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「じもトラ」(2016.07.19 TUE.)

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秋田県が発行している地域別の「じもトラ」(地元トラベラーの略)を店先に置いています。(娘の発案で、県庁の観光振興課から貰ってきました)

聞かれても、県内の見どころ食べどころを、私たち秋田県人は案外知らないものです。

他県から観光に来た方に限らず、秋田県人や客商売の方達も手にされ持ち帰られます。


小連休の最終日、「じもトラ」片手に湯沢、横手方面を訪ねてみました。

11時半ころ、羽後町のお目当ての蕎麦屋さんに行ってみましたが、既に駐車場は満車です。残念!
目標変更。小高い丘にある「五輪坂温泉としとらんど」に行くことにしました。

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私たちの経験則から、公共温泉に多くを期待していませんでした。が、ここが大当たり!でした。
温泉施設もゆったりしていますし、何より見晴らしの良い2階レストランがキメ細やかで良心的で気に入りました。

夫は「羽後牛の定食」私は「冷やし中華」を注文。
定食は羽後牛のステーキにごはん、みそ汁、煮もの碗と簡単な浅漬け、缶詰のみかんがのった小さなヨーグルト付きです。上等な和牛ステーキの定食が2000円はお得ですね。
「冷やし中華」は単品注文でしたが、浅漬けとヨーグルトが付いていました。

「冷やし中華」には‥‥味つけゆで卵½個、焼豚、エビ、若布、コーン、支那チク、トマト、胡瓜、海苔、生姜の甘漬けと、10種類のトッピングがされていて豪華です。食べていくうちに麺だけが残って寂しいなんてことがありません。カンゲキです!
840円はリーズナブルですし、料理人さんの心意気を感じました。

最近は何処で外食してもメニューには品数が少なく、料理(方法)が単純で工夫がない。それなのに値段だけはそれなりに高いところ(公共施設)が多く‥‥「外では何を食べても期待はしない」というのが、私たちの心構えになっていましたので、こういう当たり前と思われる事が、やけにうれしいのです!

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横手市の県立近代美術館にも行ってみました。


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超写実主義の作品です。

6階の常設展がよかったかな?


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中庭では、アート作品を楽しむ家族ずれがいました。


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若者が少しだけ浮いたマンモスの足の下に入ろうとしています。


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こんな演出をしてみたかったんですね。


小さな女の子が心配そうに駈けてきて、どうなることか見守っています。
そんなイタズラを見つめるマンモスの目の、なんと優しいことでしょう。

季節は初夏から梅雨後半に移り変わり、山や林は濃い緑色になっております。
同じような緑色ですが、植生によって形が違う葉は僅かな色艶、濃淡で個性を主張しているように見えます。
所々に孤高の松の木、花が終わったばかりの苞の木、整列した杉の木は軍隊の行進のよう。蔦は樹のてっぺんまで勢い良く這い上がって、更に天を目指そうとしているようです。
成長した稲の苗は、隙間のない緑の絨毯になっていましたし、休耕地が白い花を咲かせた蕎麦畑に変身しているのも何故かほっとします。


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やまゆり


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セイタカアワダチソウ


↓ そして、合歓の花が今盛りです。

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本格的な『夏』間近です。
草木はためらう事なく勢いを増して、季節を突き進んでいるように感じました。
by hanatabi-haruko | 2016-07-19 15:43 |