地域から離れる決断は、充分な保証があってこそではないだろうか?
一番多いのは、家族が離ればなれに住むことを強いられて、辛いという声です。
聴視した後には、『まだまだ未解決のことだらけ』の印象が残ります。

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早くも「桔梗」や


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「女郎花」が咲き始めました。



この番組の担当者であるアナウンサーは、
「復興する最後の最後まで見届けたい」と話していました。
「無名」の人たちの存在が、いつの間にか、闇の中に葬り去らることがあってはならない。番組が続くことを願って、見守りたいと思っています。

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ところで、歴史上有名な人物のスキャンダラスな物語は、歴史をどの角度から見るか、視点によってはこうも違うものかと驚くことがあります。
その点、庶民の暮らしは、大方はストレートで解り易くて‥気楽でいいと心底思います。

平安末期に生まれた説話集「今昔物語」は、中世に逞しく生きた庶民を描いています。
ほぼ同時代に書かれた「源氏物語」が、宮廷人の雅の生活を描いたのとは対照的に、したたかに生きた庶民の、恐ろしくも小気味よい話が多くあります。
今昔物語の説話の中から、「羅生門」「鼻」を著した芥川龍之介は、
「うつくしい生々しさ」、「野蛮に輝いている」と評している。
う〜む! 言い得て妙!! さすが芥川龍之介です。


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「今昔物語」‥購入はしてみたものの、私の手には負えず本棚の飾りになっている。実際には、杉本苑子さんの「今昔物語ふぁんたじあ」が、この物語の面白さを教えてくれました。


こんな時代ではありますが、無名だからこそ、誰に取り繕うこともなくものを言える。気ままな私です。
無名・普通の人である幸せって‥‥『ある』と、感じています。
by hanatabi-haruko | 2013-07-27 16:24 |

仙台、盛岡でリフレッシュ(2013.07.22 MON.)

リフレッシュには、外に出るのが一番。ということで、夫と出かけました。

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日曜日の早朝秋田6時05分発の「スーパーこまち」で、


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濃い緑の渓谷・仙岩峠を越えて


仙台に着いたのが08時15分。
目的地は作並。「ウイスキー工場見学&昼間から一杯・・」でしたが‥‥、
いつも思い通りに、予定通りにとは行かないのが世の常です。
仙山線の山形県内で、前夜信号機火災があったとか。作並行きの列車が時間通りには運行されていないことを知りました。

作並は早々に諦めて、仙石線で「松島」に。
(ハプニングに素早く対処して、即断することも旅には必要です。)

昨年の11月に、私は東松島市の友人と「松島」を訪ねましたが、夫と遊覧船で松島湾を巡るのは初めてです。↓

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2013年の大震災の爪痕、崩落した島の近くをとおり


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ゆったり漁をする漁船を見かけてホッとし



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並走する「うみねこ」↑
「うみねこ」が餌をフライングキャッチする様子を楽しみました。(写真は夫)

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仙台市に戻り、昼食に念願の<太助>の元祖牛タン焼き定食を、並ばずに食し、一番町あたりを散策してみました。

仙台市は大震災の復興景気で人口がふくれあがり、大都会の様相です。
折しも仙台市三社まつりの当日で、<仙台雀踊り>を先頭に ↓

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商店街を神輿が練り歩く大賑わいです。


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朱色の前垂れを掛けた女性が目立っていました。


よく見ると、明治28年創業<菅原酒店>とあります。
女性は、この町内の角に建つビルに入っていきます。
彼女は120年続くお店の女将さんのようです。
何処かで「ジャンボ宝くじ」でも買おうと思っていたので、このお店に決め立寄りますと、
「今では酒店ではやっていけません。」とのお話です。
角地に建つ立派なビルのオーナーならば、経営的には心配はないのでしょうが、
時代が急速に変化をとげて、昔のままに留まることを許してくれません。
む〜、よ〜く解ります。

商店街アーケードを歩いていて、こんな時計塔を見つけました。

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伊達政宗が派遣した「慶長遣欧使節」のブロンズ像のある時計塔です。
右端がパウロ5世、真ん中はフランシスコ会の宣教師ソテロ。そして、左端に不自然に突っ立っているのが支倉常長。(刀二本を携帯しての謁見はあり得ませんけど)


