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ちょっと息抜き(2012.11.30 FRI.)

今年も後ひと月を残すだけ。
前もって予定していた方が<お歳暮>の注文を下さる季節です。
如何に小規模の家業といえども、ご注文が集中するとさすがに気ぜわしくなってまいりました。
普段、のんびり仕事をしていますので、身体がきしみます。

そんな時には一息入れて、全く違う時の流れの中に身を置くのがいいですね。
と言うわけで昨日、夫に勧められて『特撰落語会』に行ってまいりました。

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実は私、『三遊亭小遊三』さんの隠れファンなんです。
ひょんなことで手に入った小遊三さんの手ぬぐいを、きんちゃく袋の裏布にして
(二つ目だった春風亭すずめさんに彼女のコレクションの中から頂いた一枚です。) 

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密かに楽しんでいます。

 
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「くすっ」「ぷはっ」「わっはは」‥たっぷり2時間、古典落語を楽しみました。

 
出かけた時にはマンションの真横にあった丸い月が、帰りには天空に輝いていました。

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八橋の文化会館から川反まで、歩いて帰る足どりの軽いこと。

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そう言えば、美味しそうなみかんが届いていたんだっけ。
笑ったあとの喉に染み渡ります。
Fさん御馳走さまです。



仕事が終わるのを待って、人気の居酒屋さんに電話を掛けますと、珍しくカウンターが空いたとのこと。
これから一杯、呑みに行きましょう。
by hanatabi-haruko | 2012-11-30 10:00 | 雑事

白い☃、丸い◯(2012.11.25 SUN.)

忙しい師走を前に、モチベーションをあげるために、造りの始まった酒蔵を訪ねました。
酒蔵訪問の初っ端は、同行者の希望もあって、此処「浅舞酒造」さんにお邪魔いたしました。
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↑ 大丸の杉玉が茶色に紅葉(?)して、夏を越した酒の飲み頃と同時に、平成24醸造年度が始まったことを知らせています。

何時もながらの杜氏さんの丁寧な説明で、蔵の中を見学させていただきます。
(キビキビ作業する蔵人の皆さんと、笑顔で挨拶を交せるのは、嬉しいものです。)

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お米を浸漬するための真っ白いネット。
洗米は早終い、


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湯気の上がる釜場では蒸し上がった米が


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放冷され、シューターで仕込み樽に送られていました。


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米が送り込まれた仕込み樽では、櫂入れ作業中です。


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既に発酵が進んでいる別の樽を覗きますと、
生まれたての白くて丸い泡が、ピチピチと可愛い声でおしゃべりをしています。


杜氏さんは
「清潔の白、美味しい白の中で仕事する喜び」を嬉しそうに話して下さいました。

見回すと、蔵は清潔の白、バランス抜群の丸。
白☃くて、丸い◯ものに囲まれています。
入口の杉玉から始まって、蒸し上がった米は精米40%を切ると、一粒一粒がまん丸く、やや透き通った白色です。
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酒毋室(酛場)でも白い泡が、よい香りを放っていますし


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整然とならぶ仕込みタンクも円柱


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できあがった酒を入れる容器(瓶)は、洗浄されて丸い底を見せています。



また、作業工程の道具の工夫を伺うのが毎年の楽しみですが、今年も
動線や安全を考慮したうえに、コンパクトにまとめられた道具の説明で、興味深く拝見いたしました。

各作業工程で、細心の注意が払われて出来上がる食品を、私たちは
信頼し安心して口にすることが出来る。
その上美味しいとなれば、これ以上の喜びはありません。

次回は重労働なのに淡々となされる槽掛作業の頃、搾りたての新酒が瓶詰めされるころに、またお邪魔したいと思います。
お忙しい中、ご案内くださりありがとうございました。

お陰様で、同行者も楽しい初体験となったようです。
親子(夫と娘)で出かけたのは、何十年ぶりでしょうか。

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昼食は<デリカテッセン紅玉>さんで、好みのおかずををチョイスして、玄米ごはんをいただき、白く雪化粧した山並みを眺めながら、帰路に着きました。
珍しく晴れの予報が当たった日曜日でした。
by hanatabi-haruko | 2012-11-25 19:04 | 雑事

職人さんの手仕事に感謝(2012.11.23 FRI.)

