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緑の桃源郷(2011.05.30 MON.)

晴れそうな所は何処か?南か北かそれとも東か?はたまた海か山か?
週に一度の貴重な休日。日曜の朝は何処に行こうか悩みます。

出来るだけ歩けて、気分転換ができて‥‥日曜日を有効に過ごせ
れば一週間が気持ちよくスタートできるからです。

最近は動物的嗅覚(?)が効くようになったのか、えいやぁ!ときめた場所でも、外れることが有りません。
何処でもそれなりに楽しんでしまうという訓練がされてきたんじゃないかとも思います。

雨が降るかもしれない今日は、山がいいかな?
岩見山内方向に車を走らせて30分ほど。
こんな田園風景に出会いました。
田植えが終わったばかりの田んぼには、緑の山が写っています。

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秋田県の中心、河辺のへそ公園(河谷峡近く)を通りかかると、秋田県と市が後援する秋田歩け歩け大会「河辺せせらぎウオーク」が開催されていました。
ウオーキングのグループがたった今、出発したとのこと。
遅ればせながらウオーキングマップをもらい、マイペースで歩き出しました。

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まだ朝露が残る田舎道をトボトボ歩いて行くと


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              咲き始めたほうの花や


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とちの花



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タニウツギ(イワシが沢山とれるこの季節に咲くので別名イワシバナ)が緑の樹々の間に。


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1立方メートルあたりに生える植物数種類。いろいろな葉っぱが生い茂り、豊かな植生です。ここはまるで緑の桃源郷です。
あぁ~、目の疲れがとれるなぁ!


そして伏伸(ふのし)の滝では
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先発したグループと合流しひと休み。

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青葉と清流に暫し見入りました。


全行程7キロのコースをショートカットして6キロ程、ゆっくり歩きました。
お昼は公園に設置された出店で、おにぎりと山菜そばをいただき
新鮮なワラビも買い求め、満足満足。

帰ってきてからもなんやかやと歩くことがあって、トータルで
私は13572歩、夫は15813歩も歩いた一日でした。
さすがに歩き過ぎで、ちょっと疲れたかな。
by hanatabi-haruko | 2011-05-30 13:36 |

今、とても忙しい人(2011.05.26 THU.)

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遅れていた田植えも、ここ3、4日の好天で順調です。
写真は秋田市の郊外、四ツ小屋の田園風景です。
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遠く田んぼの中で餌を探しているのは、チュウサギでしょうか?

待ち望んだ良い季節になったというのに、私の心の奥にはモヤモヤしたものが‥‥。
震災地の復興が遅々として進んでいないこと、原発事故の収束の見通しが全くつかないこと、があるからじゃないかと自覚しています。

昨日受診した内科医(定期検診)は「考えてもしかたないですよ」と助言をくれたけれど、春先の軽い鬱状態と流し忘れることもできないでいます。

情報人間の夫は、毎日の仕事と決めたのか、PCに向かって原発事故の情報収集に時間を割いています。
時々「えぇ!そうなんだ!」とか「やっぱりな!」とか言いながら、私にも情報を伝えてくれます。

そんな中、知人の活躍が伝わってきました。
「Yさん、忙しそうだよ!」
『原子力資料情報室』(市民の為の科学を提唱している科学者のグループ)から、ず~っと原子力発電の危険を発信してきたYさんが、以前にもまして忙しい日々を過ごされているようなのです。

Yさんは古くからのお客様です。
20年程前、東北を講演旅行中に当店に立寄ってくださったのがご縁で、以来落着いてゆっくりお酒が飲める暮れには、忘れずにご用命くださっています。
長くお付合いいただくうちに、Yさんが社会的にどんな活動をされているのかも次第に解ってきました。

『地震大国といわれる日本で電力供給を原発に頼る危険性』
『使用済み核燃料の最終処理の方法が確立していない』
『原発の危険と処理コストは膨大だろう』
『原発建設の地方交付金で財政をまかなう自治体では、次々に発電所を建て続けている(原発が集中する危険)』
等々