スペインでの通商交渉がうまくいかず、ローマでもようやくパウロ5世に謁見はできたものの、充分に伊達政宗の命を果たせなかった「慶長遣欧使節」。
評価はともかく、サンファン・バウチスタ号と使者支倉常長は、市民の間では常識中の常識。
そして、お膝元での伊達政宗人気は想像以上と言えましょう。

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駅近くの喫茶店で、夫は草の香りたっぷりのグリーンティーを、私は果肉たっぷりのフルーツティーをいただきひと休み、盛岡に向かいました。

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↑ 東北新幹線の車両と秋田新幹線の車両のkiss。
こんな僅かな接続面で、両車両が繋がっているんですね。

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盛岡駅前のホテルに宿泊して、馴染みの小料理屋さんで一献傾ける‥‥これは予定通りできましたし、十二分に楽しめました。

月曜日、早朝に秋田に戻れば、仕事に支障を来すこともありません。
これって、多いにありですね。
車に頼らず行動半径も広くなり、いいリフレッシュになりました。
by hanatabi-haruko | 2013-07-22 16:02 |

束の間の梅雨の晴れ間(2013.07.17 WED.)

昨日は、束の間の梅雨の晴れ間に

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友人の釣果のお裾分け「ヤナギムシガレイ」を干物にして頂きました。
御馳走さま!


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今年の「枝豆」は草丈が低く枝葉も控えめ。実入りはこれからですが、成長が楽しみです。


曇りの今日、気になっていた駅裏公園の「ネムの花」を見にいきました。
もう盛りは過ぎたようですが、薄ピンクの花が風に揺れていました。↓

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今、元気なのは「ノウゼンカズラ」と ↓

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「アジサイ」です。


雨をものともせずに、街中いたる所で咲き誇っています。

今日は気温も上がらず20℃前半。夕方になって雨が降り出しました。
「梅雨」ですね〜。
by hanatabi-haruko | 2013-07-17 17:45 |

花は実を結び(2013.07.15 MON.)

秋田は今、しっかり「梅雨」してます。
大雨は一旦収束しましたが、又何時梅雨前線が悪さして、大雨洪水警報が出るやも知れません。
ちょっとした晴れ間に、千秋公園を通り抜けて買物です。

春に咲いた花が、雨の恩恵を受けて実を結びはじめています。

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桐の実


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エゴの実


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野ブドウ


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スグリは赤く色づいて、宝石のような透明感です。


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花菖蒲も実を結んでいます。


「雑草たち」とはいえ、清々しい緑です。 ↓

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鬱蒼としげる濃い緑の葉の下に、山アジサイが潜んでいました。


↓ 蓮の花も咲き始めていますが、

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見事な大輪をみられるのはこれからです。
「梅雨明け」の花を待っているところです。
by hanatabi-haruko | 2013-07-15 15:42 |

遊ぶ心、遊ぶ人(2013.07.13 SAT.)

「遊ぶ心」(遊ぶ人)‥‥内面を表現しようとすること。

最近の私は、孫娘のお相手になって、すっかり「遊ぶ人」をしています。

孫娘を預かっている時間帯、私は保護者のつもりで遊びにつき合っていても、彼女にとって私は友達という位置づけ。
こちらは叱ったつもりでも、彼女は友達とけんかしたという感覚のようです。
孫娘にとって私は遊び友達なのです。

次から次に面白く遊ぶことを発想し、実現させようとする孫娘に、私は引っ張られています。

遊びといっても、昔の遊びとは随分違います。
例えば、「塗り絵」

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デズニーランドのお土産、複雑で繊細な「デズニープリンセスの塗り絵」

私もかなり力を入れて、一緒に塗りました。


パソコンで、好きな塗り絵をプリントアウトして持ってくることもあります。
(昔は、色鉛筆の色数が少なかったせいもあって、単純な下絵を時間を掛けて丁寧に塗ったものです。)

例えば、「折り紙」
私の小さい頃は、姉さん人形の着物に「千代紙」がセイゼイの贅沢だったけれど、

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今は凄い! 豊富な色彩で、見ているだけで満足です。


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折り上がった作品を、グラデーションが引立てる折り紙やら


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子どもに人気、キモ可愛い「こびとの折り紙」


彼女が得意なのは、ハート
折り方を知っていても、私のは鶴や奴さん、風車などで古典的なものばかり。
折り方が解らなければ、
「パソコンで『オリ』って入れてしらべて!」といわれます。

例えば、ままごと

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必要なものは全て揃っていて、選んで買ってもらうようです。


