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カテゴリ:旅( 136 )

南三陸町を訪ねて(2017.03.14 TUE.)


まだ雪が残る田んぼの中、秋田高速道路を南東に向かいました。
おや、雪原に熱気球が見えます! 春間近の風物詩でしょうか?

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12.13日の連休に、東日本大震災から6年経った南三陸町を訪ねてみました。
東北地方の太平洋岸は6年前の震災の大きな爪痕を未だに残し、何処に行っても大型のクレーン車やダンプカーが動き、復旧工事の最中です。
あちらこちらが盛り土の褐色をむき出しにしています。冬場は乾燥する土地柄、土ぼこりが舞っています。

道に迷いながら町に辿り着いたのは、正午近くでした。
八幡川や折立川など幾つかの川が流れ込む志津川湾、湾沿いにある南三陸町志津川町は、最も高くは23mを越える大津波で壊滅状態になった町とのことでした。(大津波が家や車や人間を引き込み持っていってしまった光景が思いだされます)

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b0226219_17060653.jpg八幡川河川復旧工事で


b0226219_16491059.jpg狭い仮設の道路は、大渋滞です。


片側一車線の渋滞の先には、仮設から引っ越して10日目の新設「さんさん商店街」があるのです。3.11を思いだし、近隣から買い物客が押し寄せて応援をしようとい言うことなのでしょう。私たちもその中の一台です。

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途中、建物の屋上を遥か津波が越えていったという「防災対策庁舎」のすぐ側を走りました。右に見える盛り土の高さには驚きます。どんなに高く土を盛っても、津波を完全にシャットアウトする目標は、なんだか不可能に近いと感じてしまいます。

2時間の渋滞の後にようやく「さんさん商店街」に着きました。
3.11直後の日曜日とあって大混雑で、人気メニューの海鮮丼には辿り着けず、コンビニでカップ麺をすすり、飲みものやつまみを求めて近くにある展望台に登ってみました。

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褐色の土の向こう、木造の平屋の棟が「さんさん商店街」です。

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旧港付近は大改造が進行中、宿泊先のホテル・白い建物が岬の突端にみえます。
町民の居住区域はすべて高台に移ったそうです。
思いの外のロングドライブに疲れましたので‥‥

b0226219_16491971.jpg早めにチェックインして温泉に浸かって一息いれました。

海に面した窓のカーテンを開けると、到着を待っていたかのように、うみねこたちが迎えてくれました。


b0226219_16492484.jpgここは普段は波静かな志津川湾です。

日が落ちて、満月が鏡のような海面に尾を引きます。

うみねこが餌を期待してまだ待っています。
(ご免ネ! 硝子戸は開かないのヨ!)


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↑翌朝、 日の出時の湾の様子です。豊かな内海に養殖棚が点在しています。

朝食後、ホテルが企画する「語り部バス」(申込)で見学です。
小高い丘の上、海の見える戸倉小学校付近で子どもたちの避難の様子や

b0226219_16492735.jpg左端の白いコンクリートの建物・高野会館(典礼会館)の跡地では、200人ほどの高齢者の集まりの最中に地震と津波を体験し、屋上まで波が達した話。


b0226219_16493066.jpg防災対策庁舎付近を訪れ、献花台前で黙祷しました。


説明してくれた語り部さんはホテルの従業員、人生経験抱負な70歳を越えた方でした。
災害時の状況を6年間に渡って検証してきて新たに解ったこと、その後の町の復興状況と問題点などの説明を受けました。被災後6年、災害に学び町づくりに尽力している方のお話が心に滲みました。

海の側に住んでいるから危険なのではない。
海の変化を常日頃から観察している漁師さんや戸倉地区の先生生徒さんに被害が少なかった理由は、危険が迫った時には何処に逃げたら良いのか?子どもも大人もそれぞれが(てんでんこに)考えて行動することを学んでいるから。
それでこそ、風光明媚な海の側に住み、豊かな海の幸を享受する資格がある。
そんな自負を感じました。

「今は土ぼこり舞う茶色しか目に入りませんが、ここは海の幸に恵まれた観光の町です。どうか2年後、3年後に復興した南三陸町にまたいらして下さい。」
是非また訪ねてみたい地になりました。