多くの疑問に答えを出さないまま、「日本の電力供給のかなりの部分を原発に頼る」方向で、次々と建設を進めることを憂う、長い手紙をいただいたこともありました。
原発施設は『トイレのないマンション』と例えられていることを知った時のショックは今でも忘れられません。そんな状態でGOサインが出たなんて、信じ難いことです。

こうして原発事故が現実のものとなり、恐れていたメルトダウンにまで至って思うことは、追いつめられて困らないと、目の前にある問題すら直視できない、人間の弱さでしょうか。

現実から目をそらさずに、Yさんたち良心的科学者の発言に耳を傾け、自分の意見をはっきり持つこと。
微力な私は今、遅まきながらそう考えています。

私は、危険な原子力発電は全て止めてほしいと思っています。
まず日本から、できれば地球上からも。

事故の処理には、これからかなり長い期間と費用がかかる覚悟が必要と思われます。
また代替エネルギーの開発、設置にも時間がかかりそうです。
その間、例え不便が生じても、地道に努力を続けるしかありません。
子や孫たちの為の「未来預金」だと思えば我慢できるはずです。(貯金を始めるのが遅過ぎですが)
大人には「(痩せ)我慢」が必要な時があるのです。
それが今だと、私は思います。


忙しさがYさんのお身体に障りませんよう。
そして、今年の暮れも美味しいお酒が飲めますように!
by hanatabi-haruko | 2011-05-26 13:43 |

花盛り(2011.05.24 TUE.)

ここ数日、晴れが続いて千秋公園・外堀の水際のつつじが咲きはじめました。
堀の主「鴨」が、心地よい風の中、ブイの上で羽を休めています。

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藤の花も、初夏の薄紫の装いを始めました。

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蕾は、なんだかエイリアンのグロテスクな触手みたいで、ドキッとしますけどね。


そして今が旬、採れたてのアスパラガスをこんなに沢山いただきました。

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少し前までは買うのを躊躇するお値段でしたが、今が盛り。
食べ方はいろいろ。贅沢に春をいただきましょう。


・まずは茹でて岩塩をサッとかけて。
・勿論、定番のマユネーズをつけて(ほんのちょっとヨーグルト  をまぜると爽やかです)。
・豚バラ肉を巻いてフライパンで焼くのもいいですね。
・残りごはんで春のチャーハンをつくるなら、鮮やかな緑が食欲をそそります。(カリッと焼きベーコンと一緒に)
とりあえずはぬれ新聞を巻いて、大事に保存。小出しにしましょう。

春の御馳走、いただきま~す!
by hanatabi-haruko | 2011-05-24 19:03 |

白色?それとも赤色?‥‥(2011.05.21 SAT.)

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ナナカマドの白い花が満開です。
白色は純粋のイメージ。白無垢、白いウエディングドレスなど、純血をイメージする結婚衣裳に、白色を選ぶ女性も多いようです。

昨日の続きです‥‥絵画から、何が読み取れるのでしょう?
まずティツィアーノの「聖愛と俗愛」。
どちらが聖愛でどちらが俗愛でしょうか?

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正解は、貞節のイメージの純白のドレスの女性が「俗愛」で、ヌードの女性が「聖愛」です。逆ではありません。

人間は蛇の誘惑に負けて「禁断のりんご」を口にするまでは、楽園で(当たり前のように)全裸で暮らしていたんだそうです。なんの邪心もなく。(ドキッ!)
俗世間と天井世界。「俗愛」はもの鬱げに見えますし「聖愛」はおおらかな表情です。

たっぷり身体に絡ませた緋色の布は、画家たちが好んで描いた、赤色のドレスの聖母マリアを連想させます。

b0226219_15524183.jpg例えば、ラファエロの「草原の聖母」(ウイーン美術史美術館所蔵)
赤色のドレスに濃紺のケープ。戸惑いながらも神の子を宿し、イエスをこの世に誕生させる‥‥強い意志を持つ女性。マリアには白色より赤色が似合います。


