酒蔵では今、造りの真っ最中です。
日曜日、北に車を走らせ ↓
八森の「山本合名」さんに伺いました。
山本社長さんの名字を冠した「山本」が人気です。
今年はスタンダード酒には「ピュアーブラックヤマモト」の新ラベルを、
その他にも「ミッドナイトブルー」と「レッドストロベリー」のふた色が発売されるそうで、今から楽しみです。
暖かい事務所で酒談議のあと、お蔵を案内していただきました。
新しくコンクリートを塗り直した水場では、吸水状態をできるだけ一定にするために、蔵人が労を厭わず洗米しています。
仕込み蔵の入口には「松尾様」が。
一番雑菌が多いのは<手>だそうで、オゾンで殺菌、そして感知器が。
気になる場所の殺菌は、オゾンの噴霧器で。
仕込み蔵の様子。
山本さんのデスク周り。
麹室に登る階段付近はこんなお洒落な空間になっていました。↓
見学する人は、麹室を覗いてみたい衝動にかられます。
中に入らずにその欲求に応えるために、室には二つのガラス窓がありました。
室内で作業する蔵人。
オゾン殺菌装置が設置されている
冷蔵室は‥‥
清潔なヤブタしぼりの槽場(?)でした。
前回伺った時にはだだっ広い体育館のようだった場所が、今は搾りを待つ醪が待機する場所、搾る場所、搾った酒をビン詰めし保管する場所に変身しておりました。
衛生管理と温度管理に設備投資され、安定した酒質を実現する蔵元さんの奮闘が目に見えてわかりました。
入口には「しらかみの おいしい水で 酒づくり」のポスターが掲げられていました。数年前に酒蔵見学した小学生が描いたものだそうです。
絵の背景には白神山地が、黄金色に色づいた田んぼには蔵まで引かれた水路が。
いいポスターですね。
そして奥から山本さんが持って来て見せてくれたのは
「酒つくる 父さんの顔 もえている」
息子さんが描いたポスターだそうです。
イケメンのお父さんの顔からは汗が噴き出し、眉をひそめて口はへの字です。
下には櫂棒、酒ビンには「ど」の字が。観察力抜群です。
「ど」を仕込むころは、時間に追われ緊張をしいられるころ。お父さんの仕事ぶりが伝わります。
お父さんの働く姿を間近に見られる子どもさんは、幸せかもしれませんね。
精米所の向こうに見えるのがお蔵の水源「白神山地 薬師岳」
冬の日本海は‥‥これでも穏やかなほうでしょうか。
その後温泉に浸かり、昼食に「白神あわびのバター焼き」を食し、
北の日本海寄りの酒蔵見学を満喫いたしました。
お忙しい時間にお邪魔いたしました。ありがとうございました。
今年もおいしいお酒を期待していま〜す。