私、カロリーを気にしながらの和菓子好きです。
和菓子好きに日本茶はかかせません。
なのにそそっかしい私。歳を重ねて手元が覚束なくなったこともあってか、よく『急須』を割ります。
「形あるもの、必ず割れる。」
「気にしない、気にしない。」などと言っていた夫も、流石に
「また(割ったの)?」の顔です。

謝ったり、弁解するのも度重なると、自分自身が情けなくなって寂しいものです。
考えました。
「陶器だから割れる?‥‥じゃぁ、割れない急須はないものか??」
急須は陶磁器でなくてはならないと言う思い込みを捨てて、
「ステンレス製の急須って、どこかで見た気がする!」に、考えが及びました。

そうなると直ちにインターネットで検索、注文できる時代です。
届きました。
新潟県は燕市の『松原銀ボタン屋』(金属雑貨屋)さんのステンレス製の急須です。(へぇ〜、昔は銀のボタンを造っていたんだ)

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直径8㎝、高さ9㎝ほど。コンパクトで場所もとらない、しかも造形も美しい。


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驚いたことに、何の添書もなく、バターナイフのおまけも入っていました。ありがとうございます。



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早速活躍です。
自家製干し柿にお茶。岐阜の旅友から届いた「富有柿」も、色を添えて。


これで、割ってしまう心配から解放されて、ゆったりと「お茶」できます。
満足のおやつタイムとなりました。

そう言えば昔、洒落て買い求めたウイスキーボトルも、確か燕市のものでした。

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探してみたらありました。携帯用のウイスキーボトル。


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ズボンの後ポケットに入れたり、ベルトにぶら下げた時、身体のラインに添うように設計されたカーブが美しくて、皮のケースに入れてしまうのが惜しいできあがりです。


よいものは何年経っても美しく、大事にしたいと思い続けるものです。


今日は勤労感謝の日。
燕市の職人さんの丁寧な物づくりとお心遣いに、感謝感謝です。
by hanatabi-haruko | 2012-11-23 14:30 | 雑事

山本作兵衛氏の「 炭坑記録画展」(2012.11.19 MON.)

鈍色の空。重くのしかかる雲。
雪の予報が出ている日曜の午後、興味のあった展示を観たくて<秋田大学大学院附属鉱業博物館>に出かけました。

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2011年ユネスコ世界記憶遺産に認定された「山本作兵衛氏の 炭坑記録画展」です。(原画は2点展示されていました。)
福岡県は田川市。
♪ 月が出た出~た、月が~出た♪ の歌詞で知られるあの<炭坑節>の町の鉱山。
日本の近代化のエネルギーが<石炭>で賄わわれていた明治時代中頃に、炭坑で働き、日記風に墨でメモされていたものを、後に彩色画にまとめたものです。

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このチラシは福岡県田川市で展示されたときのもので、
炭坑で働く女性に焦点をあてた企画です。


驚くのは、女子どもが当たり前のように駆り出されていたことです。

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夫婦で役割分担。


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狭い坑道では、身体の小さい女性の労働が必要でした。


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暖かいご飯では、お弁当に入れた沢庵が痛むので、ご飯をたくのは夕食時。

 
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僅かな荷(家財)を担ぎ、小規模の炭坑(ヤマ)を渡り歩く一家


働く環境は劣悪、危険と背中合わせの炭坑では、亡くなる人も多くいたようです。

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うむ~、厳しくも力を合わせての労働は、苦労ばかりではなかったのでしょうか?
危険と隣り合わせの綱渡りの毎日なのに、何故か暗くない。
職に着けて、働けば働いただけ収入がある安定感なのでしょうか、女性たちが生き生きと描かれています。。
歴史として検証するのとは別で、個人のその時々の幸せは、それぞれ違うのかもしれませんね。
やがて、エネルギー革命で石炭から石油に取って代わる昭和中期には、鉱山が閉鎖され、取り残された人たちや置き去りにされた子どもたちの写真が、土門拳の写真「筑豊のこどもたち」(山形県酒田市、土門拳写真館)で紹介されました。 

現代エネルギーは、(事故前まで)原子力発電に完全移行されようとしていましたが、稼働中も事故後も、相変わらず働く人たちは被爆という危険に晒され続けています。
いつの時代も、危険に身をさらしながら底辺で産業を支える人たちがいる。
そのことが胸に迫ってきます。

鉱業博物館には、鉱石見本も沢山展示されていて受付にある売店にはいろいろな「石」が並んでいました。

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私はその中から、フェルメールブルーで知られている、神秘の青<ラピス・ラズリー>を選んで、自分のお土産にしました。
レシートには、「標本券‥620円」とありました。
え?安〜い!