「プロセルピナの掠奪」の全体像です。
神話ではこの事件をこう説明します。

b0226219_15581273.jpg冥界の王プルトーは、母である豊穣の女神から娘プロセルピナを掠奪しました。
母は悲しみにくれて、その為、地上に作物が稔らない年が続き、人々は大変困りました。
最高神ユピテルのとりなしで、娘はⅠ年の半分は地上の母のもとで過ごし、残りの半分は夫プルトーのいる地下の冥界で過ごしました。
と。

母が娘を迎える喜びの春には、芽吹き花が咲き秋に実を結ぶ。やがて娘が地下に帰ると樹木は葉を落とし、木枯らしの冬になる。

神話の時代の人々は、大自然の営み季節の成立ちを、こんな風に納得していたんですね。

周辺の土着信仰を吸収しながら、完成したと言われるギリシャ神話です。
ひとりの神がローマ神話の神名とギリシャ神話の呼び名、二つ持っていても不思議ではありません。

因みに、ギリシャ神話風に言えば
プロセルピナはペルセポネ
プルトーはハーデス
ユピテルはゼウス      う~ん!ややこし~い!!


「聖書」や「ギリシャ神話」の深みにはまりながら‥‥少しづつ絵画が読み解けるようになってきました。
今は美術館にゆくのが更に楽しくなりました。
それは嬉しいのですが‥‥お陰で私は、未だにず~っと、もがき続けています。

なにしろ、神話も聖書も奥が深~~くて、これで満足と言うことがありませんから。
                       おわり
by hanatabi-haruko | 2011-05-21 16:07 |

リサさんが教えてくれたこと(2011.05.20 FRI.)

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見事な真紅のシャクヤクです。
春と初夏の花が咲き競い、散歩が楽しい今日このごろです。

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同じ赤でもこちらは緋色でしょうか。ボルゲーゼ美術館に所蔵されているティツィアーノの「聖愛と俗愛」。
500年も前に描かれた、美しい赤が印象に残っています。


23年程前のことです。
オーストラリアからの交換留学で、近所のお宅に小柄な高校生が、ホームステイしていたことがありました。名前はリサ。
ステイ先が娘の友達の家だったということもあり、我が家にも時々遊びにきてくれ、竿燈祭りにもはっぴ姿で参加したり交流がありました。

そのリサさんと、お茶をしながらの会話の中で‥‥
「オーストラリアは歴史の新しい国だけど、学校で歴史の勉強はどんなふうにするの?やっぱり狩猟時代から始まるの?」

不しつけな私の質問に、リサさんはしばらく考えてから、使える日本語をかき集めて、答えてくれました。
「現代の問題で興味あるものから入っていって、過去に行くという方法で勉強します。」

歴史が新しければ,少しは楽かと想像していたなんて恥ずかしい!
遥か縄文時代から始める歴史がず~っと苦手だった私です。

う~む、そんなピンポイントの方法があったのか!
目から鱗の驚きでした。
長年の苦手意識から抜け出せるかも。
一条の光が射したものの、その後何年もそのことを忘れていました。

そして10年前、イタリアを旅した時、ローマのボルゲーゼ美術館で
心を揺さぶられる美しい彫刻と出会いました。
彫刻家ベルニーニの「プロセルピナの掠奪」です。

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激しく抵抗する女神を我がものにしようと、柔肌に男神プルトーの指が食い込む。群像の素材は固い大理石です。


ベルニーニがこんなにも美しく表現したかったギリシャ神話の一場面とはどんな物語なのだろう?

実は、何回も西洋絵画を観賞するうちに、『ギリシャ神話』『旧約、新約の聖書』を知っていたらもっと楽しいんじゃないかと、うすうす感じ始めてはいました。
けれども、複雑な神話や難解な聖書の扉を開けて覗く勇気がありませんでした。
一旦開けてしまったら、深みにはまってもがき苦しむにちがいありませんから。だから敢えて避けていたのですが。

だけど、やはりこの美しい彫刻をもっと深く知りたい!
こうなったら前に進むしかないかな?
帰りのフライトの間じゅう、覚悟ができずにずっと迷っていました。

そして、リサさんの、目から鱗の答えを思いだしました。
「現代の興味から入って‥‥」
とは言うものの、聖書や神話へ入っていく為の、私の現代的興味とは何なんだろう?
専門分野も得意な分野も持たない「北国のおばさん」には、そこからして既に難しい。

