確か昨年の今頃には、雪解けが進んで春告げ花の走りを確認していたはず。
そんなはやる気持ちで、晴天の日曜日出かけました。
秋田市を出発して、内陸に向かうにつれて道きわの積雪量がだんだん増えていくのが気になります。年が明けてから何度か寒気団の到来があったのを思い出しました。案の定、目的地の刺巻の水芭蕉の群生地はまだ開園準備も始まっていません。
それでも気温は6℃前後、どこかに白い蕾がほんのちょっぴりでもないか? 諦めずに舐めるように雪解け水の流れに目をこらしますと
雪の重みに傷つけられた水芭蕉の蕾を発見!
落ち着いて見回しますと‥‥
開きかけた水芭蕉、それに紫色の座禅草もみつけられました。
これから雪解けの遅れを取り戻すべく、開花が促されてゆくことでしょう。
せっかくここまで来たのですから、一週間の疲れを癒すためにも田沢湖高原の「アルパ駒草」の温泉に浸かりましょう。
お~! 秋田駒が3月下旬とは思えぬ厚めの雪化粧です。
田沢湖高原辺りの1m以上ある雪の壁を抜けて登って行きますと、
「アルパ駒草」は雪に埋もれていました。
残念ながらまだ使用できませんでしたが、この温泉の露天風呂からは、こんな景色が楽しめるんですよ。↓
今日は、山肌が雪の白色と針葉樹の暗紺色でくっきりして空気が澄んでいるのを実感いたします。帰路は田沢湖を半周してゆきましょう。
山の雪解けが遅れているからか、湖の水位は低く砂州が見えています。
ほぼ無風の御座の石では、湖面に映るこんな素敵な景色を堪能いたしました。
そして‥‥期待をせずに尋ねた西木村では、わずかに福寿草が数輪花を開き始めておりました。
街中ではさほど積雪がなかった秋田ですが、山の春の訪れは遅れているようです。
この分では、角館の桜が咲き始める4月中旬頃に、刺巻の水芭蕉と西木村のカタクリも同時に楽しめる、『秋田の春の花ツアー』が実現するのではないでしょうか?
ふ~ 、忙しいことです。でも楽しみです。