どうせ遊びにつき合うのであれば、できるだけ手造りで遊びたい。
「いいねぇ~!」と言わせたくて、ちょっとムキになっている<大人げない>
自分に、苦笑してしまうこともあります。

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私が子育てをした頃に作ったものに、新作を足して「野菜たち」
を用意してみました。


グランマのがんばりを認めてくれはしましたが、
「そんなにもういいよ!」と言われました。
手造りで工夫して、何とか遊びを豊かにした昔が懐かしいです。

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魚と野菜が好きな孫娘。一緒に作った「お弁当箱」


「お店屋さんごっこ」遊びは、準備をしている時が楽しい遊び。
「おくさまごっこ」は準備はいらず、奥様になったつもりで、自分自身を子どもに見立てて、客観視して会話を楽しむ遊びです。
「あ~ら奥様、うちの子は今◯◯でがんばっていますのよ!」てな調子で、自己弁護したりするのです。こんな会話をしていくうちに、ぽろっと本音が聞けたりする、とっておきの遊びでもあります。

TVのアニメやパソコンのゲーム、ピアノやダンスなどなど、一人遊びもあります。そんな時は私は観客。これは楽でいいですね。

何日も同じ遊びを続けると飽きて、また新しい遊びを探します。
考えれば、まだいろんな遊びがありそうです。

そんな訳で家中、書いたもの、塗ったもの、折ったもの、切ったもの、作ったものなど、沢山の創作物であふれています。

「ひと晩寝たら、次の日にはもう忘れてしまっていることも多いから、次々に捨てていかないと大変よ!」と、母親(娘)からの忠告です。
記念にと取っておいた作品(?)でも、最近やっと「えいやっ!」と捨てられるようになりました。
(欲しいものが簡単には手に入らなかった昔、捨てるなんてとんでもない。小さなものでも大切にとっておいたものです。)


あとひと月余りで、孫娘は6歳になります。
いつまでグランマを遊び相手にしてくれるものやら‥‥。

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友達(私) が履いている「下駄」というものも、履いてみたい。



「遊び心」(遊び人)‥‥遊び半分。あるいはゆとりや洒落っ気のあること。

私、「遊び心のある大人」になれたらいいなあと、ずっと憧れてきました。が、
この歳になっても、遊び心のある生活には程遠く、そんなタイプじゃないんだと
思いしらされています。

だったら、「遊ぶ人」になりきって楽しもう !
by hanatabi-haruko | 2013-07-13 10:48 |

時の流れに身を任せる(2013.07.08 MON.)

特に予定のない日曜日の朝7時過ぎに、電話が鳴りました。
(出かける予定がある時には、とっくに家を出ている時間ですが)
休業日とは知らずに電話してくるお客さんにしては、いかにも早過ぎます。
む?何か緊急を要する電話かしら‥‥?

私たちの年齢になりますと、年上の知り合いの健康状態が気になります。
早朝深夜の電話は正直なところ、ドキっとします。

容赦なく時計の針は進み、時が前へ前へと流れてゆきます。
そのことを受け止めて、いよいよ<覚悟>する年齢になったと感じることが最近多くなりました。

緊急とまでは言えないけれど、やはり夫の叔父さんの奥さんからの電話でした。

叔父さんが入院し、治療して1ヶ月が過ぎても‥‥回復は遅々として進まないとの連絡でした。(叔父さんの家は農家です。午前7時は決して早朝ではありません) 

急遽、義妹にも声を掛けて、お見舞にゆくことになりました。

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春先に鉢を一回り大きくして植え替えたら、「くちなしの花」が蕾を10個も着けて雨の中、咲き始めました。 


夫の母方の叔父の家は、秋田市から高速で1時間ほどの田園地帯にあります。
(私も何回かお邪魔しています)

家の半径500mに田んぼ、畑、花畑(主に仏壇に供える花が育てられています) 、果樹園(りんごや柿など)などがあり、いつぞやは大切に増やしている「日本たんぽぽ」の白花、黄花を見せてもらい感動したことがあります。

冬は雪の階段を何段か降りて玄関に入るという、豪雪地。
夏は開け放たれた縁側から、青田を渡る風が広い座敷を通り抜けてゆく。
都会人が憧れる「故郷」の典型がそこには、あります。


ここ数年、田んぼは止めて、りんごの樹も切り倒し、周りの景色もすっかり替わってしまったけれど、秋田市のど真ん中で育った夫や義妹にとっては、今でも幼い頃味わった「田舎の原風景」を体験できる、特別なところのようです。