そんな時、県立図書館で見つけた最初の手がかりが、この本「絵画でたどる聖書の中の女性たち」でした。

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キリスト教圏の4人の女性が、聖書に登場する女性たちにスポットを当て、解説、感想、意見を書いている豪華美術本です。(表紙絵はマグダラのマリア)

乱暴な言い方が許されるなら、「聖母マリアもマグダラのマリアも同じ女性」なんですね。


単純明快「女性である」という立脚地からなら、私にも、神話や聖書を辿ることができるかもしれません。

ありがとう!リサさん!!
なんとか入口に立てました。
                        つづく
by hanatabi-haruko | 2011-05-20 17:47 |

春の恵(2011.05.17 TUE.)

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千秋公園の久保田城表門の前。楓(かえで)が花をつけました。この柔らかな萌葱(もえぎ)色の葉が、秋には鮮やかな真紅の葉っぱになるなんて‥‥神秘ですね。

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足元には、草むらの中に姫踊り子草が、まるで「緑色のチュチュ」を着けた踊り子がポーズをとっているように咲いています。
あ!茎に蟻をみつけました。


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そしてこちらは、本物の「チュチュ」を着たドガの彫刻、「踊り子」です。身長1メートルほどの少女が、踊りの足を休めて床に佇んでいたのには、ちょっと驚きました。(ドレスデンの美術館で)
どちらも愛らしい踊り子です。




友人が山菜を届けてくれました。
山菜採りの習慣のない我が家では、毎年誰かしらが持って来てくださる旬のものを、少しだけ口にできれば、充分満足です。
感謝、感謝です。

b0226219_14244378.jpg左上から時計廻りにわらび、アイコ、コゴミ、ミズ。昨夜のうちに灰汁(あく)抜きをして‥‥上手く仕上がった緑色に満足し、目で楽しみます。
わらびはお浸しで。アイコはお浸しやみそ汁に入れて。コゴミは胡麻味噌和えにして。ミズは軽く叩いてカラシ醤油漬けにしていただきましょう。


春の野山では、ドラマティックな命の再生が始まりました。
そんなエネルギーが、木の目時のもやっとした気分を引締めてくれますし、食卓をこんなにも豊かにしてくれます。
今日は、身体の中に春の香りを思いっきり取り込みましょう。
御馳走さまです!
by hanatabi-haruko | 2011-05-17 15:01 |

ウィーンの魅力、ヴィレンドルフのヴィーナス(2011.05.16 MON.)

今回の旅で、私がどうしても行って見たかったところは‥‥。

金曜日の自然史博物館は、幼稚園から高校生までと思われる少年少女で賑わっていました。
膨大なコレクションを教材に課外学習する子供達。
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ウィーンの自然史博物館、2階11号室。
「ヴィーナス」の呼び名に戸惑うように、太古の地母神は女性の身体的特徴もあらわに、ほの灯りに照らされてひとり佇んでいました。

b0226219_14131637.jpg身長僅か11センチ程ですが、体躯豊かな女性像です。

メソポタミア文明やギリシャ神話などで、豊穣の女神が物語られるよりも遥か昔、22000~2400年前に彫刻され、オーストリアのヴィレンドルフ近くの遺跡で1908年に発見されたと記されています。

使われている石はオーストリアで産出される物ではなく、出自も用途も謎のままとのことです。


正面からの姿は既に写真で見ていましたが‥‥不思議な魅力を持つこの像を「横からも後からもあらゆる角度から見てみたい」と、ずっと思っていました。

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<横から>
うなだれた頭部、目も口もないのに、何かを憂えているように見えるし、おおきなお腹(妊娠しているかも)を愛おしげに見つめているようにも見える。それに手は豊かな乳房の上に、そっと置かれている。

この初々しいさは、豊穣の儀式に用いられたというよりも、初産の若い女性の為のお守りだったのではないでしょうか。



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<後から>
厚みのある腰からは、原始信仰の女神の力強さが感じられます。

