秋田市の桜が今、満開です。
町のあちらこちらから、香しい甘い匂いが漂ってきて、香りの主を想像しながら歩く散歩が、一層楽しくなりました。
↓ 太平川沿いの桜並木も満開で、散歩をする人が随分増えました。
まだ風はひんやりとして、手袋をしてこなかったことを悔やんだりしながらも、幾つものシャッターチャンスに出会って、心が弾みます。
枝垂れ桜も
レンギョウも、探しながら歩けば、街中には見ごろの花が沢山あります。
寒さに躊躇しているのか、小さなあけびの花も控えめに咲いています。
花見といったら、やはり外せないのが<千秋公園>ですが‥‥
4月30日までは<観桜会>。出店と人混みでなんだか桜色も薄れているようで、お花見広場の<二の丸>には、長居は無用。
久保田城跡<本丸表門>を通り抜けて、
本丸まで行ってみます。
石段を何十段か上ってきただけですが、ひんやり。
残雪の太平山から寒風が運ばれてくるからか、本丸の桜は満開まであと数日はかかりそうです。
開花が遅れている本丸の桜
公園の裏道を鐘突き堂まで下り
<モネの池>まで降りて来ると、
(初夏には池がスイレンで彩られて、まるでモネの絵のよう。夫が勝手に<モネの池>と名付けた、お気に入りの場所です) 坂の上<二の丸>広場の喧噪は何処へやら。
ここは別世界です。
長い冬から解放されて、気持ちを切り替えたい。
北国に住む人にとっては、必要不可欠のこの時季の<お花見>です。
楽しみ方は人それぞれ。
仲間とわいわいがやがや、酒を酌み交わすも良し。
刻一刻、花が移ろいでゆくのを感じながら、私も今年の冬から、ようやく卒業することができました。