帰路は以前宿泊したことのある気仙沼市に寄ってみました。
ここも津波の被害が甚大だった所です。
津波で破壊されたままの建造物もまだ残されています。
地形は変わっていないけれど、建物や道路はすっかり変わっています。
大量の水揚げ量がある港の側にある市場で、まぐろのお刺身やら牡蠣やら魚介類の買物をし、市場内の食堂で昼食に魚介類出汁の美味しいラーメンをいただきました。

b0226219_16493205.jpg秋田に入って車窓から春未だ遠き雪景色を見ながら、澄んだ空気を吸って、何時もと変わりない日常に身を置いてみると、ホッ。


津波被災地が6年経っても未だに日常性を取り戻していない。その傷の深さに気付きます。
(いわんや福島をや)

応援のつもりで出かけた被災地で、かえっていろいろなものを戴きました。
ありがとうございました。




by hanatabi-haruko | 2017-03-14 17:51 |

増田の梵でん祭りとまんさくの花(2017.02.20 MON.)


b0226219_14505788.jpg吹雪舞う秋田高速道路を南に走り


小正月行事の「梵でん祭り」の増田町へでかけました。
勿論、「まんさくの花」さんの酒蔵を訪ねることが用件なのですが。

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今年の横手はまだ雪下ろしは一回とのこと。
梵でん祭りの日に合わせて、早朝から雪が舞ったようです。

b0226219_14510574.jpg街中の雪の量は2、3年前にくらべて確かに半分以下ですが、雪を集めて「雪穴」が作られていました。



町の通りは通行止めになっていて、小さな梵でんが勢揃いしています。
地元増田小学校の子どもたちです。

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b0226219_14511679.jpg大人の梵でんも1,2 本あります。


b0226219_14511918.jpg今年の干支は鶏でした。


大人の梵でんが少ないなあ?と訪ねると、三所神社の宮入りを控えて、



b0226219_14512274.jpgホラ貝を鳴らしながら、家々を廻っているようです。


先回りして三所神社まで行きますと、

b0226219_14514605.jpg普段は人気の少ない場所だそうですが、この日ばかりは準備が進行中です。


b0226219_14515060.jpgやがて神主さんが到着し



b0226219_14512419.jpg地元のカメラマンが三々五々集まって参りました。
(顔見知りばかりのよう、訛りのある会話でわかります。)


新参者の私は、お宮の開け放たれた扉の陰に身を潜め、梵でんの到着を待ちます。

梵天祭りで有名なのは、秋田市太平山三吉神社、大曲市花館の川渡りですが、
地元に根ざしたお祭りとして、増田町に限らず町村で古くから続いているようです。

b0226219_14515281.jpg一番手の町役場の梵でんが境内にやってきました。


b0226219_14515672.jpg雪で重さを増した梵でんを、仲間の囃す中さし(持ち上げる)


b0226219_14515949.jpg神主さんからお祓いを受け


b0226219_14520137.jpg一気に

b0226219_14520549.jpg宮入りです。


ご想像通り、梵でん祭りは大人の男だけの「子孫繁栄」「五穀豊穣」を祈る祭りです。
祭りの様子が写真に撮れましたので、女の私は早々に神社を後にしました。

b0226219_14514174.jpg神社の外には鳳凰を掲げた梵でんが2基待機しています。





b0226219_14512888.jpg雪の中、次々と


b0226219_14514306.jpg梵でんが宮入りを目指します。


b0226219_14513325.jpgおや、鷲が寝ています。



正午過ぎに、仕込み盛んの「まんさくの花」さんにお邪魔しました。


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社長さんに、新しく設置された装置や酛蔵、仕込み蔵などを案内していただきました。


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b0226219_14521788.jpg今では珍しい「泡あり酵母」の醗酵の様子などを見せていただきました。

む〜、良い匂いがします!