何という表情のある身体つきでしょう!
うっすらと赤色の顔料が残る丸い身体からは、温かい体温が伝わってくるような気さえします。


後世、多くの人の目に晒されることを、造った人間も(造くられた像も)想像しなかっただろうに。でも、だからこそ、こうしてお目にかかれました。
「貴女に会いに来ましたよ!」と、口に出して言ってみると‥‥念願の女性に会えた嬉しさが、静かにこみ上げてきます。
私は時を忘れて、命の無限の広がりに関わる「麗しい太地母神」に、見入りました。

像のある小部屋の前では、引率の先生と中学生たちが、私が見終わるのをじっと待っていてくれました。それに気づいたのに気分が高揚していた私は「ビューティフル!」と、言うのが精一杯。
中年の女先生は「ビューティフル」と冷静に応えてくれました。

b0226219_13314933.jpgハプスブルグ家の女帝マリーテレジア像を真ん中に、こちらが自然史博物館。向こう側が美術史美術館。

それにしても、日常的にこんなに刺激的な展示物に接するチャンスがあるなんて、羨ましいかぎりです。

そして今ほど、『太地母神』に祈らずにはいられない『時』はありません。
by hanatabi-haruko | 2011-05-16 14:20 |

ウィーンの魅力 、エゴン・シーレ(20011.05.14 SAT.)

ツアーで「音楽を楽しむ旅」をしようとすると、オーストリアの首都ウィーンがコースに入ることが多いです。

音楽の都ウィーン。『ウィーン交響楽団』の活躍の場がここにあり、本拠地『学友協会』がこの地にあるから。
そして『国立オペラ座』や『ブルク劇場』など劇場も集中していて、オペラや音楽会の公演回数が多いからだと思います。

何回かウィーンを訪ねるうちに、自由時間に見つけた、お気に入りの場所もできました。

2002年開館、ホーフブルグの近くにある『レオポルド美術館』は、画家エゴン・シーレの絵画コレクションが充実している小さな美術館です。
いつ訪ねても混んでいることが有りません。シーレの強い個性に違和感を持つ人もいるからでしょうか?
「違和感は未知の魅力だ!」と、許容できる柔軟な思考をお持ちの方には是非お勧めです。

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シーレの好んで描いたチャイナランタンがお出迎え。撮影OKは嬉しいです。

b0226219_17104140.jpg「母と子供達」シリーズは何枚かありますが、ふたりの子供を必死にかき抱くこの「ブラインドマザー」に引きつけられました。。


b0226219_1722770.jpg独特の裸婦像

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枯れかかった木とその向こうの夕焼け。シーレの心象を写しているようです。

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「接吻」(ヴェルベデーレ宮殿・上宮所蔵)で有名なあのクリムトと同時代を生きたシーレは、対象物を通して心象を力強く描く独自のスタイルで、根強いファンを持っています。ポスターは自画像。写真ではもっとハンサムです。

2部屋に20点ほどの展示品は見応えがありますし、夭逝(28歳)したシーレの絵画を一箇所でこれだけ楽しめる美術館は、他にないと思います。順次展示される所蔵品の中には私がまだ知らない作品が沢山あるようです。
また、帰りにミュージアムショップで気に入った絵はがきやグッズを選ぶのも楽しみです。

今回はコースに入っていたので、ヴェルヴェデーレ宮でもシーレの絵画を現地ガイドつきで堪能しました。

1都市に3連泊以上の余裕があれば、自由行動の出来る時間に異国をひとり旅しているような、スリリングな時間を過ごすこともできます。

ウィーンに行ったら必ず訪ねたい「エゴン・シーレ」の美術館です。
by hanatabi-haruko | 2011-05-14 17:18 |

マサイ戦士ジャクソンさん(2011.05.13 FRI.)