 
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午後5時過ぎ、街灯の灯に雪が舞ってみえました。
初雪かな?

 
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この暮れ最初の忘年会。
純米大吟醸の並ぶ豪華なテーブルです。
贅沢に純米大吟醸の温燗で、身体を温めました。
う〜美味しい!
みんなのペースが早くなったかな?

 

本格的な冬は間近です。
身体は徐々に、冬ヴァージョンになってきました。
by hanatabi-haruko | 2012-11-19 15:15 | 雑事

雨時々曇り、たまぁ〜に晴れ(2012.11.16 FRI.)

通算すれば、一年間の降水量は毎年同じくらいになるのでしょうか?
今夏、雨が降らずに田畑が干上がる程であったのを、今頃になって
取り戻すかのような大雨が連日降り続きました。
天気予報は‥‥この先も暫くは雨乃至雪模様のようです。
こうして、白一色の世界になっていくことは確かです。

そんな中、雨降りの小休止。一瞬の晴れ間が見えました。↓

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定期検診の病院帰り、普段は通ることのない小道で、まだ残っている
秋に出会いました。

水滴の残る小紫式部にほととぎすが素敵です。
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真っ赤な小菊も混ざっています。


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足元の匂いは‥銀杏落葉‥銀杏の実です。


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見事なピラカンサスの実。


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まゆみの実は、雨で少しふやけているのかな?


お日様の下での散歩(+植物観察)は、気が晴れて、薬に勝るとも劣らない<良薬>ではないでしょうか。

ご存知、富山県の砺波市はチュウリップで有名です。
富山市のE子さんが、チュウリップの球根を送ってくれました。

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砺波市に出かけた時に手に入れ、花好きの私を気遣って送ってくれたのです。
うれしい!


従兄弟の奥さんのE子さんとは、花好き同士の<花友>でもあります。

球根の植え付けの注意書きには‥
植え付け時季は11月〜12月。
冬の間は葉が伸びませんが、土の中では成長しているので、乾きすぎないように水やりをします。また、寒さに充分あわないと開花しないので、屋外で管理し、凍らない程度の低温にあわせます。
  
とあります。

北国に住む者には、「充分な寒さが、花を美しく咲かせる」というのが、なんだか嬉しいですネ。
早速準備を整えて、今週中に植え付けようと思います。
来春、E子さんとチュウリップの花便りを交換するのが、今から楽しみです。
by hanatabi-haruko | 2012-11-16 16:00 |

松島から多賀城市へ(2012.11.12 MON.)

日曜日の旅の続きです。
Aさんと別れ一人になってからは、<3.11>のアレコレを思い出しながら‥時間が過ぎてゆきました。

1年8ヶ月前の大震災。激震は、まず、高台に避難した住民の撮影した映像で伝えられました。
大津波に押し流される家、車、そして人の様子に絶句しました。
更におおきな激震が間もなくやってきました。
福島第一原発から立ち上る白煙の映像が、自然災害にプラス人災を引き起こしてしまった恐ろしい現実を突きつけてきたのです。
「これはただ事ではない!」
「心配されていた原発事故が現実のものになってしまった。!! 」
私の気持ちは福島県の原発事故に集中してゆきました。
 

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↑ 奥羽山脈を横断する列車はトンネルを通過するたびに、紅葉の絶景をみせてくれました。写真は田沢湖を過ぎたあたりの渓谷 
 
福島県以外でも自然災害とは言いきれない(人災)問題もあるようです。
石巻市では、子どもたちの避難誘導に落ち度があったのではないか?などの裁判も起きているようですが。
未だに原発事故は収束していませんから、解決の見通しさえついていないと言えますし、これからも何十年何百年と続く「福島原発の事故の後始末」は、あまりにも大き過ぎます。

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盛岡を過ぎると、岩手山が冠雪していました。

 
地震のあった翌日、取りあえず県庁舍に行ってボランティア登録をしたものの、その後なんの連絡も要請もなく、被災地に行って何ができるのか分らないままに今日まで来てしまった私です。
「観光でなら行けるかも‥‥」
情けないことに、そんな理由をつけて、やっとここまで来られました。