秋田の酒蔵さんはどこもそうなのですが、雪が降ること冷えることは当然。
冬はそれを恵として酒造りをする。

社長さん、室長さんご夫妻のそんなご様子が、寒がり冷え性の私にはとても頼もしく思えました。ありがとうございました。

地方の過疎化はジリジリと迫っており、小学校は統合され、鉄道も廃線ないしは駅が無人化となっています。

b0226219_14522833.jpg住む人がいなくなったお宅は直ぐ分ります。
雪下ろしがされず、大雪が降れば崩壊の心配もあります。


元気のある地元の酒蔵さんが益々頼りにされ、地域の核になることが期待されているように感じました。

雪に閉ざされ、外から人が訪れることの少ない2月の中旬に増田町を訪れ、地元を元気にしようとする大人たちの熱意、子どもたちの頑張りを感じました。

余りある雪をエネルギーに変えるそんな時代が早く来ればいいですね〜。

b0226219_14522151.jpg再び、吹雪きの高速道路を帰路に着きました。
除雪車がフル稼働です。








by hanatabi-haruko | 2017-02-20 15:49 |

広島名物ならこれ(2017.01.19 THU.)

宿泊したホテルの道路を挟んだ真向かいが「ひろしま美術館」でしたので、ホテルでひと休みしてから覗いてみました。

展示室のある建物は円形で、真ん中の休憩スペースを中心に、放射線状に四つの展示室に分かれています。鑑賞し終えて、印象に残る絵画をもう一度観たいなら、どの展示室へも最短距離で行ける。む〜これはいいですね。鑑賞者にやさしい部屋割りになっていました。

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第二展示室のロートレック


↓ ゴッホ
 
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第三展示室のマティス


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第四展示室のシャガール


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同じくシャガール。

ポストカードが気に入りましたので、ミュージアムショップで購入しました。


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特別展「美花選」。彩りの少ない冬に、鮮やかな花々を覗いてホッ。


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ポストカードと言えば、美術館でこれも戴きました。

納められた千羽鶴を再生紙にしたカードだそうです。


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メッセージがありました。


そうそう! 広島名物と言えば、

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カキフライに


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カキの土手鍋。


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穴子飯に


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その茶漬け。


焼き具合が気になるので、残念ながら焼き牡蠣はあきらめましたが、宮島では牡蠣丼、カキフライカレーも食べました。
そして、帰りのリムジンバスに乗る前には忘れずに

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お好み焼きに


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マヨネーズをかけて戴きました。


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お土産は牡蠣のオイル漬けです。


広島で人気のあるお酒も、勿論購入しましたよ。

帰りは雪の心配もなく、無事帰ってこられました。
寒波襲来の中、ラッキーな旅でした。
by hanatabi-haruko | 2017-01-19 13:13 |

広島県の世界遺産・その1(2017.01.18 WED.)

せっかくの休み(遅い正月休み)は、雪から解放されて太陽の下で過ごしたい。
出来るだけ西に向かえばそれが可能であると思っておりました。

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秋田空港では、第一便の翼や機体に着いた氷を熱いシャワー(?)で落とす、出発の準備がされていました。(次の羽田行きの便は欠航になりました)

 
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心配していた羽田空港はドピーカン、順調に飛び立ちましたが‥‥


広島は雪に見舞われているとの情報。大丈夫なんでしょうか? 
私たちが搭乗したひとつ前の便は、広島空港滑走路の除雪が追いつかず、着陸できずに引き返したとのこと。こりゃ大変だ!
わずかの遅れはありましたが、無事広島に降り立てました。ホッ。

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流石に旅行を中止する人もいたのか、広島市内に向かうリムジンバスの乗客は私たちふたりだけでした。


駅で下車、向かった先は‥‥今まで行こうと思いながらずっと行けなかった場所「平和公園」です。

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 ↑ 太平洋戦争終結まであと僅かの1945年8月6日、広島市の中心地に

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アメリカによって原子爆弾が投下されました。


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放射線物質をまき散らす熱風によって、一帯(半径2km)は一瞬にして破壊しつくされたのでした。


全壊を免れた建造物はほんの僅か。永久保存される「ドーム」もそうです。
「今生えている樹で樹齢70年を越すものは無い!」と、タクシーの運転手さんが話してくれたのはショックでした。