欅が若葉になり、花ズオーが連なって咲いています。
気づかない内に、確実に季節が進んでいます。
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日に数度パソコンを開く習慣のある人は、大抵お好みのブログをブックマークしていることと思います。

間違いなく、PCは一生初心者のままの私。夫にセッティングしてもらったブログが、幾つかあります。
そのひとつがマサイ族の第二夫人永松真紀のケニア・サバンナ日記です。

2007年1月8日のブログから
<究極の選択 >
よく人から一夫多妻についての疑問を投げかけられる。
「絶対に2人の妻を平等に扱うことは無理。2人の妻が同時に2匹のライオンに襲われていたら両方同時に助けることは出来ないんだから・・・」とある知人から言われた。
それもそうだ。試しにジャクソンに聞いてみた。
普通の答えが返ってくるとは思えない。いつも意表をついた回答が面白いので、マサイには無意味とも思えるような質問も敢えてすることにしている。
最初から第一夫人か私を選べ・・・と突きつけるのは何なのでまず最初の質問はやわらかく・・・・
私‥「私がライオンに襲われています。あなたはライオンと闘ってライオンを殺し私を救いますか?」
ジャクソン‥「ライオンは簡単には死なない。だから闘っても無理。自分は去る」
私‥「・・・・」


こんな調子で、夫のマサイ戦士ジャクソンさんを紹介する記事が楽しみで、ブログを開いています。

永松さんは現役でツアーコンダクターを続けながら、マサイ族が昔ながらの生活スタイルを維持していく為には、今、何が必要なのか。子供たちの教育のこと、安定した収入のことなど、将来を見据えた大切な役割を果たされています。(子孫を残すという役割は第1夫人に任せて)

来日されて、公演もしていますので、その時のインタビューの様子をご紹介して、素晴らしさをお伝えしたいと思います。

<決断力>
ジャクソンは決断するのが早い。
イエスでもノーでも即答出来る。
出会って2回目で私との結婚を決めたように。
いろんなことをジャクソンに提案、相談する。
「よく考えてから返事頂戴ね」と言っても
「イエスかノーかは時間は必要ない。やっていいこと、悪いこと、好きなこと、嫌いなことは考える必要はない。決まっているから・・・」と。これは何だろう??
1本筋がビシッと通っている感じでブレがない、迷いがないので、不安に感じることもないし先が見えているかのようだ。
先日の質問でも
「ジャクソンは何で迷わないんですか?もしかしたら違うかも???とか思わないんですか?私たち何でも非常に迷いますよ」に対して
「悪い結果は考えない。もし問題に直面したら、その時考えればいい。
日本人は悪い結果のことしか考えないから進めないのでは?」と
言われてしまった。
私たちにもその野生の直感、欲しいものです。

<距離感>
質問‥「マサイの人は目がいいそうですが、日本人は目が悪い人が多いです。何故だと思いますか?」
ジャクソン‥「日本に来て気付きましたが、日本は夜でも昼でも電気がどこでもついていて明るすぎると思うんです。この電気が目を悪くしているのではないでしょうか?」
う~ん、暗いと目が悪くなると思っていたが、明るすぎるのも良くないのか??
結局夜になっても明るいので目を使いすぎているってことか・・・。


草原の哲学者ジャクソンさん。
大自然の中で研ぎすまされた優れた感覚で、いつも迷いを一蹴してくれます。
by hanatabi-haruko | 2011-05-13 19:13 |

木の芽時 Ⅱ(2011.05.11 WED.)

山の木の芽時は、山菜のシーズンでもあります。
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毎年のようにササダケを届けてくれるSさん、今年もありがとうございます。
みそ汁に天婦羅に、なんでも美味しいです。

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コシアブラにタラノメ、なぜかシイタケも。
天婦羅にするならとお裾分けしてくれたT君。御馳走さまです。


「初ものを食えば七十五日生きのびる」の言い伝えがありますが
長生きなんていいですから、健やかでいたいものです。

b0226219_17192743.jpg散歩の途中で濃紫の可憐な花を見かけました。
アケビの花。秋には立派な実をつけます。



今日も晴れの予報が見事にはずれました。
もう慣れっこです。
不順な天候の中でも、植物たちは(秋の実りにつじつまが合うようにか)着実に成長を続けているようです。
by hanatabi-haruko | 2011-05-11 17:29 |