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瑞巌寺は只今修復中。
瑞巌寺の参道を抜けて、

 
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門前の茶店で、名物の「ずんだ餅」をいただき一服。


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再び仙石線に乗り、多賀城駅で降りました。


ここなら大津波の被害のあった海岸線あたりまで、そう遠くないだろうと思ったからです。
「不謹慎かもしれませんが、津波の被害のあったあたりに連れて行ってもらえますか?」
Rタクシーに乗り込んで、七ケ浜あたりに連れて行ってもらいました。
運転手さんも被災者で、タクシー運転手も前の職業を失ってからとのことでした。

家が破壊され流され、基礎だけになった跡地は、今は片付けられ更地になっていて、雑草が生い茂っているばかり。
ここで何人もの方達が津波にのまれ亡くなられたと聞いても、時間が容赦なく過ぎてきたのを感ずるばかり。
一時間ほど、海岸線を走ってもらう間中、運転手さんを質問責めし、
話からアレコレ想像するばかりでした。

運転手さんは「女川原発が事故に会わなくて本当によかった」と言っていましたが、と言うことは起きていたかもしれなかったと言うことです。
ここは女川原発から20数キロ地点です。私は、何処に行っても原発事故の直接的な危険から逃げ切れない、原発列島日本に住んでいる現実を改めて思い知らされました。

晩秋の仙台市は、3時を過ぎたばかりだというのに、どんよりと薄暗く、ショッピング街のショウウインドウの人工的な照明だけが、やけに明るく見えました。

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↑ 仙台駅前は復興景気もあってか、人の波でした。まるで、渋谷か新宿かのようです。

急遽決まったこの旅は、盛り沢山の強行軍でしたし、何より被災地に行くということで緊張しました。
16時38分仙台発秋田行きの新幹線の帰路、車窓の外はもう夜のように暗く、どっと疲れが出た私は、時折振動に妨げられ乍らも、ひたすら眠りました。

気の向くままに、自分のペースで歩ける一人旅もいいものです。
「亭主達者で留守がいい」‥かな?
by hanatabi-haruko | 2012-11-12 16:41 |

「名勝松島」を訪ねて(2012.11.11 SUN.)


生憎の曇り空でしたが日曜日、夫の不在を幸いに、朝7時02分秋田駅発の新幹線に飛び乗って、仙台まで行き、仙石線で松島海岸まで出かけてきました。

奇しくも今日は11日
あの大震災から、早1年8ヶ月が経ちました。
観光名勝ここ松島は

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松島湾に点在する島々が津波を緩衝して、直接的な被害後をみることはありませんでしたが、水産業の被害や島の形が崩れたりで、観光業への影響は少なくなかったようです。

偶然ですが松島行きを決めた土曜日に、お店のお客さんでもあり、棉花友達でもある東松島市のAさんから、ご注文の電話をいただきました。
Aさんのお宅はここから車で40分ほど北東の場所、幸いにも津波は家の前で止ったそうです。

急な計画なので、会うことは無理と思いながらも予定をお話すると、
是非とも会いましょうとの電話を追っていただきました。

午前10時30分、松島海岸駅でAさんと落ち合い、島巡りの遊覧船第三仁王丸に乗り込みました。
目線がこちらを向いている男性から
「カモメにやって!」と、えびせんべいの袋を手渡されました。
「わぁ〜、ありがとうございま〜す!」 ↓

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島巡りの観光案内が一通り終わったところで、デッキに出てみました。
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空中に放った餌を、上手に連続フライイングキャッチするカモメたち。
Aさんとふたりで、子どもみたいに夢中になって楽しみました。

約一時間の遊覧船の島巡りの後、瑞巌寺近くこじんまりした門から垣間見える鮮やかな紅葉に魅かれて、「円通院」に入ってみました。

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苔に赤い落葉が素敵です。


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ここは、伊達政宗の嫡孫光宗の霊屋「三慧殿」


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円形に切り取られた景色も趣があります。


日曜日と言うこともあってか、松島周辺は観光客で大賑わいです。
「観光客がまた戻って来て、よかった」とAさん。

Aさんとの楽しい時間はアッという間に過ぎて‥‥
Aさんの住む東松島市までの区間は未だに、仙石線の線路が寸断されたまま。
お母さんの介護で、長く家を開けられないAさんは、観光にお付合い下さった2時間後、一時間かけて路線バスで帰って行かれました。

Aさん、会いに来て下さってありがとうございました。
例え観光でも、被災地を一人で歩くのは心細かったので、ご一緒してくれて心強かったです。
by hanatabi-haruko | 2012-11-11 22:47 |

「小春日和」の一日(2012.11.05 MON.)