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トタン板はひしゃがり、


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並べられていたガラス瓶は高熱で融けてくっつき、


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酒瓶はぐにゃぐゃになり


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印刷物のインクの黒いところだけが炭化し


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幼子が大事に乗っていた三輪車は‥


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置物の福助さんの顔がこんななんですから‥‥


20万人を越える人たちが、水を求め苦しみながら息を引き取ったそうです。

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後遺症に苦しまれた方達は数知れず。


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この他にも、被爆後、何もなかったように一見元気で成長していた少女が、被爆10年後に急性白血病でなくなったことも報告されていました。


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放射線は暫くは地上に留まることが、福島の原発事故でも再認識されていますが、救援、救護活動で二次被爆し、医療の補償もないまま現在に至る方達がいることも知りました。(旅に出る前に、志願して特攻に入隊し、似島や江田島から救援活動に入市した兵士たちの証言をテレビで見ました。大切な予習になりました)

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雪で交通の便の悪い中、若者たちや外国からの見学者も多く見られました。


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平和記念資料館を出て


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慰霊碑前で祈り


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原爆ドームまで行きます。


↓ 多くの遺体で流れがせき止められたと言われる元安川。「元安橋」を渡るころ、雪が激しく降ってきました。

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↓ ドームの裏側に回って見ますと、71年前の黒い焼け跡がそのままです。

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この街の歴史が1945年8月6日で突然終わり、1945年8月6日からまた人々が歩き始めたのだと思いました。そして現在も歩んでいる。

広島市内を走る路面電車にも乗ってみました。
100年の歴史ある市電。被爆三日後には市内を走らせ、人々の復興への希望となったそうです。↓

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ホテルで地元の新聞を見ましたら、


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原爆投下にかかわる記事が掲載されていました。
日常的に辛い歴史を語り続ける努力、覚悟が感じられ、心打たれました。大切なことですね。


33年ぶりの大雪の中、幸運にも辿り着いた広島。
いろいろなことを考えさせられる世界遺産見学となりました。
by hanatabi-haruko | 2017-01-18 19:34 |

広島県の世界遺産・その2(2017.01.17 TUE.)

寒波襲来で中国地方は混乱していました。
連休二日目16日の朝、ホテルの14階の部屋の窓から雪の街の様子が見えます。

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雪の北国を脱出しようと計画したつもりが、33年ぶりのまとまった降雪に混乱する広島に来てしまいました。

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通勤ラッシュと電車の遅延が重なり、ホームは電車を待つ人で詰まっています。私たちは、それを眺めながら山陽本線を西に向かいます。

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宮島口で下車、フェリーに乗り込みます。


寒気団の南下で 天候は安定しないものの、時折見える青空が内海に映えて、キラキラ。↓

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明るい太陽の光が射し込む船のガラス越しではありますが、こんなにも穏やかな冬の海に出会えるなんて‥‥。
広島まで来た目的のひとつは、島々が点在する風情ある瀬戸内海を体感してみたかったから。まさにここは瀬戸内海の入口。なんて長閑なんでしょう、ホッ。

↓ あれは広島名物「牡蠣筏」かしら?

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おお〜!厳島神社の赤い大鳥居が見えてきました!
鳥居の上も、神社の屋根も白く雪化粧です。↓

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そうなんです。平清盛が信仰し、納経もした安芸の宮島「厳島神社」に来たのです。


気温は低く、雪解けの参道は凍っていましたが、何てったって北国暮らしの私たちです。
雪国仕様はお任せです。ダウンコートに防水ブーツの完全防備が役立ちました。

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なんでも干潮はあさの6時から9時頃までで、


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陸地に近い建物周辺はまだ海水に浸かっていませんでしたが



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段々潮が満ちてきます。アオサギもおちおちしていられません。


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大鳥居は既にすっぽり海水に浸かっています。


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大鳥居まで200mの火焼前。人気の撮影ポイントです。


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ひたひたと潮が満ちて来た様子がわかります。


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能楽堂


回廊

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↑ 雪の浜辺に親子の鹿が。

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↑ 神社の背後の弥山の手付かずの大自然と、鳥居の向こう雪を冠った街とがあまりにも対照的です。
厳島神社の拝観を済ませて、標高535mの「弥山」の近く、展望台まで行ってみることにしました。