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今年の冬の大雪で、小枝が折れたりしましたが「あじさい」が一輪だけ咲いてくれました。 


自室のドアから外へは一歩も出られない<無菌室>に、見舞客はマスクをし、手を洗浄して入り、叔父さんと面会です。
と言いましても、至って元気な叔父さんは、こんな時だからチャンスと、沢木耕太郎の全6巻シリーズ「深夜特急」に挑戦しているとのことで、手持ち無沙汰で退屈している風には見えませんでした。
86歳。いまでも文学青年です。
取りあえず一安心です。

ひとしきり雑談で盛り上がって‥‥また訪ねる約束をして、30分程で病室を後にし、その足で叔父さんの留守宅に、奥さんを訪ねました。

季節が過ぎても取り外さずにそのままにしてある風除室を抜け、玄関に入り座敷に上がりますと、応接用の座卓に6枚の座布団が配置されて、いつもと変わりません。
自家菜園で収穫し調理された「冷やしあずき」と、同じく「きゅうりの浅漬け」のご接待が何時も通りで嬉しく、お茶が進みます。

お茶請けを工夫するのは奥さん。丁寧にゆっくりとお茶を接待してくれるのは、叔父さんの役割でした。骨董の話、草花の話、旅の話、文学芸術の話‥‥会話を楽しみ、のどが乾いて、何杯お替わりしても美味しいお茶でした。

叔父さんが何時も座っている席には今、老猫が主の帰りを待って、静かに眠っていました。

帰途の車中は、<叔父さんの家にまつわる昔話し>に花が咲きました。   
 なんの予定もなかった日曜日で、幸いでした。


夕方、知り合いが散歩途中に寄ってくれました。

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「ラブラドール・レトリバー」生後4ヶ月の雄。
目の前のおやつが気になります。


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「臥せ」をして「待て」のまま。
ボスの「よし!」をじっと待っています。



こんな日は、ひたむきな幼い命に会えて、ほっとします。
by hanatabi-haruko | 2013-07-08 17:02 | | Comments(0)

八幡平の花貯金(2013.07.05 FRI.)

「梅雨前線」が秋田市付近に停滞していて、雨が時折激しく降っています。
予報通りですし、待ち望んだ雨ですからほっとはしているのですが、何事も
「過ぎたるは及ばざるが如し」と申します。
家の裏手の「旭川」の急な増水を心配しています。

ベランダから川の様子を見てみると、流れを取りもどした「旭川」が、茶色く濁って勢いづいています。

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他のバラとはタイミングをずらして、「ホワイトクリスマス」が咲きました。


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「黒豆」は、しっかり添え棒に巻き付き、小ちゃな花を着けました。


今週末土日は、激しい雨と今から分っています。

散歩も花探索もままなりません。そんな時には‥‥

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「ミネカエデ」


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「アオモリトドマツ」の若芽


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「ニッコウキスゲ」
時季が少し早かったのですが、実は大沼で、一株だけ咲いていました。


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「イワイチョウ」


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「エゾノリュウキンカ」


紹介しきれなかった八幡平の花の写真をめくって、先週<八幡平の花観察>をして良かったと、あらためて思います。
心の中の『花貯金』‥‥まだ当分の間、余裕がありそうに思います。
by hanatabi-haruko | 2013-07-05 16:22 |

八幡平の遅い春を訪ねて・2(2013.07.02 TUE.)

八幡平山頂の木製の展望台は、今年の積雪でなんと倒壊したそうです。
山岳ガイドさんの話では、八幡沼から山頂にかけて、5mほどの積雪だったとか。
しかも5月に新たな積雪があったことが、雪解けが遅れている要因だそうです。

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八幡沼の見晴らし台に着いて、驚きました。
氷河のように沼に迫り出し崩落を繰返しながら、現在進行中の雪解けが眼前に展開しています。↓

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八幡沼あたりの湿原にまだ草花は少なく、

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「ヒナザクラ」や


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「チングルマ」が細々と咲いています。


土曜日はガスって、こんな晴天は久しぶりとのことですが‥‥
日曜日と言えども残雪の情報を知ってか(積雪を前にして、引き返す人もいたかもしれません)、山を訪れる人は多くはありません。 ↓

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「ワタスゲ」が、雪の斜面を吹き下ろす冷風に揺れて


小沼には「ミツガイシワ」が咲き始めたばかり。
青い空が写り、孵ったばかりのおたまじゃくしが泳いで‥‥
雪解け水が流れる音と、親蛙の鳴き声が静かな湿原に聞こえます。 ↓