晩秋から初冬にかけて(11月ころ)の穏やかで暖かい晴れの陽気を「小春日和」と言うのだそうですが、今日は文字通り「小春日和」の一日でした。
こんな日には、用がなくても外に出かけないではいられません。
貴重な陽射しを、目にも身体にも取り込まなければ!
時間をつくって散歩です。

家の近くの小公園では、欅の大木が枯葉を落とし、足元はふわふわの絨毯を敷き詰めた様 。↓
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お寺さんの敷地に、大銀杏がみごとに黄色に染まっています。

 
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ドウダンツツジの赤も見事です。


今年は柿も豊作のようです。たわわに稔って‥このまま全部野鳥の食料になるのでしょうか?もったいないなあ〜。 ↓
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先日来、気になっていた件の「紫式部」も、無事紫色の実を連ねていました。
よかったよかった!


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どんな方の趣味でしょうか。ミニ菜園の一画に、菊の花が晩秋を彩って賑やかです。
散歩人の私もご相伴です。


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初夏に咲く花ズオウが、枝を落とした場所に狂い咲きしていました。



前一週間は雷鳴が轟き突風が吹き、霰も落ちて来て大荒れの天気でした。
これからの一週間も、曇り時々雨の天気予報です。

こうして秋が深まり、冬に移行してゆくのです。
毎年のことながら、気構えと覚悟がいるなあと感じています。
by hanatabi-haruko | 2012-11-05 16:15 | 雑事

その時には伝えられなかったこと(2012.11.01 THU.)

過去に戻って思いが伝えられればいいのに‥‥と思うことが幾つもあります。

その時は気持ちをうまく表現できずに、言葉が足りなくて伝えられなかったことは、やはり後悔が残ります。
ですが、その時は物を知らずに「無知だった」が故に、言葉を交せなかった残念さは元々どうしようもありません。

どうしようもなければ、そこで話は終わりなのですが、やっぱり残念で時々思い出してしまうことがあります。

日曜日、京都でシャガール展を観て、また思い出しました。

十数年前、始めての国外旅行でニースを訪ねた時のことです。
幾つもの美術館を巡った中に、<マルク・シャガール美術館>もありました。
美術館の正式名称は「国立マルク・シャガール聖書の言葉美術館」。
「聖書のメッセージ」と題された17点の絵など、充実した展示だったようです。(恥ずかしながら、ぼんやりとしか覚えていません)

彼が描く聖書の世界は、彼の原点となっているユダヤ人の旧約聖書の世界です。
青、赤、黄、緑。号数の大きな、色彩の美しい絵画でしたが‥内容はチンプンカンプン。

そのころ私は、神話や聖書なんてまるで禁断のパンドラの壺のようで、開けてはいけない、いえ、開けることのない自分とは無縁の世界だと思っていました。

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ニースからバスでサンポールドヴァンス村へ ↑

熱心に<聖書のことば>、<シャガールの心>を伝えようとしてくれるガイドのMs.パスカル。
興味を示さず聞き流し、素通りしてゆく私たちに、寂しそうな表情を見せたことだけは、今でもはっきり覚えています。

ポールドヴァンス村のメインストリート。↓

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右端の壁に寄りかかっているのは、昼間から酔いつぶれている老紳士。
村の広場では老人たちがのんびりペタンクを楽しんでいました。

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シャガールが眠る村の墓地。
勿論、彼の墓石に墓標(クルス)などはありません。
キリスト教の墓地に、ユダヤ人が手厚く葬られるのは、特別なことのようです。


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フランス人ガイドのMs.パスカル。
美人で知識欲のある魅力的な女性でした。
彼女はお別れのとき、すらりとした身体を屈めて、私を優しくハグしてくれました。



村の洋品店で布を求めて、敷物にしてみました。模様が可愛くて気に入っています。↓

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Ms.パスカル、あの時は宗教にもユダヤ人であるシャガールにも全く無関心でごめんなさい!
あれから私は一念発起して、難解と思っていた旧約聖書にもトライしてみました。今なら、貴女の説明に耳を傾け、頷くことくらいはできそうです。

できることならもう一度、貴女と一緒に「シャガールの絵」を観ながら、旧約聖書の世界を教えてもらえたらどんなに楽しいだろうと、時々思い出します。
by hanatabi-haruko | 2012-11-01 19:51 |