4個ある月下美人の蕾のうち、一つが今夜咲きました。目で確認しなくても馴染みのない強烈な香りでわかりました。↓
お盆も過ぎ、静かな夜です。
忙しいひと月でした。
この前の休日は八月十日(日)だったけれど、川反通りの賑わいを装う為(NHKのドラマ撮影がありましたので)夕方から店のシャッターを開けるることになりました。
竿燈祭りで休まなかった八月三日の前後を含めてもう三週間ほど、働きずくめの気分です。
我家業、九坪ばかりの狭~い店舗に、多い時には三組10人以上のお客様が一度に来店され、今人気の秋田のお酒を求め説明を求められました。
私も及ばずながら拙い知識と情報をフル稼働させて、お酒選びのお手伝いです。
例えば「辛口を」と決めておられる方には、用意してあるお酒を実際に試飲してもらい、お客様の反応を確かめ「甘辛」だけで選ぶことを諦めてもらってから話を進めてゆくこともあります。
何と言ってもお客様が「なんだか得をした気分!」と喜ばれるのは、恥ずかしながら私たちが語る「酒蔵の物語」です。
絶対的美味しさが数字だけでは解らないだけに、酒蔵さんとのこれまでの長いお付合いで見聞きしてきたことをお客様に伝えることが、酒選びの決め手になることも少なくありません。(お酒を<口八丁手八丁>で勧めるのですから大変です。失礼!)
「酒蔵の半径5キロの酒米栽培(最強の酒米山田錦は使用しない)」
「マンション一階の酒造り」
「白神山地の水を味わうことのできる酒」
「縛りの多い条件での酒造り(単一酵母、秋田県産酒米、身体にダメージが少ないようなアルコール度数)」
「社長さんの手書きの可愛い亀さんのラベル」
「直詰め、瓶貯蔵、瓶燗火入れがお酒を美味しくする理由」などなど。
私たちが勝手に語る酒蔵のキャッチフレーズもあります。済みません!
今、日本酒が静かなブームかもしれません。ブームの波は交互にやってくることは充分承知ですが、酒蔵さんの努力で、秋田のお酒がおいしいと、私たちの周囲では評判なのです。嬉しい事です。
お陰様で、小さな我家業はこの夏少し潤いました。ありがとうございました。
お客様との会話が楽しくて、気をつけないと知らず知らず仕事人間になっております。
そんな訳で、観光客や帰省客の多かったこの一ヶ月は、老体に鞭打って働き続けることになったと言う訳です。
そして今日も色々な方が店を訪ねてくださいました。
今、福島のFさんが(一年ぶりかな?)お寄りくださいました。
福島市のその後の生活を聞きながら、また一年が経ったことを改めて知るのです(時の経つのが早く感じられます)。
明日は久しぶりに一切の制約のない休日です。
さあ、思いっきりだら〜んとのんびりするぞ〜!