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雪に驚きながらも、ロウバイの花の香りが仄かにします。


↓ 紅葉谷駅から榧谷駅、

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榧谷駅から獅子岩駅へ、弥山の原生林を眼下に、ロープウエイを乗り継いで

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弥山山頂が近くに見えるところまで行ってみました。


↓ 天気は安定せず、雪が舞い落ちてまいりますが、

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瀬戸内海に島々が浮かぶ、雄大な景色です。
ほんの入口かもしれませんが、瀬戸内海を実感できました。↓

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榧谷の名の通り、榧の大木が多く見られます。


下りのロープウエイで厳島神社まで降りてまいりますと、神社はすっかり海の中です。引き潮と満ち潮、二つの演出による厳島神社の景色を堪能いたしました。↓

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む〜、半日がかりで広島にある世界遺産のひとつを楽しみました。
雪にもめげずに。
by hanatabi-haruko | 2017-01-17 20:56 |

山形を満喫(2016.11.17 THU.)

ところで、腰に問題を抱えている夫(過去に2回の椎間板ヘルニアの手術をした)はどうだったのかと言いますと‥‥腰が重いのは何時ものこと。二日目から「両ふくらはぎが痛い!」と。
私だけじゃないんです。同じように年齢を重ねてゆくのですからね。

晴天の二日目、いろいろあった前日に訣別し、気を取り直して出発です。
新庄を通りゆっくり帰路、秋田に向かって北上します。

最上川沿いに庄内平野を内陸方向に向かいますと、左側には「鳥海山」が。
田んぼには白鳥が落ち穂をついばんでいます。目を凝らしますと‥白鳥が2羽飛んでいます。

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春から夏そして秋、「鳥海山」に見守られて農作業がされ、晩秋から冬は雪を冠った「鳥海山」に見守られて白鳥たちが羽を休める。
人間にとっても多分鳥たちにとっても、「鳥海山」は圧倒的な存在なのではないでしょうか?

↓ 暫く車を走らせますと、車窓の右側に朝日連峰の山並みが見えます。またまた白鳥が。

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月山はどのあたりなのか?車窓から探しておりますと、思わぬ景色に出会えました。
まるでナイアガラの滝のよう! 山々の嶺から白い水蒸気(雲)が一気に下り落ちてゆきます。↓

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      雲のみね いくつ崩れて 月の山      おくの細道     松尾芭蕉
    
これまで芭蕉のこの句がどんな景色を詠んだのか?よくは分かりませんでしたが、もしかしてこれかも‥‥。

↓ 更に最上川を遡って、最上川下りの船着き場で一息いれます。

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それからやや暫くは霧の中を進み、やがて霧が晴れますと立派な家並みです。

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金山町は軒並み冬仕様の建物です。


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冬の大雪対策‥‥予め中二階までコンクリートの袴をはかせて、冬ごとに雪囲いをする必要がない。大雪の年でも2階から当たり前のように出入りができるという構造なのです。


↓ 奇岩・竜馬山に驚き

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↓ 「遊学の森」で青い空を眺め

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午後3時過ぎには帰宅いたしました。

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お土産は、道の駅で見つけた「赤かぶ」と


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「からからせんべい」です。
三角にたたまれた煎餅の中にはおもちゃが入っていて、それでカラカラ音がするので「からからせんべい」。


「からからせんべい」の中に入っているおもちゃはふた通りあります。
写真の「からからせんべい」の袋には、木や竹、紙で作られた昔からの小さなおもちゃが。もう1種類プラスチックで成形した今風のおもちゃが入ったものもあります。
私はやっぱり昔風がワクワクします。
来週末、孫娘がお泊りにきた時に一緒に開けようかと、楽しみにしています。

今まで知らなかった山形県の魅力を今回の旅で感じました。
いろいろありましたが、良い旅だったと言えましょう。
by hanatabi-haruko | 2016-11-17 20:45 |

イタリアンレストラン「アルケッチャーノ」(2016.11.16 WED.)

