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レース風の『曼荼羅』絵(2015.06.27 SAT.)

私、近眼から老眼に移行してやや時間が経ちます。
が、邪魔になることが多いので、眼鏡をかけるのは運転する時、本を読んだり書き物をする時だけ。普段は無理して裸眼で通しています。痩せ我慢です。
視力に自信がなくなり、細かい縫い物、編み物をしなくなってもう何年でしょうか?

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若い頃は夢中でレース編みをしたものです。テーブルカバーに


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テーブルセンター。めったに使うこともないのに未だに捨てられずにいます。


最近では眼鏡をかけて読書していても、文庫本の小さな文字や細かい説明のあるカタログを読むのが苦痛に感じて、困っています。

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ハンガリー土産のお人形のエプロンに施されたレース刺繍


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何年か前の丑年に友人から戴いた干支のレース刺繍


それらに促されてまたレース編みをやってみようと思ったものの、根気も続かず途中で挫折し、

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放りっぱなしになっています。



そんな時、見事な刺繍風デザインに出会いました。(ある酒蔵さんのノベルティグッズのシールです)↓

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細密なデザインを、天眼鏡片手に目を凝らして見ますと‥

 屋号の掲げられた蔵の入口には東の青龍ならぬ蛙、西には白虎ならぬ猫、南は朱雀ではなくフェニックス、そして北は玄武を思わせる亀がそれぞれ四方を守っています。

御神木の杉の木にはしめ縄がかかり、蓮の葉や水をイメージする波など縁りの装飾が施されています。
中央の四角の中には様々な麹菌や酵母が真ん中の円を囲み、酒が醸されてゆく。
酒蔵にまつわる様々なものが集合して酒が造りだされてゆく様子を表現したのでしょうか?
 

面白〜い!!まるでレース編みの『酒蔵の曼荼羅』絵のようです。(酒蔵の良酒にかける想い、祈りなのでしょうか?)
む〜、こんな素晴らしいレース作品を見てしまうと‥‥

最近アルバムや古くからある着物など整理して<断捨離>したばかり。
まだまだ整理して捨てなければならないものが残っています。使うこともない私のレース編みもそろそろ捨て時かもしれません。
by hanatabi-haruko | 2015-06-27 20:49 | 雑事