そう言えばこの2週間ほど、忙しくて街中から出ていませんでした。
慌ただしく過ぎた日々に疲れて迎えた日曜日、ベランダから見える空は‥カラッと晴れ渡り
「こんな日こそ、こぞって海に行くんだろうなあ~」と思わせる天気です。
「出来るだけ近い海を見に行こう!」気持ちは決まりました。
どちらかといえば『山派』の私たちですが、夏はやはり「海」でしょう。
直接海に入って紫外線を浴びるのはしんどいけれど、せめて海で遊ぶ子どもたちを眺めて涼しくなりたい。
まずは男鹿半島の寒風山に直行です。
展望台の建つ小高い丘に登りますと、遮るものがなく視界が開けます。
寒風山は文字とおり冬は寒風が吹きすさび、樹木の育たない山です。
埋め立てられ農地になった八郎潟の残存湖の右には秋田湾が。ここは秋田県の最西突端。眼下に夏の海が広がっています。
下界よりは2、3℃は気温が低いであろう斜面にはもう、
女郎花
河原撫子
浜昼顔
山萩
釣り鐘人参など
初秋の花たちが、比較的背丈の高い下草に身を隠すように咲いています。
樹木のない丘からは、
滑空の準備をして風を待つパラグライダーが
風を選んで飛び立ちます。
入道崎海岸に行きますと
突端の崖下の岩場には、海を楽しむ家族が遠くに見えます。
その様子を海風に吹かれながら眺める私たちも、すっかり海水浴気分です。
広い草原には、寒風山より更に背丈の低い釣り鐘人参の花や
ウツボ草が身を低くして咲いています。
夏の一日、広~い空と海を体感したことで気分が解放され‥‥すっかり疲れがなくなっていました。