泊まりがけで鶴岡市に行こうと決めたのには訳があります。
ひとつは羽黒山の石段を上り下りする体力がまだあるか確かめたかった。
そして、今や超有名になったイタリアンレストラン「アルケッチャーノ」で、ワインを飲みながらコース料理を食べてみたいと思ったからでした。

二つ目の美味しい夕食には大いに期待しておりましたので、いえ、それが本命でしたので、羽黒山下山はもっと慎重にし万全を期すべきでした。

登りもそれなりにキツかったのですが、下りは予想を越えて足に負担のかかるハードなものでした。
五重塔に辿り着いたときには既に右膝の上の筋肉が疲れ切っていて、最後の急坂の登り途中で筋肉が固くなり、なんとか車に乗り込んで湿布薬を貼ったものの今度はピクピク軽い痙攣にみまわれました。初めての経験です。

こんな時に何を考えるか‥‥楽しみにしていた今夜のディナーはどうなる?
私はその前に不安から痛みが増幅する夜を乗切れるのか?心配でした。

最近は必携の保険証を持って、緊急病院で診察を受け、貼り薬をもらい、ホテルで身体を休めて‥‥幸い足の痛みも収まり、大事にならずに済みました。ホッ!
 

レストランにはタクシーで15分。
テーブルに着き6時30分にコース料理がスタートしました。
写真撮影もメモもOK、快く許可くださいましたので、アルケッチャーノ風のイタリア料理をご紹介いたします。

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乾杯は洋梨のスパークリング酒で、
「庄内浜のヒラメの冷たいカッペリーニ」
カッペリーニは<天使の髪>といわれる極細のパスタ

 
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「シマアジとセロリのレモン締め」

 
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「鯛の燻製と平目のテリーヌ」
焦げ目の着いた葡萄の皮がアクセント


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「鯛のゆずオイル煮込み」
皮をむいた暖かいゆずがそのまま食べられる、オイルまんまのスープ
ここで、ローズマリーの香りのする焼いたパンがでました。


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「ハタハタの湯上げと平田の赤ネギ」
シェリービネガーソースで鰰を食するなんて!


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ワインは13ほどある山形県のワイナリーから選んだ3種(内赤は2種)
・シャルドネ系の白ワイン
・高畠 ベーリーズブレンド
・月山ワイン(山葡萄+カベルネ)
全て山形県産です。


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「甘鯛の松笠焼きとじんごえもん芋スープ」
鯛の鱗のカリカリ感としっとした里芋が絶妙。
小松菜のグリーンスープが鮮やか。ここまでは魚料理。


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「月山の天然キノコと水だけのフェデリーニ」
6種の茸は野性的で、苔の匂いを感じる。
レストランの売りのひとつだそうです。


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「藤沢カブと庄内豚の焼き畑仕立て」
ご存じ庄内の赤かぶは山の斜面を焼き畑し植え付けている。
赤蕪の焦げ目はそんな作業をイメージさせます


この時点で食事時間は1時間半を過ぎて、お腹がキツくなっておりました。
止む終えず私は半分の量で調理してもらいました。ふ~
もう一品の「山形牛のビネテッカ赤根ほうれん草」はとても食べられそうもありません。

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「ドルチェ」
デザートは別腹と信じておりましたが、アイスクリームをひと匙舐めただけ。
持ち帰れないだけに残念です。


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「レモンバームのハーブティー」も一口しか飲めませんでした。


日常生活では、6時スタート7時にはとうに終わっている簡素な夕食です。
8時30分までの2時間、こんな長い時間を掛けた夕食は最近全くありませんでした。もうフルコースは無理かな。
「今は満腹でも明日の朝食は食べられますよ!」とウエイターさんに言われ、全くその通りだったのには驚きました。
御馳走さまでした! ちょっと残念な、でも予定を変更せずにすんで、大満足の夕べになりました。

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満腹で食べられなかった「山形牛と赤根ほうれん草」は手土産にしてくれて、帰宅した日の夕食に軽く温めとっても美味しく頂きました。
お気遣いありがとうございました。



羽黒山での激しい筋肉痛といい、レストランでの夕食といい、今までの自らの体力認識を一旦捨て去り、身体的限界値を大幅に修正しなくてはならないことを思い知らされました。ヤレヤレ
by hanatabi-haruko | 2016-11-16 16:47 |

羽黒山詣り(2016.11.15 TUE.)