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「イワカガミ」

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今年は当たり年と言われている「小バイケイ草」が、固いガードをようやく解いて膨らんできています。


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「褄トリ草」は二輪草もあり、


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「ゴゼンタチバナ草」も元気です。


その後も、雪の斜面を何箇所か歩いて、最後の雪原を歩き切ったいつもの場所で

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「シラネアオイ」


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「ズダヤクシュ」の蕾に、今年も会えました。


少し季節が早かったせいで、雪を踏みしめ、今まで見たこともなかった花にも会え、エキサイティングな山歩きになりました。
杖のお陰で膝の衝撃も和らぎ、無事下山。ふぅ~!

余勢を駆っての<大沼>周辺散策では、「レンゲツツジ」と「小バイケイ草」 ↓

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「イソツツジ」


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「ミツガシワ」に出会え。


更には、玉川温泉近くの湿原に寄ってみると、

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湿原にへばりつくように咲いている、小さな「タテヤマリンドウ」や


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もっと小ちゃな小ちゃな「ツルコケモモ」を見つけることができました。


高いところはよく見落としますが、低いところのものはよく見える。
背の低い私の得意技ですね。

年齢を考慮して、途中休み休みのゆっくりの山歩きでした。
帰りがけには、<新玉川温泉>で汗を流して、
恒例年に一度の八幡平の花観察を終えました。 
厳しい自然の営みの中に身を置いて、出会えた花も多く、満ち足りた一日でした。
 
これから遅れを取り戻すように次々と花が咲くでしょう。
そして、八幡平の雪がすっかり消えるころにはもう、湿原に秋の気配が漂っているかも知れません。
by hanatabi-haruko | 2013-07-02 10:52 |

八幡平の遅い春を訪ねて・1(2013.07.01 MON.)

今年は あんなに長く厳しい冬だったのに、一転してここひと月ほどは、東北日本海沿いの高気温・快晴が続いています。

いかに積雪量が多かったとはいえ、山の雪もとうに消えて、何時も通りに花の季節が訪れているだろう。
そう思って、絶好の山歩き日和りの日曜日に、『八幡平』の花を訪ねることにしました。

AM6時過ぎに出発し、濃い緑の山道を抜けて八幡平の駐車場に到着したのが
9時少し過ぎたころ。専属の運転手さん(夫)、いつもご苦労さんです。

今回は、長い下り坂での膝の負担に不安を感じて、トレッキング用の杖を用意しました。

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登山道入口には、いつもの「ミヤマキンポウゲ」と

 
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「マイズル草」が出迎えてくれました。


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この山を代表する「白山チドリ」や


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エンレイ草」も道ばたに咲いています。


草木の背丈が未だそれほど高くないせいか、地面に這いつくばるように咲いている小〜さな草花に気付きます。
標高1100mあたりの斜面には、まだこんなに雪が残っている場所もあり、オッカナビックリの山歩きとなりました。杖を持参していて良かったぁ〜 !
夫は愛用の「笠」と「羽黒山」の金剛杖を持参。かえって目立っています。

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この分では、あの窪地は雪かしら?
案の定「キヌガサ草」の群生するはずの深さ2m程の窪地は、すっぽり雪に覆われていましたが‥‥

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雪解けを待っていられないというように、窪地近くの道ばたに「キヌガサ草」の蕾が準備しているではありませんか。


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「サンカヨウ」の蕾も開花スタンバイしていました。


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「ショウジョウバカマ」や


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「オオバキスミレ」も。


目をあげれば、この時期だからこその「峰桜」 が満開です。↓

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「オガラバナ」


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「ヒメウスの木」


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「紅花いちご」


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「オオバスノ木」など


葉っぱが一気に繁茂するその前に、小さな小さな花が今こそ存在をアッピールしているように見えます。

その他にも、1613mの八幡平頂上に着くまでの間に、「タケシマラン」や「ヒロハユキザサ」「ムシトリスミレ」など、見つけることができ収穫でした。

それにしてもまだまだ雪が融け切らず、ちょっとした谷底に見えた「眼鏡沼」は、今まで見たこともない目線にありました。


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私が立っているところと同じ位置に。
こんもりと氷の固まりが、まぶしく輝いていました。びっくりです。
by hanatabi-haruko | 2013-07-01 11:51 |