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日曜散歩(2012.10.01 MON. )

日本列島を縦断北上している大型台風の到来を前に、時々晴れ間の見える街中を散歩してみました。

地下道入口の蔓草 。長~く伸びた縄のれんみたいです。↓

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ピンク色の縁取りがある白いコスモスが可憐です。
赤い小さな朝顔に似た花は「丸葉ルコウ草」

 
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「コルチカム」
こんな花が地面からにょっきり咲いていたら、春と季節を間違えたクロッカスかと思いますよね。サフランの花に似て非なるもの。
「犬サフラン」とも呼ぶそうです。


展示物の運び込みは一年後。乾燥を待つ建物の内部を公開している「県立美術館」も覗いてみました。

建築家<安藤忠雄>氏の「水」の演出がどんなものなのか興味津々です。
2階まで階段を上ると、千秋公園に向かって窓がひらけています。

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↑ ガラス窓から少し離れて配置された椅子に腰掛けて眺めると、窓の外1階の屋上に張られた水と景色が一体になる、ベストポジションのようです。

ゆるいテーパーのある大きな水盤に水がなみなみと張られているよう。
水深は思ったよりも浅いです。
む? 縁取りのない溢れる水を演出する工夫は‥常に水を流し入れているということ?

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水盤の端を覗いてみると‥溢れ落ちた水が、軽く渦巻いて


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溝を流れてゆきます。
そうゆうことなんですね。
見事なものです。
大雪の真冬にもう一度訪れて、この眺めの変化を確かめてみたいです。


館内では
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実物の「鷺舞」の展示や


郷土力士「豪風関」の写生会なども催されていました。

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お相撲さんの入場です。


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想像していたよりも、小さいかな?
でも、さすが筋肉のかたまりです。



県立美術館の建物を出て、新しい街造りが進み賑わう中小路を駅に向かって数分歩くと、秋田市立千秋美術館があります。

開催中の「日本近代絵画の巨匠たち」も覗いて見ました。

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パンフレットは
上村松園の
「舞仕度」


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チケットは黒田清輝の「木かげ」です。



横山大観、鏑木清方、小倉遊亀、梅原龍三郎、安井曾太郎、岸田劉生、佐伯祐三、荻須高徳、藤田嗣治、片岡球子、平山郁夫‥‥
錚々たる画家たちが、魅力溢れる日本画の世界に誘ってくれました。

好き勝手を言わせてもらえば、私は女流作家の上村松園と小倉遊亀の「女性像」を描いたものに魅力を感じました。
何故かと考えますと、
男性作家は「女性像」を描く時、男好みの美しい女を描こうとするけれど、女流作家は、ここを描きたいと思う内面(心の内)を、含みをもって描いて絶妙だから‥‥でしょうか。そんな気がします。

 小説でもそうですが、女流作家の書く歴史小説で、それまでの歴史観が変わった?「目から鱗」‥‥そんなことがありました。
(永井路子氏の歴史小説「流星」は、織田信長の妹お市の方を政略結婚の犠牲者ではなく、小田家の命運を進んで担った自立した女性と捉えて新鮮でした。) 
最近は、「女性が女性を本音で語る」チャンスが多くなり、女の底力が再評価される面白い時代と感じています。


台風一過。青空が見え始めました。
未明に東北を通過した台風が、今度は勢いを増して北海道をさらに北上しているそうです。
北海道沖の海水温が例年より高いので、エネルギーを補給して勢いが衰えないんだそうです。
被害を受けられた各地の方々に、お見舞いもうしあげます。
by hanatabi-haruko | 2012-10-01 10:38 | 雑事