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連休の13日(日)、風もなく暖か。何より雲ひとつない晴天です。

予定していた山形県鶴岡市に向けて出かけました。


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秋田と山形の県境にまたがって勇姿を見せる「鳥海山」をしばらく眺めながら車を走らせますと、高速道路は広〜い庄内平野に入ります。


時速100キロで走る車の中から、収穫が終わった田んぼで、落ち穂を啄む白鳥の群れがいくつも見えます。
あ、白いものが飛びました! 晩秋の小春日和の高速道路で、<雪迎え>の蜘蛛の糸でしょうか。
北から早々と渡って来た白鳥たち。
寒さが一層厳しくなり田んぼが一面雪で覆われるころには、数万羽もの白鳥たちが飛来してきて、庄内平野一帯が白鳥の楽園になります。

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羽黒山の大鳥居が見えてきました。


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今までも何回か、自らの体力を確かめるつもりで機会を得ては羽黒山神社詣でをしてきました。
さあ、神域へ足を踏み入れます。



↓ 滝と澤の水音が聞こえる谷底まで一旦石段を下ります。

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ここ羽黒山神社は、出羽三山(月山、湯殿山、羽黒山)をいちどにお詣りできるということで、参詣者も多く賑わっています。

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木漏れ日の中を少し歩いて向かう先は


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見えてきました。
国宝の白木の「羽黒山五重塔」です。何度訪ねても心に響く姿です。


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過去の体験で覚悟は出来ていますが、ここからはただひたすら石段を登ります。

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黄色や茶色の木の葉がはらはらと舞い落ちる<一の坂><二の坂><三の坂>を、時々立ち止まりながら、後から登る人に先を譲りながら、そして水分補給をしながらマイペースで登ってゆきますと、
ようやく羽黒山神社に辿り着きました。↓

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お詣りを済ませて茶店の方に歩いて行きますと、先日降った雪が寄せられてまだ残っていました。

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境内の茶店に入り、ひと休み。名物の力餅と筍汁で腹ごしらえです。


帰りは歩くか?バスに乗って麓まで降りるか?迷いましたが、結局歩く事に決め片道2キロ、往復4キロの石殿に足を踏み入れました。

長くて急で、下りは足にくることは覚悟でしたが‥‥。

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<三の坂><二の坂><一の坂>と下るうちに太ももの筋肉が痛くなってきました。何とか<五重塔>まで着いた時には足がガクガク、息は上がり、ヘロヘロです。

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ここで終わりではありません。
これから滝の音を聞きながら赤い橋を渡り、最後の登りの急坂を登り切って山門を出て‥‥お詣りが全て完了するのですが‥‥
by hanatabi-haruko | 2016-11-15 16:45 |

抱返り渓谷の紅葉(2016.10.24 MON.)

天気予報が外れて秋晴れになった日曜日、どこか紅葉を訪ねてみたくなりました。家から車で1時間強、「抱返り渓谷」あたりはどうでしょうか?
週末の疲れも少しありましたので、9時すぎゆっくりの出発です。

↓大型観光バスが沢山の観光客を運んで来ているようで、駐車場は既に大賑わいです。


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↓ 抱返神社の横を通り、玉川に架かる赤い吊り橋「神の岩橋」を揺られながら渡ります。

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全長80メートルの吊り橋を何人もの人数で渡り切りますと、結構揺れます。怖くはありませんが、渡り終えた頃には船酔いしたようにふらふらしていました。

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↑ 川沿いの遊歩道を、紅葉を期待しながら歩いて行きます。

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ホウの落葉を踏みながら


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切り立った狭い山道を歩きます。


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柵の杭のてっぺんに苔が乗っています。


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↑ 吊り橋から眺める景色、

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↑ 対岸の山の斜面は「紅葉」の走り、初々しくて新鮮です。

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幾つか真っ暗なトンネルを通り抜けて、下を見ますと



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↑ 鮮やかな青色の玉川の水と白っぽい岩とが、紅葉を引立てます。
砕石を敷いていたり所々雨で糠っている歩道は、思いのほか多い観光客とすれ違うので、スムーズには歩けません。その上、所々で立ち止まっては絶景を撮ったりするので、「回顧の滝」までは小一時間も掛かったでしょうか?

