18、19日は連休でした。
この時期の京都は紅葉にはまだ早く、それほど混んではいないだろうと高をくくっておりました。ところが予想は外れ、市の中心地四条通五条通は思うように歩けないほどの人の波でした。修学旅行生もいましたが、アジア圏からの観光客が随分増えました。
四条大橋のそばの南座を右手に見てしばらく歩きますと
知恩院。、浄土宗の総本山です。
「法然さん」が開かれた浄土宗知恩院には、義祖父が永代供養されているそうで、念入りにお参りをいたしました。
まだ青々としている東山を背にして円山公園を抜けて
次は夫の希望する京都最古の禅寺「建仁寺」を訪ねました。
高精密なデジタル復製図ながら、俵屋宗達の「風神雷神図屏風」や
同じく復製図の海北友松の「竹林七賢図」の襖絵を、
畳に座ってじっくり観賞いたしました。
最大の見どころは、小泉淳作の法堂天井絵「双龍図」でしょうか。↓
この日の気温は25℃を越えた上に大勢の人でしたが、境内が広く建物の戸障子が開け放たれていましたので、縁側に腰を掛けて禅寺らしい庭をゆっくり観賞できました。(何処も撮影OKでした)
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<京都お酒の会>(第11回)
何と言っても18日のメインイベントは夕方6時半からの「お酒の会」でした。
場所は「南禅寺」の門前にあるお店をお借りして。
毎年、秋田のお酒を京都で楽しむ会を京都のFさんと計画してきましたが、11回目の今年は、酒蔵さんのご足労なしで小じんまりとした集まりになりました。
主催者が年齢を重ねましたので、そろそろ若い世代にバトンタッチすることを考え一旦シンプルにしておこうとの配慮からでした。
当方が勝手に選んだ秋田酒6種類の出品酒は
この会発足当初からのご常連「天の戸」さん、「まんさくの花」さん、
それに2回目になる「新政」さん、「雪の茅舍」さん「秋田清酒」さん。そして初の「春霞」さんです。
Fさんのご挨拶
↓ カンパ~イ! 楽しい宴の始まりです。
参加メンバーのほとんどが秋田の酒蔵巡り、花見、花火になんどもいらした方達。
<秋田贔屓>の京都人です。
みなさん、最近の秋田酒の人気にも興味があるご様子。
オーストラリアの女性とスタッフの女性たち若い彼女たちだけではなく、普段は濃くて重い生酒ファンの方(70歳代男性)までもが、新時代の酒に興味を示され酔い心地を楽しまれていたのには驚きました。
新しい秋田酒ファンが増えたようで嬉しいですね。
三友居さんの竹籠弁当に舌鼓を打ちながら
京の漬物にはこれ、チーズの味噌漬けには断然これ。
食べること飲むことの話題は尽きません。
午後9時半を過ぎそろそろお開きです。
「酒グラス、来年の為に預かっておきますか?」と、チーフスタッフのKちゃん。
「忙しい時季なのに‥‥、来年も期待していいのね!」
若い人たちが先導して、今後も交流が続いてゆきそうな確かな感触を得て、元気をもらいました。ありがとうございました。
10月中旬を過ぎたとは思えぬ昼間の暑さは何処へやら、中天に三日月を仰ぎ南禅寺門前を後にしました。
ふ~、今夜は素敵な酔い心地です。