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↑ おお! ここで行き止まり、「回顧の滝」。絶景です。
この景色を見たくて、老若男女がひたすら歩いてきたのです。

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↑ 絶景の撮影ポイントは、カメラを構えるカメラマンたちが順番待ちです。

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振り向きますと、絶景ポイントへ近づこうと立ち止まる人で詰まっています。
その多くが外国からの観光客であることは、飛び交う言葉で分ります。

アジアからの外国人観光客が、日本に押し寄せている話は他県のことかと思っていましたが、秋田人、いえ日本人が素晴らしいと思う秋の景色が観光コースに入っているなんて!
素晴らしい手付かずの自然に魅力を感じてもらえたでしょうか?
そんな魅力でしたら秋田にはまだまだありそうですね。

手付かずの自然=厳しい自然。切り立った岩場に花は残っていませんでしたが、

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これから迎える厳しい冬を前に、僅かな彩りを見ました。
真冬は3メートルの積雪に見舞われるそうです。
時折枯葉が風に舞い落ちてきます。

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気がつくと、前を歩く夫の肩に落葉が留まっています。
短い北国の秋、紅葉も間もなく終わります。


帰り道、再び赤い橋を揺られながら渡り、

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「ささら踊り」の奉納を見物して、なめこやしめじの入った暖かい「茸汁」で一息ついて、秋の日の紅葉見物を楽しみました。↓

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by hanatabi-haruko | 2016-10-24 14:26 |

世界遺産 国宝 姫路城(2016.10.19 WED.)

連休二日目の17日には、思い切って足を延ばし新幹線<のぞみ>で約1時間、姫路城に行ってみることにしました。(京都を基点として行動すれば、更に西に行動半径が広がるんですね!ワクワク!!) 

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JR姫路駅前からお城に向かって真っすぐに大手前通りを1キロ800メートル北に歩きますと、世界遺産 国宝 姫路城です。

20分は歩いたでしょうか。
お城が大きく見えるのですが、なかなか辿り着けません。


  
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マンホールの蓋は勿論「お城」と


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群舞する「白鷺」です。


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外国語のパンフレット。何カ国語あるのだろうか?
月曜日だというのに大勢の観光客です。
恐るべし世界遺産。


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さあこれからお城探検に出発です。


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何処から見ても美しい姿です。


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↑ 塀には各所に穴「狭間(さま)」が空いていて攻め入る敵を攻撃するのだそうです。

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そそり立つ石垣は、間違いなく戦意を喪失させます。

と言いましても、巨大なお城にはずっと手前に巨大な堀が幾重にもあり、此処まで敵が攻め入ることはありえないそうですが。


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天守閣は地下一階、地上六階建て。


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大柱は東と西と2本。


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急な階段をひたすら登ってゆきますと


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最上階に辿り着きました。


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↑ 地上の眺めも絶景ですが、

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「瓦」の並びが美しいです。


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修復の済んだ白壁はあくまでも白く、瓦も漆喰も白色に近いため天守閣全体が白鷺に例えられるのですね。


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鯱(しゃちほこ))


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以前の修復の際に、鯱(しゃちほこ))のデザインが替わったんですね。


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三の丸広場のベンチから


姫路城・別名白鷺城を見上げますと‥‥

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↑白鷺が飛び立つ姿に似ているって、この巨大な建造物を一体どんな遠くから見たのだろうか?
大迫力の「白亜の要塞」に圧倒されるばかりです。
ところで、黒っぽい服装の蟻んこのような私が、何処にいるかわかりますか?

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姫路城のある姫路市のイメージキャラクターは、ゆるキャラの「しろまるひめ」です。


新幹線で移動して、歩いて、登って‥‥一日がかりのハードな観光でした。
いや〜、期待以上の 凄さでした !!
by hanatabi-haruko | 2016-10-19 20:07 |